第405話「長時間労働と過重」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

『大手ディスカウントストア「ドン・キホーテ」(本社・東京都目黒区)が従業員に違法な長時間労働をさせていた疑いがあるとして、東京労働局が近く、労働基準法違反の疑いで、法人としての同社と、東京エリアを管轄する支社長と店長ら数人を検察当局に書類送検する方針を固めたことが関係者への取材で分かった。従業員に過酷な労働を強いる「ブラック企業」対策として、厚生労働省は東京、大阪労働局に「過重労働撲滅特別対策班」を立ち上げるなど監視を強化しており、対策班による書類送検は3例目となる。関係者によると、同社は東京・多摩地域などの複数店舗で、従業員に対し、労基法に基づく労使協定(三六協定)で定めた上限を超える時間外労働をさせた疑いが持たれている。対策班が昨年6月中旬、同法違反の疑いで同社本社など関係箇所を家宅捜索。押収資料を分析し、労務管理の実態を調べていた。すでに違法状態は解消されたという。同法に違反して残業させた場合、6月以下の懲役、または30万円以下の罰金が科せられる。民間信用調査会社やホームページによると、同社は昭和55年創業。「ドン・キホーテ」などグループでの店舗総数は国内外合わせて319店に上る。平成266月期の売り上げは約2518億円。』(2016.1.21 産経新聞)


さてここで、長時間労働とはどのくらいを指すのでしょうか。三六協定を結んでいる場合、月45時間くらいは許容範囲(1日あたり23時間くらい)だと思われますが、残業が月100時間とか200時間だと過重労働に当たると思います。しかし、月100時間残業があったとして、平日20日で割り戻せばそれでも1日当たり5時間くらいなので、毎日終電間際という感じです。商社やIT関連企業であれば結構普通に存在していそうな感じです。200時間となると毎日朝方までということになるので、これはさすがに過重な感じですね。
 みなさんの感覚ですと“過重”はどのくらいの時間帯を指すのでしょうか。わたしも20代の頃は仕事が終わらなくて毎日終電に慌てて飛び込むような日々を送っていたこともありますが、今考えると月100120時間くらいの残業はあったのかもしれません。ただ、自分の場合は仕事に熱中していたら「えっ、もうこんな時間!」という感じで“過重”よりも“充実”を感じていたものです。どうしても今日中に片づけたいのでと上司に頼んで残らせてもらったり、結局そのまま事務所の床で寝てしまったりという日々もあり、そこまで夢中に仕事に取り組んでいた若かりしその頃の経験が今に生きていると思っています。要は“過重”かどうかは時間数ではないということです。月10時間の残業でも過重と感じる者もいるでしょうし、100時間の残業でも過重と感じない者もいるので、一概には言えない気がします。残業が多い=ブラック企業というイメージがありますが、閉じ込めて監禁まがいの残業強要は過重だと思いますが、充実感のある残業だってありますので残業が多い=ホワイト企業というケースだってあります。真夜中に車で霞が関~大手町~丸の内とドライブしてみればわかりますが、日本の名だたる有名企業各社(学生憧れの財閥系を含む大手企業群や官庁舎群)のビルの明かりは一晩中消えません。ブラック企業の定義は「過酷な労働を強いる」なので、この「強いる」が過重か否かの分かれ目の気がします。逆に労働者が「自分の充実のために過酷な労働を希望する」場合はどうなのでしょうか・・・。有名野球選手が「若い頃は寝る間も惜しんで一晩中バットを振って血マメをつぶして・・・でもあの頃の努力があったから今がある」なんて美談をよく聞きますが、それのサラリーマン版は労働基準法違反になってしまうのでしょうかね。法で一括りに全ての労働者の考え方を縛り付けてしまうことは出来ないでしょうし難しいものです。過重と残業時間数の関連性(または別物なのか)について今後も考えてみたいと思いました。
 余談ですが、2500億円も売り上げのあるドン・キホーテに罰金30万円以下なんて痛くもかゆくもないのではないかと思ってしまい、それって意味があるの?と疑問もありますが・・・。


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