第389話「機器の進化と危機の産業」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 先日、久々にレコード店に足を運びました。最近はレコード店自体少なくて(正確にはCD店と呼んだ方がいいかもしれませんが)、店を探すのも一苦労です。今最も存続が危惧される産業ではないかと思います。音楽はスマホで家に居ながらその場で購入でき、しかも料金も安い(特にアルバムの特定の曲だけ購入できるのが個人的には嬉しい)。言われてみれば私自身レコード店に来るのは何年振りかという感じで・・・。レコードLP盤からCDに変化したときも衝撃でしたが、ネット音楽配信はそれ以来の革命ではないでしょうか。貯めたお小遣いで発売日に学校帰りにレコード店でLPを買って、針を落として音が出るまでのジー・・・という間やそれから徹夜で聞きまくった思い出込みで今の時代は少し寂しい。時代の変化とはそういうものかもしれないが、ジャケット等もCDの大きさでは物足りない(音楽配信ではジャケットすら意味を持たない)。ライナーノーツなど色々ドキドキがあったものです。ノスタルジックに言えば物足りないですが、そういう自分自身もPCやスマホの便利さに慣れてしまいレコード店に来ることすらなかったわけで、店舗経営者にしてみれば周囲の感傷やノスタルジーでは食べていけない現実がある。機器が進化すればそれに伴って危機にさらされ衰退する産業はあるでしょう。例えばデジカメ普及で現像してくれる写真店やフォトスタンド店なども街で見なくなりました。ポケベルやワープロやゲームショップやレンタルビデオも然り。そういう産業は数々あると思う、これまでもこれからも。わたしたちは人と企業(お仕事)を結ぶことを生業にしていますが、人がはたらかないでもよい世の中は来るのか、会社が人を必要としない世の中は来るのか、幸いにも衰退した産業の当事者として苦悩した経験がありませんので想像もできませんが、産業と時代は常に連携しているということを改めて考えさせられます。


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