オリンパス 超広角ズーム「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」 | □■□■ おぎさく スタッフブログ ■□■□

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6月25日(金)、オリンパス新広角ズームレンズ「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」が発売となります。
これまでPROレンズシリーズの広角ズームでは既に「M.ZUIKO DIGITAL ED 7-14mm F2.8 PRO」がラインナップされていますが、新製品「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」は小型軽量、防塵防滴、かつ広角だけでなく標準画角までカバーしており、常用レンズとしても使える仕様となっています。
今回、発売を前に撮影の機会をいただきましたので、早速使ってみました。

 

* * * * * * *

まずはサイズ感。直径77×長さ88.5mm、重さは411g。カメラに装着したところボディとのバランスが良く、手に馴染みます。
ズーム域は35mm判換算で超広角16mm相当から標準50mm相当までカバー。そして開放F値はズーム全域で F4 です。

そして特に気になるのが、その近接撮影性能。最短撮影距離はズーム全域で23cmまで近づく事が可能で、最大撮影倍率は0.42倍となっています。

…ということで、早速さくらやの地元荻窪界隈でスナップ撮影に出掛けました。ボディは「OM-D E-M5 Mark III」、気軽な軽量装備です。

 

まずはズーム倍率の確認を兼ねて同じ場所からワイド端8mm(16mm)とテレ端25mm(50mm)で撮影してみました。

( )内は35mm判換算です。

  

川を挟んだ反対側、時々撮影に訪れる場所ですが、改めて広角で撮影すると桜の木が3本画面いっぱいに入ります。
この日は残念ながら青空も見られず薄曇りでしたが、晴れた日や桜の季節にも使ってみたくなるワイド感です。


梅雨シーズンの前後、天気は不安定ですがこの季節はやはり紫陽花。

まだまだ満開とはいきませんが、けっこう咲き始めていました。

25mm(50mm)側でほんの少しだけ色がついた黄緑の紫陽花を近づいて撮影、さらに紫陽花の全体を8mm(16mm)側で撮影してみました。

色が付く前の薄黄緑の紫陽花を25mm(50mm)側で撮影。

 

続いて8mm(16mm)側で撮影。

 

次は大きな木の幹を背にして、傘のように生い茂る枝を撮ってみました。


大きい樹木や背の高い植物を下から見上げるように撮影すると広角ならではの迫力が感じられますね。

  

木の根元から上を見上げた一枚と、晴れ間が見えたタイミングのタチアオイ。

タチアオイはちょこっと咲いている程度でしたが、広角でとらえるととても広々した空と相まって夏っぽいイメージになりました。

 

広角側で琵琶の実をグッと近寄って撮影。背景の繁った葉の様子まで写し込みます。

 

 

マクロ風に近づいて撮影したガクアジサイの蕾とアザミのフワフワ綿毛。

 

 

35mm判換算の超広角16mm前後スタートのズームレンズは16~35mmなど広角域でまとまっている事が多い気がしますが、

この「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」 はさらにもう一歩、50mmの標準域までカバーしている事、そしてぐっと近づいて撮影できる事で、撮影の幅が大きく広がるように感じます。

 

さらに、ズームレンズで被写体に寄って撮影した際に、よく体験するのが最短撮影距離の変化。
構図を決めるためにズーミングしながら撮影していると、ピントが合わなくなってしまい、これが意外と撮影のストレスになる事があります。
その点このレンズは画角が変わっても最短撮影距離が変わらないので、気にせずズーミングができるのも嬉しいポイントです。

 

  

 

  

 

 

 

ピント合わせも非常にスムーズで、今回のようにズームを駆使して様々な被写体を撮り歩くようなスタイルでもストレスを感じる事はありませんでした。
また、画質の面においてもシャープで高解像、比較的利便性が重視される高倍率ではありますが、ズーム全域で充分に満足できるPROシリーズの描写だと感じます。
 

 


 

日を改めて、こちらは雨の日の撮影です。

「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」は防塵・防滴・耐低温性能もしっかり備わっていますので、同じく防塵・防滴ボディ「OM-D E-M5 Mark III」との組み合わせで雨中も安心して撮影に専念できます。

さらに72mmのフィルターも付ける事ができるのでその点もまた安心感につながります。

超広角で各種フィルターを使った多彩な表現の撮影が楽しめます。常用レンズとして使う場合でもやはりフィルターは付けられたほうが良いですよね。

 

 

今回、「M.ZUIKO DIGITAL ED 8-25mm F4.0 PRO」を使ってみて感じたのは、PROシリーズならではの高画質に加え、用途を限定しない使い勝手の良さです。どちらかと言えば風景写真で使用される印象が強い超広角レンズですが、標準画角までカバーする高倍率ズームとなった事で、スナップ撮影や近接撮影なども含めた「いつでも使える万能レンズ」となりました。

超広角撮影がより身近に、また見慣れた風景も新鮮に感じる事ができる新しいレンズです。

 

6月25日(金)発売予定 【ご予約受付中】 早めのお渡しがんばります!!
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