E-P1特集第4回目、畏れ多くもトリをつとめさせていただきます〈rks〉です。
実は最初、僕はE-P1を買うことを渋っていました。
なぜなら、そのとき僕はまだE-620を持っていて、フォーサーズのレンズも3本持っていたんです。
買い足すにはちょっと…。でもわざわざE-620を売ってまで買おうとは思っていませんでした。
そんな考えが変わっていったきっかけは、他でもない自分自身でした。
店にE-P1の実機を展示しているので、来店されたお客様に紹介したりすることが多々あるんですが、機能やデザインなど自分では分かっているはずなのに、あらためてお客様に説明していると自分自身も納得させられてしまうんです。
良いものだからオススメしたくなるって、自然なことですよね。
いろいろ考えたけど、やっぱりE-620を手放してE-P1を買うことに決めました。
そもそも、宮崎あおい好きが高じて1年半ほど前からオリンパスのカメラを使うようになったという不純な動機だったんですが(笑)E-520から始まって、E-620、E-P1と早めのペースで乗り換えてきました。
決して520や620がいけなかった訳ではないんですけど、自分の求める良いカメラを…と買い換えていって、コンパクトでデザインの良いカメラが欲しかったところに、冒頭にも書きましたようにお客様への説明に自分自身がクラっときてしまったというわけです。
でも、今回のE-P1でやっと自分の理想とする形に辿り着いた感じがします。
何より、小さくて薄いんです。
普通の一眼レフカメラだとバッグに入れるのも大変だけど、E-P1ならパンケーキレンズを付けてバッグに入れれば財布よりも小さいから(僕の財布が太ってるのかな…?)場所も取らないし、ボディの材質もコンデジみたいにプラスチックではなく、ステンレスとアルミを組み合わせた上質な作りで、手触りも良い。
掌にほどよい重さで収まるし、外観は昔のPENを彷彿とさせて、今までのデジタル一眼のビジュアルの概念を良い意味で裏切ってくれました。
また、マイクロフォーサーズ規格でフランジバックが狭いから、マウントアダプタを使えば、多種多様なレンズが使えるのも大きな魅力のひとつ。
僕はミノルタレンズを愛用していたので、ミノルタのマウントアダプタを買って、MDレンズやMCレンズを付けて撮ってます。焦点距離が倍になっちゃうけど、写りやボケ味はそのままで、これが病み付きになるんです。
ツァイスレンズも持ってるので、次はヤシカ/コンタックス用のマウントアダプタを買って、遊んでみようと思ってます。
クラシックなレンズを付けると、外観もクラシックな雰囲気になって、とってもカッコイイんです。
その外観だけで一目惚れして購入される人もかなりいます。
ボディに貼る革(シール)を買って、ボディを黒くカスタマイズしたり、ストラップを手作りしたりして、自分なりのE-P1にカスタマイズして、けっこう楽しんでます。笑
先日、ボディとレンズのファームウェアが更新されたので、早速アップデートしてみました。
今後も改良されていって、さらに使いやすくスマートなカメラになっていくことを期待します!
写真の方ですが、今回はすべてミノルタのマウントアダプタを使って、New MD 35mm F2.8と、MC ROKKOR-PF 55mm F1.7の新旧レンズで撮りました。
マニュアルレンズなのでピントを合わせるときはマニュアルですが、液晶画面で7倍と10倍まで拡大しながらピント合わせが出来るアシスト機能が付いてるので、細かい部分も難なくピンが合わせられます。
しかも、ボディ内手ぶれ補正付なので、昔のレンズでも手ぶれがしない! これは嬉しいです。
![□■□■ さくらの横丁 ■□■□](https://stat.ameba.jp/user_images/20090920/11/ogisaku-staff/6d/49/j/t02200220_0700070010257228861.jpg?caw=800)
撮った場所は、だいたい阿佐ヶ谷団地周辺です。
生まれが阿佐ヶ谷なので、その場所その場所に思い出があったりするんですが、これが大きな一眼レフカメラとかを持って歩いてると、いかにもカメラカメラした感じがして仰々しくなってしまうような気がして。
その場の空気というか、雰囲気を崩さずに、さり気なく持ち歩けるE-P1は、今までのデジカメには無かった「空気感」みたいなものを備えてる気がします。
いわば、気持ちが近づけるカメラ。
これからもこのE-P1と一緒にいろんな思い出を作って、また残していきたいです。
大きい一眼レフカメラを肩から提げるのもいいけど、肩肘張らずに構えられる携帯性と、小さくて高性能なのに愛らしいこの子を、これからも大切にしていきたいと思います。
ちなみに、カメラは肩から提げて歩いていても邪魔にならないし、カッコ可愛いので、バッグに入れて持ち歩くよりもむしろ出して持ち歩きたくなりますよ。笑
感じるまま、思うまま、気の向くままに
こんなにも素直にシャッターが切れる。
気持ちにもっと近づける。
そんなカメラだと思います。
カメラがあれば世界が変わる。
あなたもきっとそう思うはず。