2006 フランス&スペイン旅行記の最終回です。
最後は、スペインを旅行する際に役に立ちそうな事柄を書いて締めたいと思います。
(1)交通事情
①都市間の移動
マドリッド~バルセロナ、マドリッド~アンダルシア地方 は Renfe(国鉄)が便利です。国内線の飛行機もありますが、Renfe の特急は早くて快適です。ユーレイルパスを買っておけば、特急料金も格安になります。
指定席券の予約は日本の旅行社(地球の歩き方等)でも可能ですが、手数料を取られます。特別に混雑する時期でなければ、現地で買えばいいでしょう。大きな駅の窓口では、英語が通じます。私の場合は、誤解が生じて面倒になるのが嫌だったで、予約したい列車の日時・列車番号・区間・人数・ユーレイルパス保持を英語でメモに書いて渡して買いました。非常に円滑に買えました。列車番号等は、トーマス・クックの時刻表に掲載されています。
大きな駅の窓口は大抵混んでいるので、発車直前に買う事は避けた方が良いでしょう。私は必ず、前日の時間がある時に買っていました。
アンダルシアの都市間は、Renfe の本数が少ないので、バスの方が便利です。コルドバ~グラナダ~マラガは、バスを利用しました。料金も鉄道よりも安いくらいです。バスセンターへ行って、目的の区間を走るバスの会社をボードで確認し、その会社の窓口で購入します。英語は通じません。バスの日時・区間・人数を簡潔にメモに書いて渡せば、買えます。
マラガからミハスへ行った時、私は フーエンヒロラ まで Renfe のロ-カル線で行き、そこから路線バスに乗りました。しかし、マラガのバスセンターから直通バスが出ているので、時間があえば、これを使った方が便利です。何故なら、フーエンヒロラ でのバスへの乗り換え案内が不親切で、何の表示もないからです。バスセンターは駅から近かったんですけどね。乗り場も、結局、イギリス人観光客に英語で尋ねて教えてもらいました。ミハスに行きそうに見えたので。
②都市内の移動
■マドリッド
・空港からも、Renfe のターミナル駅(Atocha)からも中心部へ地下鉄が通っています。
・バスも走っていますが、乗りませんでした。
■バルセロナ
・空港から中心部へは、Renfe で30分ぐらいです。
・街の中は、地下鉄が便利です。マドリッドのような危険は感じませんでした。
・バスも走っていますが、乗りませんでした。ガウディ・ルートを巡る2階建てバスもあるようです。
■コルドバ
・全て歩いて廻れる規模です。
■グラナダ
・バスセンターは町外れにあります。中心部の Gran Via へは、3 or 33 のバスで行けます。料金は1ユーロ。
乗車する時に、運転手の横にある小さな台にお金を乗せ、チケットを受け取ります。
・アルハンブラ宮殿へは、Gran Via から北へ少し歩いた所にある Plaza Nueva から、小型バスに乗ります。停留所はないので、系統Noと行先を確認(バスの前面上に表示あり)して、停まっているバスに乗ります。乗り方は、上記と同じ。アルハンブラ宮殿は山の上にあるので、歩くとキツイですよ。
・Renfe の駅も町外れにあるようです。バスセンターとも離れています。
■マラガ
・バスセンターは町外れにあります。中心部へはバスで行けますが、歩いても行ける距離です。(バスは使いませんでした)
・私達はマラガに着いて、すぐに町外れのホテルへ行く事にしたので、タクシーを使いました。
・Renfe の駅とバスセンターは隣接しています。バスセンターには、Internet が使える施設がありました。(30分で1ユーロ)
(2)覚えておくと便利なスペイン語
英語は、ホテル・空港・Renfeの駅の窓口 以外は通じないと思った方が良いです。
①挨拶
Hora(こんにちは)
Gracias(ありがとう)
Perdon(失礼)
Adios(さようなら)
Si(はいい)
No(いいえ)
No, gracias(いいえ、結構です)
②レストラン
食べたいと思っている料理のキーワードを覚えておくと便利です。
お勘定をする時は la cuenta といえば、勘定書をテーブルへ持ってきてくれます。
③トイレ
aseos または servicios
④数字
1~10 まで覚えておくと便利です。
男性に話しかける時は señor(セニョール) 女性には señora(セニョーラ) と呼びかければOKです。
英語を話せるか?と尋ねる時は、 Usted(ウステー) hablar(アブラ) inglés(イングレス)? と言っていました。大抵、No と返ってきます。(厳密には、文法的に間違っているかもしれませんが、100%通じました)
(3)治安
「犯罪都市マドリッド」の稿を参照して下さい。
追加としては、人通りが減るシエスタ(14:00~15:00頃)の時間帯は、あまり出歩かない方がいいでしょう。店の多くも閉まっています。
(4)トイレ
スペインの街中には、公衆トイレは殆どありません。百貨店にもありませんでした。皆、どうしているか? バルやレストランで用をすますのです。恐らく、公衆トイレの増設は、バルやレストランの客の減少につながるので、反対があるのでしょう。旅行者には不親切です。流石に、アルハンブラ宮殿のような巨大で、大勢の外国人観光客が来る所にはありましたけどね。また、 Renfe の特急列車にはついています。とにかく、早め早めにトイレのある場所で、すませておくのが安心です。
(5)手荷物預かり所
Renfe の大きな駅にはあるようです。私達はマドリッドの Atocha でしか使いませんでした。Atocha では、コインロッカーになっていて、お金を入れで閉めるとカードが出てきます。(出てくるまで時間がかかって、不安になった) 取り出す時は、このカードを入れると開くようになっていました。