預かり包丁を研ぐ(久々のブログ更新の巻) | ogricat-creationのブログ

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趣味の写真と、包丁を研ぐことなどを書いていこうと思います。
カメラはソニーのα7Ⅲを使用しています。

明けましておめでとうございます。とは随分とご無沙汰しておりました。ブログも趣味ですので、書くもかかないも気分次第です。昨年後半から、趣味が少し変わってきました。仕事も忙しくなったことも理由の一つです。新しい趣味はさておき今回の話題は知人からの連絡でした。

知人「あなたの事を話していたら、先生が頼みたいって言うのよ。お願い出来ないかしら」

私より年上の女性です。とある弁護士さんに私のことを自慢したようです。自慢のタネはポン酢醤油です。以前も書いたことがありますが、ポン酢醤油を作ります。二人熱烈なファンがいるのですが、その一人がこの女性です。ワインのソムリエの資格が有り味が分かる方と見込んで毎年味見をお願いしていました。現在では毎年楽しみにしている人になります。

 ポン酢醤油の話題をした際に、包丁を研ぐこともプロ級なのよと話したようです。

弁護士先生が、お願いしたいと包丁を持参したとのこと。恐らく断りきれなかったのだと思います。

知人「ダメよね、、、、」

私「現在本当に研ぎをしていないんですよ、、、、、今回はお引き受けしましょう」

 

さて、預かった包丁ですがペティナイフと牛刀です。

弟子「お久しぶりです。師匠、どんな感じですか」

私「そんなに酷くはないと思います。ご自身で研いでいるのかも、、、しかし形は少し崩れています」

 

刃こぼれはしていますが、そんなに酷くは有りません。恐らく研いではいるはずです。

 

 

 

個人的な感想ですが、余り良い研ぎ方とは思えません。形が崩れかかっているように感じます。

牛刀は表は研いでいるのですが、裏は、、恐らく殆ど研いでいません。もしかしたら、この様な研ぎ方なのかもしれません。今回は私への依頼ですので好きに研ぎたいと思います。

 

 

最終の石だけ紹介したいと思います。以前も登場していますが、左から、硬めの青砥、八の尾、硬い石(大平だと思う)です。

 

研ぎ上がりです。形を整えました。キンキンに研いではいません。普通の仕上げです。

 

ノコギリ刃の方がキレるを感じるため好む方もいらっしゃいます。今回は天然砥石での仕上げですので如何なものでしょうか。

 

切先は入念に研ぎました。

 

 

 

牛刀は女性が使うにしてはとても大きなサイズです。恐らく相当料理をする方とお見受けします。新しいものではなさそうです。長年愛用をしてきた包丁なのだと思います。

 

この様な包丁の場合、刃元部分でみじん切りをするなど使用頻度が多いと思います。研ぎづらい部分ですが、丁寧な仕上げが大切だと思います。

 

同じように、刃先も切り抜きなどの良さを考えると大切な部位だと言えます。

 

1時間程度の工程だったでしょうか。それなりに仕上がっているとは思います。

本日のまとめ

 預かり包丁なので研ぎましたが、2023年も3ヶ月目で包丁を研いだのはまだ2回程度です。鉋はまだ研いでいません。今回指を切りました。

弟子「包丁で切ったのですか」

私「否、砥石の角で切りました」

天然砥石の角で切ったのですが、研ぎから離れている為だと思います。実際に研いでいるときは、砥石の角で指を切ることは有りません。さて、また気が向いたらブログも更新するかもしれません。また、研ぐことを始めるかも知れません。その際はどうぞ宜しくお願い致します。