第746話「2022年の雇用動向の予測と考察(後編)」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 

前回は2021年に感じたこととして、①現状維持の1年だった、②週2~3日のお仕事が減った1年だった、③女性のワークスタイルに変化が求められる1年だった、ということを書きました前編参照。今回は2022年の雇用動向の予測と考察をしてみたいと思います。

 

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【2022年の雇用動向予測】

2022年の雇用情勢や労働全般についてはコロナ禍次第なので予測は難しいですが、『人々がマスクを日常的に外すとき』が終息時だと仮定するならば、今年一杯はその可能性は薄いような気もしますがいかがでしょうか。是非そんな時が来ることを心待ちにしましょう。

 

①雇用調整助成金がなくなり求人募集が減る、一方で失業者が増えるかもしれません。

 

失業者が増えているとはいっても今はまだ実感していない国民も多いと思います。が、仕事柄求人募集や求職者の動きを職業柄見ていると高年齢者の失業者が大きく目立っており、求職手段もかつてのハローワーク利用からネットの求人サイト利用に移っていることが窺えます。特に50代~70代の求職者(=そして就業困難者でもある)がものすごい勢いで増大しているように思います。こういう年代の方はフルタイム勤務が困難なため、週2~3日、時短、軽作業など高度ではない仕事を求める傾向にあります。時代がフルタイム化するのであれば、2022年はこういった高年齢の主婦(男性女性問わずだが)などの就業弱者が一層増えそうです。そして、2021年は雇用維持の礎であった企業への「雇用調整助成金」が徐々に減りつつあります。これがなければ従業員を雇用できない企業が続出し、結果若年層や30~40代の失業者も増えるでしょう。その雇用調整助成金が絞られるのが2022年からなのです。つまり30~40代の主婦・ママさんも限られた数量のお仕事案件を大勢で取り合う競争の形になります。フルタイムはもとより、週2~3日の扶養内のお仕事やテレワークのお仕事は特に2021年とは比較にならないほどライバルが急増するかもしれません。

 

 

②週2~3日などの扶養内のお仕事が一層減るかもしれません。

 

週2~3日など扶養内ではたらけるお仕事は2022年は一層減るのかどうか。結論から言うと、かなり高い確率でかなり減少します。2022年10月に予定されている社会保険法の規制強化で企業側が扶養内パートを雇用して使用するのが厳しくなりますので、フルタイムしか雇用しないという企業が増えると予想します(10月の規制強化なので現実的に影響が出てくるのは2023年になるかもしれませんが)。

 

 

・・・あまり景気の良い予測ではありませんが、扶養内ではたらける求人募集の圧倒的な減少により働き場所がなくて仕方なくフルタイム勤務を余儀なくされる女性、しかしながらいざやってみると継続がままならない女性、またはフルタイム勤務はそもそもできないので働くこと諦める女性(またはテレワークなどを選択せざるを得ない)、そういった苦悩を抱える女性(特に育児者や主婦層)が増えると予想されなんとなく先行き暗い予想で申し訳ありませんでした。

 

 

【オフィスタが今年取り組むことは。】

2022年ははたらきたい育児者のワークスタイルがどう変わるのか、本当に変えられるのかが注目ポイントでしょう。週2~3日のお仕事は今年全国的に減少すると予想されますので、いずれにしても現職の人は“今ある仕事は決して手放さないように”と言いたいです。

 

育児と仕事の両立を目指そうとすれば、もしかしたら時代の流れは女性に無理を強いる年になるかもしれません。挫折や諦めを経験する女性もたくさん出てくることでしょう。

そんな中、育児と仕事の両立を求める方、家庭と仕事の両立を求める方、働き方は千差万別であったとしても数ある派遣会社の中でママさんにスポットを当てて専門性を有する“オフィスタ”は一貫してワークライフバランス重視でサービスを提供し続けさせていただく覚悟でいます。

 

週2~3日のお仕事、扶養の範囲内のお仕事、はたらく女性に理解のある職場…こういった求人を年間通して提供できるバックボーンがオフィスタにはあります。時代の流れがどうであれ、今年のオフィスタ理念は、“はたらく女性、育児とお仕事のワークライフバランスについて、創業時の志を忘れずにスタッフに寄り添うサービス提供と支援に努めます。”

オフィスタは当時まだ育児者が社会で働くことが認知されていなかった時代に「育児とお仕事は両立できる」をコンセプトに、ビジネスは二の次で「はたらく女性の支援」を目的に掲げて十数年前に誕生しましたが、こんな時代だからこそ今一度、あの当時の『原点回帰』を果たすというのが2022年のオフィスタのテーマです。暗い世の中でどんより元気もなくなってしまう毎日ですが、あの頃のオフィスタの支援理念の輝きを役職員一同もう一度初心に帰って取り戻すためにも!

 

 

(前回前編を読む)

 

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