最近はマタニティマークというものがあって妊婦さんであることが周囲に ハッキリわかるので便利です。街中でマタニティマークをよく見かける機会があり、 「本当に少子化なのか?」と疑問に思ってしまうほどです。電車に乗っていると妊婦さんが乗ってくることも日常茶飯事なわけで、 周囲の対応を見ているとなかなか興味深い。サッと席を譲る人もいれば、急に眼をそらし居眠りを始める方など人間模様が車内には溢れています。
私も数か月前からマタニティマークを付けて外出しています。電車に乗る際、優先席の方にいるのがよいのですが、混み具合やその時の状況で普通席の方にいることも多々あり、そんな時声をかけていただけるととても嬉しいです。何よりも気にかけていただけたことに毎回感謝しています。特に、夕方や夜の帰宅時間ではなく、朝の通勤時間帯に男性の方がよく譲ってくださいます。みんな朝は眠いし、なるべくなら座っていたい気持ちがあるだろうに、と思うとありがたい反面申し訳ないという気持ちが沸きます。同世代の女性よりも学生から50代くらいまでと年代問わず男性の方に多いというのは何とも複雑な気がしますが、レディファーストなのでしょうかね。あとは、自分の母親くらいの年齢の女性もよく声をかけてくださいます。経験があるからでしょうか。温かい気持ちになります。
逆に、あまり良い話ではないですが目の前に立ってしまうと嫌な顔をされたり、「おなか大きくないのにね」というような趣旨のささやきが聞こえたこともあります。声を大にして言いたい。『妊婦=おなかが大きい』ではありません!むしろおなかが大きくなる前の方が色々なことに気を付けたり様々なつわりで体調が悪く、なんてことなかった乗り物移動がとても大変なんです!
私も今はだいぶ治まりましたが、窓から見える景色で目が回ったり、一駅ごとに降りて休まなければいけなかったという経験をしている方も多いはず。
マタニティマークを見かけたら積極的に譲ってください、とは言いません。誰でも座って移動したいときってありますから。でも、もしマタニティマークを見かけたら、見た目は妊婦さんじゃなくても「大変なんだろうな」って思っていただきたいです。そして、「よかったら座りませんか?」ともし言っていただけたら、その方は体以上に心がとても温まり休まると思います。不安定な体調と気持ちがホッと落ち着く魔法の言葉かな、と私は思います。
育児と仕事の両立がオフィスタのコンセプトですが、マタニティの段階からの「お仕事・業務・通勤など」…はたらくということに色々考えるべき課題はたくさんありますね。
オフィスタが無料で配布している「職場内のPC壁紙専用マタニティマーク」
http://www.offista.com/maternity/index.html
◎参考:オフィスタNEWS第91号(特集:「マタニティマークに世間の反発を考察」)
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