純米燗酒を広めたい!

そう思うほどに日本酒が好きになりましたが、ウチは居酒屋・やきとり屋なのです。

「とりあえず生(ビール)!」

「日本酒?冷酒なら飲めるけど…」

「純米吟醸は冷酒でしょ?」

「辛口!辛口!日本酒は淡麗辛口だよ!」

「鳥取の地酒?日本酒は東北が美味いんだよね?」

「獺祭ないの?」

これが世論ですよね。
(ー ー;)

はい、わかりますよ。

私もそうだったんですから。

しかし…人って…


嫌いだと思ってたモノを、気がついたら好きになると、暴走しませんか?

パラダイムシフトとゆうか、反動とゆうか…

純米燗酒の魅力を伝えたいと思えば思うほど


「かぁ〜っ!わかってねぇな〜!」

と、なんとも歯がゆくなったのです。

そんなある日、

我が師、妻に言われました。

「お客さん否定しちゃダメでしょ。

そりゃ日本酒好きになってくれたのは嬉しいけど。あんただって前はそうだったじゃん。お客さんは何も知らないんだから、どんな時にどんな風に飲んでもらいたいか?なぜ日本酒なのか?燗酒なのか?そこに興味持ってもらう事が大事なんじゃない?」

至極ごもっとも。

そこから自分を見つめ直しました。

自分が燗酒を美味しいと思う時…

そこでパズルのピースがハマりました!

そう。

食事をしてる時なんですよ。

そしてその理由は単純。

純米酒=お米


つまり

ご飯のおかず理論。


ご飯のおかずになるものはお酒のおつまみにもなるんじゃないか?

更に言えば…

冷や飯でおかず食べるのおいしいですか?

って事です。

熱々の揚げ物…

冷やご飯で食べておいしいですか?(´ω`)

焼肉…

冷やご飯で食べておいしいですか?( ˊ̱˂˃ˋ̱ )

焼きたてのやきとり…

冷やご飯で食べておいしいですか〜?(=´∀`)人(´∀`=)


だから純米燗酒を勧めてるんです‼︎-_-b

こうして1つの持論が出た時、スタッフにも、お客さんにも理解が広がり始めました。

「だから大将は日本酒がんばろうとしてるんですね!」

「なるほど!それなら日本酒飲んでみようかな?」


こんなリアクションが返ってき始めました。

もちろん冷酒でもいいんです。

「先ずは飲んでもらう事が大事なんですから!」


こうして御銀と私はドンドン日本酒に特化したお店になっていったのでした。

次回!ついに最終回!


予定…´д` ;