朝、6時の目覚ましとともに目が覚めました。部屋の窓から見える東の空は、どんよりと曇っています。さて、雨は降るのかどうか・・・。
テレビをつけると、ニュースでは旭川の様子が映し出されています。一面の雪景色でした。今日の北海道はかなり寒いようです。
天気予報を確認すると、相変わらず曇りのち雨。雨は夕方からという予報です。この分ならば、コンタクトレンズを使わなくても大丈夫そうです。気温は20度を超えるようで、北海道との差はかなりありそうです。
私は布団を抜け出して、ジャージとTシャツに着替え、朝食に向かいました。
朝食会場は、ランナーでごった返していました。そんな中には、Rt.NAHAさんや旅ランナー469号さんの姿もありました。バイキング形式の朝食です。マラソンプランの朝食にのみついているというベーコンとバナナもしっかりと食べました(笑)。
部屋に戻って最終仕上げです。ウェアに着替え、上からFRUNのウインドブレーカーを着ます。そうしてゴール後の着替えを入れた荷物預け袋を持ち、会場に向かいました。
ホテルのすぐそばに、島田宿本陣跡があります。ここには昔を偲ばせるような街並みが残されています。
私はその通りの突き当たりにある御陣屋稲荷神社に完走を祈願しました。
その境内にはこんな看板もあります。こんなコンテストをするなんて、島田って素敵な街ですね。
空を見上げると、いつの間にか青空が広がってきています。私の大好きな晴天でのレースとなりそうです。ただ、北海道の気温とはかなりの差がありますから、体が暑さになれていないことに、不安がないわけではありません。
間もなくスタート会場の市役所前に到着しました。参加選手は6,000人。全員がそろって集まることのできるスペースはありません。スタートは申告タイムによって3ブロックに分かれていますが、そのブロックによって荷物を預けるなどの準備エリアも分かれていました。
スタートゲートの写真を撮ろうとウロウロしていると、マラソン小僧さんとバッタリ会いました。全国を股にかけて走っているマラソン小僧さんです。今年の北海道マラソンにも来られましたし、昨年は下関でもバッタリ会っています。昨年の暮れは、加古川でOgakunもお世話になっています。
そんなマラソン小僧さんですから、会っても驚くことはないかもしれません。でも先月の別海に出場したことは知ってましたが、大井川にも出るとは知らなかったので、驚いてしまいました。
マラソン小僧さんと私は、スタートエリアが別のため、ゴール後に再び会うことを約束して別れました。
それから私のブロックの準備エリアである中央小公園に向かいました。その途中で声をかけられました。NO.71さんです。北海道マラソンのスタート前にチラッと姿を見かけましたが、そのときは言葉を交わしていません。こうして話すのはいつ以来でしょうか?
会場に到着してからは、トン子さんとも合流しました。
FRUNのじんさん、でざあとさん、HYRメンバーで今は山梨県在住の木こりmasterさんらとも会いました。
北海道を遠く離れて初めての土地に来ても、こうして大勢の仲間と会うことができます。寂しい思いをしないで済むというのは、とてもありがたいことです。
荷物を預け、スタート地点に向かいます。すでに大勢のランナーが、スタートラインについています。私は3つのブロックのうち2番目のブロックです。そのブロックの中に入りました。
周りを見ると、マリオがいます。相撲取りと行司のペアがいます。他にも、頭に耳をつけたりかぶり物をしたり。そんなプチ仮装も含めると、けっこう仮装ランナーを見かけます。やはり本州でのレースは、北海道よりも仮装ランナーが多いですね。来年の道内レースでは、もっと仮装しなきゃ・・・。そう思ってしまいました。
沿道からの声援に応えやすいように、私はたいていの場合はコースの左端を走ります。このときも左端にいたのですが、私を探して旅ランナー469号さんがやってきました。健闘を誓い合って、記念撮影です。
スタートが近づき、セレモニーが始まります。島田市長らのあいさつ、そして野口みずきさんのあいさつなどが続きます。夏を思わせるような陽射しの下、だんだんテンションがあがってきます。
「スタート5分前」
アナウンスが響き渡ります。私は時計をストップウォッチに切り替え、準備をします。ブロック間に設けられていたスペースを詰めるため、隊列は前方に移動します。スタートゲートまで、どのくらいの距離でしょう。100m前後かと思われます。スタートロスは1分前後といったところでしょうか。
徐々にカウントダウンは進んでいきます。スターターは野口みずきさんが務めるようですが、私の場所からは見えません。でもきっと、スタートゲート付近で、見送ってくれることでしょう。その姿を見逃さないよう気をつけたいと思います。
「スタート30秒前」
大きく深呼吸をしました。39歳から走り始めて、49歳の今まで、私の40代は市民ランナーとしての10年間でした。その集大成のレースが、今、始まろうとしています。
「バン」
乾いた音が響き渡り、40代最後のレースがスタートしました。(つづく)
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