定着率・離職率という言葉を聞いたことがあると思います。「離職率」とは一定期間内にどのくらいの割合の社員が辞めたかを示す数値です。「定着率」はその反対の意味です。つまり「定着率+離職率=100%」になります。離職率は、 ある年の年初の全労働者のうち、その年内に退職した人数(減少労働者数)の割合で算出できます。
(計算式)
離職率= 減少労働者数÷年初の全労働者数×100
いかがでしょうか、この割合が大体10%前後であればまずまずの定着率と言えるのではないでしょうか。離職率の高さはブラック企業の指標とも思われていますが、昨今では3年以内に辞める新入社員が30%ともいわれていますので、離職率が高いからと言ってブラック企業とも言い切れなくなってきました。早期退社の確率は高卒だと50%、中卒だと70%にも達し、中卒高卒大卒753(シチゴサン)現象と言われます。こうなるとブラック企業であろうとホワイト企業であろうと離職率は必然的に上昇しているという事で、離職率が高いのは労働者側の問題でもあるという事です。どこの会社も人材には不足していると思いますが、優秀な人材とは定着できる人材のことを言うのかもしれません。
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