オフィスタでは主に面接で来られる来客が多く、私は普段その方々にお茶をお出しすることがあります。お茶出しの仕事にももちろんビジネスマナーがありますが意外ときちんと教わったことはないのではないでしょうか。事務職の方なら経験したであろうお茶出しの仕事について、改めてどのようなものか考えてみたいと思います。
まず、お茶の種類は日本茶がベースとのことです。そしてこのコロナ禍のご時世で、お茶出しする場合はペットボトルや紙パックが一般的ですが、オフィスタでは大体ペットボトルでお出ししていて、その際は紙コップを添えて出すようにしています。そして、紙コップはほこりが入らないように、ペットボトルにかぶせて出すのが良いそうです。茶碗と茶たくでお出しする場合もあり、茶碗と茶たくはお客様に出す際にセッティングすることや、運ぶ際のトレーにはお茶碗はそのまま乗せ、茶たくは全て重ねて置くこと、入室後、室内のサイドテーブルまたは会議テーブルの下座側の空きスペースにトレーを置き、布巾で茶碗の底をぬぐってから茶たくにセッティングして、お出しするなどマナーがあります。
ペットボトルで出すときの注意点といえば、蓋は閉めたまま、「ペットボトルのまま失礼いたします」と伝えることや、夏場であれば冷えたものを、冬場であれば常温もしくはあたたかいものを出す、といったところでしょうか。
今回はマナーについて考えてみましたが、お茶出しのマナーや所作が完璧だと会社や自分のイメージが上がるでしょう。しかし、それだけでなく、お客様をもてなしたい、という心も必要だと思います。
自分が初めてオフィスタに来た時、お茶を出していただき、「外は寒かったでしょうから、温かいお茶をご用意しました」、と言われたのを覚えています。飲みきれなければ「ペットボトルですのでお持ち帰りくださいね」ともお茶を出す際に一言添えてくださいました。お茶は出された直後は飲みにくかったり持ち帰っていいものか分からなかったりしますが(私だけでしょうか?)、そのような気の利いたことを言われると嬉しいものでした。こういうところにおもてなしの心を感じたものです。
私がオフィスタでアルバイトを始めて、初めてお茶出しの仕事をしたときにこのことを思い出して真似た覚えがありますが、お茶出しの仕事は一見地味なようでいて会社のイメージにも影響するような大事な業務だったのだと考えさせられました。お客様をおもてなしする、という気持ちを忘れずにこれからもお茶出しの仕事を続けていきたいと思っています。
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