40代の集大成~第1回しまだ大井川マラソン完走記第1部(ハイタッチ渋滞を抜け) | 神社仏閣旅歩き そして時には食べ歩き

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還暦を過ぎて体にトラブルが出始めて、ランニングを楽しめなくなりました。近ごろはウォーキングに軸足を移して道内の神社仏閣を巡り、御朱印を拝受したり霊場巡礼を楽しんでいます。いつかは四国八十八ヶ所巡礼や熊野詣をすることが夢です。by おがまん@小笠原章仁

 記念すべき第1回大会のスタートを拍手で祝いながら前に進みます。徐々に隊列は流れ始めます。


 スタートゲートが近づいてくると、選手たちを見送る野口みずきさんの小柄な姿が、左前方に見えてきます。野口さんは左手を伸ばし、選手たちにハイタッチをしているようです。


 こうなると、左端の列を走る私としては、ハイタッチをしないわけにはいきません。そのまま左端のポジションをキープします。でもこの列は、中央寄りからも野口さんとのハイタッチを求めてランナーが集中してきます。左の列を除きスムーズに走り始めているというのに、こちらの列だけはハイタッチ渋滞が発生しています。


 でも私はそのまま渋滞の中に身を置きました。野口みずきさんとハイタッチをするチャンスなど、そうそうあることではありません。ここでスタートロスを1分少なくするよりも、野口さんとハイタッチをすることを優先しました。


 大勢の殺到するランナーとハイタッチするのも大変そうだなぁと思いつつ、私もしっかりとハイタッチをしてもらい、スタートラインを跨ぎました。スタートロスは1分46秒。あの渋滞に巻き込まれてこのロスタイムで済むのなら、全然許容範囲です。


 6,000人のランナーが、道一杯に広がって走ります。その光景は壮観なものがあります。ですが、前が壁になって、なかなか思うように走れません。まあ、スタート直後のハイテンションによるオーバーペースを避けるには、ちょうどいいかもしれません。


 しばらくは島田市の市街地を走ります。宿泊しているルートインも見えてきます(写真は旅ランナー469号さんからいただきました)。


Road to SAROMAN BLUE-ルートイン


 そして沿道からは、小さな水色のタオルを振りながら、大勢の市民が声援を送ってくれます(水色のタオルは、私が会場に向かっているときも、スタッフの方が配っていました)。


Road to SAROMAN BLUE-タオル


 1km地点の通過タイムは7分12秒です。スタートロスを除くと5分26秒。入りの1kmとしては悪くないペースかもしれません。でも、このペースで落ち着いてしまうと、3時間50分を切ることも難しくなりそうです。徐々に上がっていってくれればいいのですが・・・。


 気持ち的にはもうちょっとペースを上げたいと思うのですが、前が壁になって思うように走れません。少しずつストレスを感じ始めていました。ちょっと空間を見つけるとそちらに入りながら、少しずつ前に行きます。でも道幅は少し狭くなってしまい、さらに壁になってしまいます。2kmの通過タイムは12分49秒です。この間の1kmは5分37秒と、落ちてしまいました。徐々にストレスを感じはじめます。(大会2日後も、歩道上にマーキングが残されていました)


 そして信じられないことに、コースはさらに狭くなります。なんと、大井川川越遺跡の中を通るのです。道を埋め尽くす頭が見えるばかりです。でもこの間は、いわばもっとも島田市らしい場所と言えるのかもしれません。


箱根八里は馬でも越すが、越すに越されぬ大井川


 島田市の名前は知らなくても、大井川の名前は知っているという人がほとんどではないでしょうか。江戸時代、東海道最大の難所といわれた大井川。防衛上の理由で橋を架けず、人足による渡しが行われていた大井川。その当時を偲ばせる建物が並んでいる、国指定史跡の大井川川越遺跡です。その中を走れるなんて、滅多にできることではないでしょう。むしろ走るのではなく、ゆっくりと歩きながら見たいような場所です。(写真は11月3日に撮ったもの)


Road to SAROMAN BLUE-大井川川越遺跡


 やがて大井川に出て、河川敷地に入ります。東海道本線の橋梁の下で、先行するランナーとすれ違います。1度下流に向かってゴール地点の近くまで行き、それからぐるっと回って上流に向かい、東海道本線の橋梁を越えたあたりで再び下流に方向を変える。そんなコース設定になっていました。


Road to SAROMAN BLUE-コース


 大井川川越遺跡のあたりが狭かったのですが、河川敷に入ってもそれほどコース幅が広くなるわけではありません。ですが、少しずつばらけてきた感もあり、さほどストレスを感じずに抜けるようになってきました。でもどうも自分の描いているイメージ通りの走りはできていないように思えます。3km地点の表示は見落としてしまいましたが、4km地点の通過タイムは23分34秒です。この間の2kmは10分45秒です。1kmあたり5分23秒。その前の1kmよりは速くなっていますが、まだ満足のいくペースではありません。それより、このペースで落ち着いてしまっては大変と、意識して少しペースを上げました。5km地点の通過タイムは28分51秒。ようやく1kmのラップは5分17秒と上がってきました。


 やがて私たちも東海道本線の橋梁のところまで戻ってきました。まだまだこれから河川敷に入ってくるというランナーも大勢います。心の中で1人でも多くのランナーがゴールまでたどり着けるようにとエールを送り、マラソン専用コース「リバティ」に入りました。


 しかしこの頃、私は早くも異変を感じ始めていました。(つづく)


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 さて、しまだ大井川マラソンに参加した皆さん。RUNNETで記録証がダウンロードできるようになったのはご存知ですか?お気に入りのゴール写真を組み合わせて、写真入記録証を作ることができますよ。まだ作ってない方は、RUNNETを覗いてみてください。


 オールスポーツでも、大会写真を購入できますよ。今回、私の写真、たくさんあります。旅ランナー469号さんが直後に写っている写真もあるし・・・。どの写真を買うか、迷っているところです。






 いつもマナーについてはこのブログでも発信させていただいてますが、R×L SOCKS 部長さん が、素敵なグルッポを作ってくれました。

 ご覧の皆さんもこのグルッポに参加して、エチケットとマナーについて一緒に考えて、一緒に行動しませんか?




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