4.G1ファンファーレ
朝の4時過ぎのこと、右足の激痛とともに目が覚めました。ふくらはぎが攣っています。
以前、Ogakunはよく大会当日の朝にふくらはぎが攣っていましたが、私はこれまで当日の朝に攣ったことはありませんでした。ランナー生活13年目で初めての経験です。
それから2度寝をして、6時30分に再び目を覚ましました。右足の痛みはしっかりと残っています。攣ったのは夢ではありませんでした。しかも歩くと左足の甲がときどき痛みます。
やれやれ・・・。
両足と腰か・・・。
ともかく完走しなきゃ。パパスのTシャツをやるからと目の前ににんじんをぶら下げて奥さんを連れ出したのですから、Tシャツだけはなんとしても手に入れなければなりません。
ゆっくりと支度をします。でもトイレを使いたいと思ったときに、奥さんは洗面所を占領して鏡に向かっています。
やっぱり、遠征は1人の方が自分のペースで準備ができていいなぁ・・・なんてことは、絶対に口には出しません。
ようやく支度を全部終えてホテルをチェックアウトしたのは、7時40分頃でした。
国道36号を苫小牧方向に向かい、ノーザンホースパークの看板があるところから曲がり、会場へ向かいます。昨日の前夜祭会場に向かうシャトルバスの中で道を確認しておきましたから、迷わずスムーズに行けます。
ノーザンホースパークに到着したのは8時頃でした。駐車場に車を置いて、まずはビュッフェ会場であるザ・キッチンに向かいます。
このビュッフェは、私たち参加者はナンバーカードを提示することで利用することができます。そして応援の人も、2,000円支払うとシールをもらい、それを目立つところに貼り付けていると、参加者同様にビュッフェを利用できるというシステムです。
すでに7時からオープンしていますが、朝はおにぎり(佐藤水産の普通サイズのおにぎり)、
ミルクパン、
バナナ、
豚汁が用意されていました。その他の料理は10時から食べられるようになるようです。私はおにぎりを2個(鮭、かつお)、バナナ、豚汁をとりました。
食事を終えましたが、外は寒いのでなかなか出る気になれません。9時近くなって、奥さんをザ・キッチンに残してようやく準備に向かいます。
仮設トイレに寄り(通常のマラソン大会では仮設トイレを100人に1基用意するところ、この大会では50人に1基を用意しているということでした。ですから私が見る限り、仮設トイレはさほど長い行列はありませんでした。このときの男性用仮設トイレは待ち人はいませんでした)、荷物預け場所で荷物を預けて(末尾の数字ごとに分かれていましたので、スムーズでした)、レースのスタイルになりました。でも、外に出ると寒い!私は再びザ・キッチンにいる奥さんのところに戻りました。
すでに9時からの親子ランはスタートしています。もう少し気温が高ければ外で応援をしたかったのですが、トレイル7kmのスタート10分前まで室内にいました。
時間がやってきて、スタートラインに向かいます。そして最後尾付近に行きました。するとそこにえびちゃんがやってきました。どうやらえびちゃんはハーフに出場するようです。スタート間際まで歓談をしていました。
スタート時間が迫り、ファンファーレが鳴り響きます。関西G1ファンファーレでした。さすがはノーザンホースパークです。これでスタートゲートがあれば言うことなしですが、トレイルは500頭立、ハーフは1,000頭立のレースですから、さすがにそれは無理ですね。でもそんな演出に思わず頬が緩んでしまいます。
牧場内ということで、ピストルの音を鳴らすわけにはいきません。そのため中島コーチとノーザンホースパークの方がMCを務め、カウントダウンをしていきます。
「3、2、1、スタート」のかけ声とともに、ノーザンホースパークマラソンのトレイル7kmの部がスタートしました。(つづく)