“始祖の王冠”を巡る兄弟の確執と
カグラギの本心(これが全てかは分からないが)の回。
だいたい10話くらいで一区切りをつけるのが
この物語のお約束のようだ。
第10話で4国王+ギラの『レジェンドキングオージャー』、
そして次回第19話で『王様戦隊キングオージャー』を初名乗り(かな?)。
まあ、本当によく練られたストーリー。
大きな流れ、そして1話内の流れ。
どっちもキッチリ組み立てられている。
謎の回収も早いし、新しい謎のフリも多い。
お話の主導権がこっちにあったりあっちにあったり。
そういう葛藤をうまく表しながら
大きなうねりを引き出している。
おもちゃの出し方も上手いって言うのか。
きちんと段階を踏んで機能を拡張していくんだけど、
そこにストーリー上の無理が見えない。
(ま、ご都合主義っぽい部分はあるにせよ)
さて、ラクレスの敗北でシュゴッダムがバグナラクの手に落ちたわけだが
3勢力のバランスがどう変化するのか。
世界観の自由度が高いだけに、
とっちらからないように作り上げていくのも大変だろう。
最後の最後までこのクオリティを維持できたら、
戦隊史上に残る傑作になるのは間違いないな。
次回、本当に楽しみだ。
