第504話「最近の育児中女性を見て思うこと③」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 オフィスタは育児とお仕事の両立をコンセプトとしたママさんハケンの会社です。待機児童で子供を預けられなかったからはたらけないという噂をよく聞きます(そういえば「保育園落ちた、私はたらけねーじゃん」なんてブログもありましたね)。オフィスタでは「子供が預けられなければ子供と一緒に出勤すればいいだけではないの?」という考え方です。それに賛同する企業がいればいいわけで、そういうお取引先の企業さんを抱えているのがママさんハケンであるオフィスタの特徴です。子供の急な病気でお休み、お迎えがあるので定時であがりたい等、オフィスタなら至極当たり前のことです。ママさんに特化した制度をふんだんに取り入れたらこういうハケン会社が出来ましたよというのがオフィスタです。育児とお仕事の両立を目指して求職活動をしている、または育児者でも歓迎の企業さまは、是非オフィスタ公式ホームページを見ていただければ幸いです。都内にママさんハケンはオフィスタ1社とも言われていますが、なんだかんだでママさんを支援し続け早10年、育児者に理解のある企業さまはとってもたくさんいるものなんですよ。お困りの際はお気軽にご相談くださいね。

そんなオフィスタのスタッフの方にとある場面で「最近の育児中女性をみて思うこと」を書いてくださいという命題があり、折角執筆していただいたのだからこの場を借りて陽の目をと思いオフィスタ・ブログに掲載してみました。第502話からの連載は今回も2作品ほどご紹介して締めたいと思います。

 

 若い母親と赤ん坊、そして横にいるのは祖母と思しき年配の女性。この頃、ショッピングモール等でよく見かける光景です。ママとばあば(としておく)は顔が似ているので、二人は実の親子なのだろう。よくある行動パターンは、ママが試着をしている間、ばあばは赤ん坊を優しくあやしているという場面が多いようです。やはり、実母とは気の置けない関係であるだけに、買い物にも付き合ってもらいやすく、かつ近隣に住んでいる確率も高いのだろうか。にも子供がおり、彼女たちが赤ん坊の頃は実母にも義母にも色々と手伝ってもらいました。義母は幸いにも大変気遣いの行き届いた人で、私たちに援助の手を差し伸べ、又こちらも図に乗ってお願いすることも多かったのですが、そんなでもより気の置けない関係としては、辛うじて実母に軍配が上がります。その昔、誰の子かわからずとも女の家で産み育てることが当たり前に行われていた時期があったといいます。父系より母系の社会の方が嫁姑問題といった余計な軋轢を生み出さず、よりストレスの少ない育児ができるのではないだろうか。今、そんな緩やかな母系家族を選択する流れが出来つつあるのではないかと、彼女たちの笑い声を背にしながら思いました

 

 

育児を助けるモノは増えました。腰で支える抱っこひも、シッターの仲介、公費のワクチン、授乳スペース。だけど、男性の育児休暇取得率は未だ1割にも満たず、母親たちは相変わらず大変そうです。「イクメン オブ ザ イヤー」に選ばれた田中裕二さんは、「最終的にイクメンという言葉がなくなれば一番理想的」と語っていましたが、その日はまだ遠いようですね。あるとき電車で、上の子が座席で寝てしまい、下の子のベビーカーを押して降りねばならない母親が困っていた。私は声をかけてベビーカーを降ろしました。別のときは、フードコートの幼児イスで寝た子を支えるため、身動きがとれない母親がいた。私はその親子の食器を下げて、母親が荷物をまとめる間、子どもの頭を支えた。ほんの2分程度。本当に必要なのは、そんなちょっとした瞬間に誰かが手をさしのべる環境で、「手伝って」と言える雰囲気だと思います。昔は世の中にお節介おばさんがいて、子どもと見れば声をかけていました。今では不審者扱いされるので誰も他人に声をかけないけれど、あえて私はお節介おばさんになるつもりです。私もしんどい日々があったから、今しんどい誰かに手をさしのべる。その連鎖がいつか、誰もがためらわず助けあえる社会になると信じているからです。

 

 

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