第687話「2021年の雇用動向の予測と考察(後編)」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

【2021年の雇用動向予測】

昨年初頭の予測はコロナ禍のため当たりも外れもない意味のないものとなってしまいましたが、今年も同じくコロナ禍次第なので毎年恒例の予測は難しく控えますが、雇用情勢や雇用動向というのは、結局コロナ禍の影響の大小によりますので、『人々がマスクを日常的に外すとき』が終息時だと仮定するならば、今年一杯はその可能性は薄いような気もしますがいかがでしょうか。

 

失業者が増えているとはいっても今はまだ実感していない国民も多いと思います。これは飲食店や各企業が苦しいながらも耐え忍んでいるからですが、3月の決算期を境に息切れする会社が続々出てくると専門家は予想しています。しかもこのようなパンデミックによる景気不況の場合は連鎖性がありますので、企業規模の大小に関係なく倒産危険性はあるということです。この不景気が他人事ではなく自身のことだと認識するのはその危機が目に見えたときです。つまり「ご主人が失業し再就職が困難な状況下に家族が置かれた時」に初めて危機を実感するというものです。こうなってくるとコロナ禍だから外出したくないとか、面接に行きたくない、テレワークでなければ嫌だなどと言っていられない状況に陥ります。結果、ハローワークにしても街中にしても就活密になるわけです。このまま沈静化せずに推移すればこのような状況が夏~秋に現実になる恐さもあるわけです。

ただ、当たり前のことですが失業者が多いということは求人企業が少ないからなので、正社員も派遣もパートもアルバイトも契約社員も激化は覚悟すべきでしょう。

企業がどこまで復活できるかによりますが、失業者が増えれば増えるほど安い賃金募集でも獲得が出来るということでもありますので、積極的に人員を増やすチャンスと企業が見極められるかどうかが鍵のような気がします。

 

【オフィスタが今年取り組むことは。】

2021年は暗い世の中がくる可能性が高いわけですから、いずれにしても現職の人は“今ある仕事は決して手放さないように”と言いたいです。従来のパートは家計を助ける意味合いだったかもしれませんが、コロナ禍での今後のパートは家計を支える(背負う)意味合いになるかもしれません。満40歳以上の男性の正社員再就職は困難で長期化になりがちなので、その間を支えるのは主婦のパートに頼らざるを得ないということです。

 

そのため育児と仕事の両立を目指そうとすれば、もしかしたら時代の流れは女性に無理を強いる年になるかもしれません。挫折や諦めを経験する女性もたくさん出てくることでしょう。そう考えるとオフィスタでは、“無理をせずに現状を維持・平常を確保できる働き方”を提供するのが今年のテーマではないかと考えました。

 

…ということで2021年注目キーワードは「現状維持・平常」です。「更なる飛躍」とか「右肩上がり」とかといった前向きな台詞ではないかもしれませんが、今年の労働・雇用に関する重要な位置を占めると思われます。

オフィスタでは現状を維持したいという要望を満足させられる“ご縁”を創造したく今年も務めさせて頂きます。令和時代も3年目です。テレワークなどもあり人との接点が希薄になり何となく何もかも冷たい無機質な印象ですが、せめて今こそ古き良き、人との触れ合いを大事にすべきではとも思います。

 

(前回前編を読む)

 

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