前回イクメンを少し取り上げましたが、「イクメン」という言葉はかなり浸透してきました。しかし、そのための重要キーワードは「イクボス」だそうです。部下のプライベートに理解と配慮のある上司のことで、具体的には男性の育児参加・育児休業取得等を支援する企業の経営者や管理職のことです。確かに上司の理解がないと男性が育児休業を取得するのも難しそうですね。なぜ、男性の育児参加が重要なのかということですが、男性の育児参加を支援することによってその会社の生産性の向上(男性社員が育休を取ると生産性が下がると思っている方が多いようですが実は大きな誤りです)、社員の意欲向上、仕事の効率化、優秀な人材の確保と定着といった企業活力が高まる効果があるようです。今後イクボス増加により、男性社員の育児参加を支援した結果企業にもたくさんメリットが出て、男性も女性も生活環境が変わっても働きやすい社会になると良いですね。管理職の方におかれましては、社内でイクボスをPRして出世につなげるのも時流としてチャンスですよ。ただ、個人的には国や行政機関がイクメンとかイクボスとか略称の呼称を言うのは少し抵抗があります。若者に歩み寄ろうとしているのかもしれませんが、チャラい若者言葉を行政機関が公に使うのはどうなのでしょうか、それこそ日本の言葉文化を重んじる団体などから苦情が来そうなものですが・・・。セクシャルハラスメントを“セクハラ”と略したのが発端のような気もしますが、行政そのものが言葉・言語を正確に使わなくなるというのもこれまた日本の文化なのでしょうね。なんでもかんでも短く略せばよいというものでもなく、品位が感じられないのでちゃんとした言葉を使って欲しいという意見も多いようですが、みなさんはいかがですか。なお、オフィスタもオフィス・スタッフの略です(笑)。
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