先月末、区分所有の売却が完了した。
初めて区分を所有することになったのが昨年の8月。区分を狙っていた訳ではないが、廃墟不動産投資の手法で関わっていた区分があり、4年お住まいされた入居者の退去タイミングで購入させていただく運びとなった。
購入後、室内をさらにグレードアップさせ賃料アップに成功。しばらく所有するつもりだったが、市況の変化やキャッシュフローを考えて売却することに。
以前、購入まで至らなかったが優良物件をご紹介いただいた大手不動産会社の担当者に売りに任せ、利回り9%位でスタート。反響はイマイチだったが、特に売り急いでないということと他の購入や再生などが重なり半年間放置。
その間、担当者から超優良物件のご紹介があり即買いさせてもらった。その決済の際、担当は区分のことを一切口に出さなかったがいい加減申し訳ないと思い値下げのお願いをした。そうすると反響が出始め、利回り11%、現金購入でフィニッシュ。
初めて区分を所有し売却まで経験して思ったことは、区分は投資色が強いということでしょうか。価格帯も低いし収支シュミレーションもしやすいし不動産に対しての知識もそこまで求められないので、株や金に投資する感覚で手頃な区分所有に投資する一般投資家のプレイヤー層が厚い印象を持った。
また、収益に対して公租公課のウエートが大きい。さらに定額の管理費修繕積立金が乗る。正直ここは萎えるポイントというか、市場価格に敏感になったりと売却益思考になっても仕方ないと感じました。
最後に。区分所有者に送られるの郵便物が多いのがストレスだった。取り仕切っている管理会社には申し訳ないですが中の内容に興味を持てなかったし、区分所有者として所有するマンションに対して積極性を持てませんでした。なんかそれが不良区分所有者みたいな負い目を感じてしまったので、僕は区分所有よりも一棟物のほうが性格に合っているとつくづく思いました。
今回の区分売買で収益的には十分満足するものだった。ただ、今後は(も)積極的に区分に関わらないだろうなと感じた経験でもありました。