私にとってもかなり変化の年だったと実感している。
私の仕事が変わり、子供は小学生となり、大切な祖父が亡くなった。
そんな中でも釣りは欠かさなかった。
「そんな大変な時期に不謹慎な。」
そう言われたって仕方ない。
それでも、「私」を保つ方法が、それしかないから許してほしいと思う。
そして、その釣りのシーズンも終わりを迎えようとしている。
3月の渓流。
ここから今年は始まった。
渓流シーズンを今年は思う存分楽しんだ。
源流部での尺ヤマメにも出会え、更に大きなヤマメにも手が届きそうだった。ここまで熱くなったのも初めてかもしれない。
そして、サクラマス。
様々な場所で今年は出会うことが出来た。
追いかけて見えてきた事が全てハマってきた年だったと思う。
トラウトシーズンの合間から、シーバスも狙ってきた。
リバーシーバスもそこそこ楽しむことは出来た。
勝手知ったるリバーは、タイミングを外すこと無く、行けるタイミングで最良な釣りが出来たと思っている。
行けるタイミングが少なくなった事もあり、夜も少し視野にいれた事により、楽しめる時間は長くなった。
そして、シーズン最後。
シーバス釣りで一番好きな場所。
磯。
ここで一番楽しみたかった。
しかし。
中々そうもいかなかった。
大荒れか、凪ぎか。
極端なまでの天候と大雨。
今も何処かおかしい天候。
海水温は未だに高い。
冬型の気圧配置にもなりきれない。
そんな天候の中で、私と魚との息も合わず…
8ヒット1キャッチと言う、悔しい思い出だけが、残っている。
改めて、タックルバランスに自分も合わせていくことが重要だと言うことを思い知らされた…
さあ、これで終わり…
そう思っていたのだが、また今度は、「サクラマス」を狙っている自分がいる。
終わりというのは、次への始まりであり、始まりはもう終わりが見え隠れしているのである。
私と言う人間は、本当に終わりがない人間なのだと言うことも、今年改めて感じているのである。
そして、私の釣り人生も、3歳で始めた頃から、いつになるか分からない終わりに向かっているのである。
それならば、私が走れるうちに… いや、歩けるうちに…
いいや。
立っていられるうちに…
会える魚、見れる景色を見たい。
だから、今できる精一杯を釣りに傾ける。
そして、見てきたものを伝えたい。
そして、そのふれあい方、楽しみ方を伝え、伝え方までも、伝えることが出来たら…
そう思っている。
来年。
2020年シーズンは、自らの手で人生を変える年。
このブログはこのログをもって、2019年を締め括りたいと思います。
また来年。
新たなシーズンを迎える私に期待していただけたら幸いです…
2019年12月19日 畠山 忍