第841話「お客さんにお茶を出す」で庶務雑務のお仕事について取り上げてみましたが、それ以外にも日々の業務の中には色々なお仕事があります。
郵便局に郵便物を出しに行くという仕事も、数ある雑務の中ではいろいろなことを学ぶことのできる仕事の一つだと考えています。
郵便物の封を閉じた後、郵便物の重さを正確に測り差出表に記入する、その際に郵便物の中身の確認のための見本を持って行く、取扱票に印鑑を押す、会社に戻ってきて控えと印鑑を既定の場所に戻す、というのが私の普段行っている業務の一連の流れです。郵便局の方の手を煩わせることのないよう、また無駄のないようこなすよう教えていただきました。
正直なところ、郵便局に持っていくためだけにわざわざ外出する、ということは面倒に思う時もあります。しかし、私は嫌々行くことはありません。なぜなら、出掛ける前に会社の人が労いの言葉をかけてくださるからです。
雑務は簡単な仕事とはいえ快適な環境を整え、生産性を上げるためには重要な仕事です。そのため、日頃から丁寧に真剣に行う必要があると思います。そして、たとえ雑務でも、自分に仕事を任せていいと信頼して頼んでもらえていること、こなしたら褒めてくださったりお礼を言ってくださったりすること、これらを感じられると会社に貢献できていると自信がもてます。ぜひ雑務を嫌だ、とか面倒だ、とか思わずに誇りをもって取り組んでほしいな、と思います。庶務雑務があって初めて会社は回っているからです。
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