ogricat-creationのブログ

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趣味の写真と、包丁を研ぐことなどを書いていこうと思います。
カメラはソニーのα7Ⅲを使用しています。

犬カフェをご存知でしょうか。

弟子「ワンちゃんと一緒にご飯を食べられる所ですよね。」

私「その通りです。」

 

10年前に比べると、ペットと一緒に食事ができるお店が増えたように感じます。

10年ほど前のイメージですが、「お客さんが来ないので、犬同伴OKにしてみようかなぁ」というようなお店も結構ありました。

このタイプのお店では、正直なところ食事にはあまり期待できません。また、綺麗でお洒落というイメージもありませんでした。

 

しかし、店主さん自身が動物好きで、

「ペットと一緒に食事ができる店を作りたい。」

そんなコンセプトから作られたカフェは一味違います。

 

日曜日にお邪魔した、茨城県つくば市にある「inu to cafe konaran」さんです。昨年10月にオープンしたそうです。

営業カレンダーを見ると、基本的には土日のみの営業のようです。

綺麗な店内に加えて、天然芝のドッグランも利用できます。

 

私はキーマカレーをいただいたのですが、とても美味しいですね。

知人はホットドッグを食べていましたが、こちらも美味しいとのことです。

「知られたくないお店」があるとすれば、このようなお店だと思います。

弟子「紹介しなければ良いのでは?」

私「そうですね。でも私も紹介していただいたから行けたわけです。これも一期一会。このブログを見た人が行ってくれるのも良いのではないでしょうか。」

 

 

集合写真です。

ドッグランの一角にはステージも設けられています。

 

さて、ここからラーメンです。

つけ麺を作りました。

写真では分かりにくいと思いますが、麺は昆布水に浸かっています。

私「昆布水、分かる?」

家族「分からない。」

意外でした。

昆布の味や旨味を期待していたのですが、気づかない程度です。

 

つけだれは塩味です。

基本のスープに塩で味をつけました。つけ麺の場合は、多少塩気を効かせた方が美味しいと思います。

そこにネギ油を加えました。

お味ですが、

「美味しい」です。

 

翌朝、気になっていた昆布出汁をもう一度味見しました。

昆布は利尻昆布です。

弟子「お味はどうでしたか?」

私「昆布の風味を感じます。旨味もありますが、昆布らしい上品な味です。」

 

前日は昆布出汁に麺を入れました。

おそらく麺の香りによって、昆布の繊細な風味が隠れてしまったのだと思います。

それくらい昆布の風味は弱いのです。

「ワイングラスに入れて、じっくり飲んで初めて分かる風味と旨味」

と言えば伝わるでしょうか。

 

ここで閃きました。

作ったのが、下のラーメンです。

スープは、基本の出汁1に対して昆布出汁1。

カエシには塩を足して、醤油感を少し弱くしました。

 

弟子「味を教えてください!」

私「軸が消えました!」

以前、ラーメンは「軸」が大事だと書きました。

醤油なのか、鶏なのか、煮干しなのか。軸が入り乱れるラーメンは、個人的には少し違うと考えていたからです。

 

しかし今回、私が出した答えは、

「弱い出汁こそ、本質ではないか。」ということです。

 

弟子「どういうことですか?」

鶏ガラでとった基本のスープ自体が、とても上品です。

当然ですが、まだ味をつける前のスープですから、塩味も醤油味もありません。

あるのは、口の中に広がる鶏の旨味と風味です。

新鮮な素材を使っているため、とても上品です。言い換えれば、「薄い」とも感じます。

以前、お湯にうま味調味料を入れたものを飲んだことを書きました。

その時は、口の中いっぱいに「旨味」が広がりました。

それと比べると、天然素材からとったスープは、鶏ガラを2キロ使ってもこの程度なのだと分かりました。

そこで、この基本のスープに、先ほどの繊細な昆布出汁を半々で合わせてみました。

旨味を足して強くするのではありません。

むしろ、それぞれの風味をさらに薄くするイメージです。

1+1=2ではなく、1+1=0.5。

 

そして、このスープにカエシを加え、鶏油を少量入れました。

すると、

鶏、昆布、塩、醤油。

誰も前に出ない味になりました。

1+1+1+1=1。

そんなイメージです。

うま味調味料を入れれば、旨味が前面に出ます。

醤油を強くすれば、醤油が前に出ます。

鶏油を増やせば、鶏の香りが前に出ます。

今回は、鶏ガラと昆布の旨味を活かすために、全員を少しずつ控えさせました。

その結果、

「誰も主役ではないのに、全員が主役になりました。」

 

弟子「味を一言で教えてください。」

私「子どもの頃に食べたラーメンの完成です。」

実際には、50年ほど前に父親が作ってくれたラーメンです。

レシピが残っているわけでもありませんから、本当に同じ味なのか比べようがありません。

しかし、一口食べた瞬間、

「この味だ!」

と思いました。

醤油の香りと塩味を、後ろから支えるスープ。

旨味が強すぎないから、醤油の風味を味わえます。

醤油が強すぎないから、鶏や昆布の旨味を感じられます。

どれか一つを強くするのではなく、それぞれを少しずつ弱くする。

そのバランスこそ、私が求めていたラーメンだったのだと思います。

 

クレア「お父さん、よかったですね。」

私「ありがとう。」

ただし問題があります。

一度スープを取ると、毎日ラーメン生活になります。

日持ちがしないと思うからです。

さすがに、ほどほどにしないとダメですね。

クレア「月に一度程度にしたらどうですか?」

私「そうですね。」

さて、どうしましょう。