いつ、どこで見かけたのか記憶にないのですが、2カ月ほど前にこの商品を見かけて一目で購入を決めた、それが今回新発売されたキャノンのPowerShotZOOMです。これは100mm/400mm/800mmの切り替え可能な望遠鏡です。片手で持てる望遠鏡・双眼鏡と言ったところでしょうか。魅かれたのはただの望遠鏡ではなく、これデジカメなのです。写真も動画も撮れますので、「撮れる望遠鏡」という点がポイントです。一眼カメラで望遠レンズというとバズーカ級の巨大レンズが浮かびますが、これなら携帯便利でいいなと思ったのが第一印象。
デザインと企画がとても気に入ったので、発売日を待って購入してみました。まだあまり使用していないのですが、機体スタイルは抜群でホワイト色が綺麗です。携帯性も抜群で知り合いに見せると皆「へー」という感じで自慢できる要素は高い。どう使うのかわからないけれど、こうやって使うのかと分かってしまえば誰もが「なるほど」感は高いアイデア商品の気がします。実際、画質性能の方はどうかといえば…正直もう一歩かなという感じ。気になったのはAF性能がイマイチでスポーツ観戦などに適しているとCM広告を打っているにもかかわらずAFの遅さは動きのあるスポーツ向きではない(ピントが合う時と合わないときの原因が判らない)。ファインダーの解像度がもう少し高くないと望遠で楽しむには使いずらい(20年前のムービーファインダーのようで目が疲れます)。余計な機能を省きシンプルなボタン配置なのは高評価だが限られたボタンで各種設定するのがわかりずらい。望遠なのに三脚穴がないので固定できないのは不便とか、思う所はあった。
一番驚いたのはUSB端子タイプCに適応しているのだが、充電アダプターが別とのことで購入を余儀なくされました。タイプC端子もっていると話したら店員に「これは新しいタイプなのでお手持ちのタイプC端子では充電できないし、アダプターも同梱していないので購入が必要」とのこと。製品性能とは直接関係ない話だが端子系統でアレコレ複雑化するのは辞めて欲しいところ。
この商品は人気出そうなので、今後バージョンアップして性能向上して発展することに期待します。とりあえずこういう商品をアイデアで誕生させましたという企画力に大満足の一品でした。そういえばキャノンのデジカメは購入するの初めてでした。
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