第349話「企業理念」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 インターネットのニュースでマツダ自動車が、「もう八方美人で誰にでも好かれようと思ってクルマを作るのは止めます」、「50%の人に好かれたら、50%の人に嫌われてもいいです」と言う記事を目にした。企業の理念というのは会社ごとにマチマチだがそれを継続するのは難しい。オフィスタのコンセプトは創設当初から「育児と仕事の両立」のママさん支援を柱にしている。事業システムもどちらかというとママさん向きに構築されている。そのためお子様のいない独身者にとっては本当に満足いただけているか心配になるときがある。世の中には色々なハケン会社があり各々カラーも異なる。主婦を専門とした派遣会社もあれば、若い20代だけを専門としたハケン会社もあるだろう、製造専門であったり医療専門であったり販売専門であったりそれぞれ専門とする分野がある。しかしながらママさんは「子供が熱を出したら休むでしょう!」、「子供を迎えに行くので残業しないでしょう!」とハケンというビジネスでは非常に相性が悪い。だからこそオフィスタではビジネスではなく”支援事業”として発足されたのですが、「ママさん以外の者は支援してくれないのですか」という声を実際にもらい、将来ママさんになるであろう既婚者や独身者も今から理解ある職場ではたらきたいという要望に応えています。大手総合派遣会社でも最近は「ママさんもはたらけます」とか「ママさんも歓迎」というキャッチコピーはみかけるが、あくまで「ママさん”も”」であって、”も”というからには所詮オマケ的な位置づけで本命ではないところに置かれてしまっているのが想像できる。そういう意味では「ママさん”しか”」という位置づけのオフィスタははたらきたいママさんには貴重な存在となっているのではないかと思っている。オフィスタのスタッフは「子供が熱を出したら休みます」、「子供の迎えの時間が16時なので15時までの勤務にしてください」、「子供の運動会や授業参観の日には休ませてあげてください」、「子供の誕生日には残業はさせないでください」などを謳い文句にしたハケン会社など常識としてありえないと思うからだ。しかし『それでもいいからオフィスタを使いたい』という理解ある職場を発掘してお仕事を紹介してこれた功績はあると自負している(これもひとえに受け入れる企業さまのご厚情の賜物だと思っています)。だが、これらの事項はママさんには該当しても独身者には当てはまらないので、ママさんの方には満足していただけても以外の方にも満足していただけているか心配になる。オフィスタはコンセプト自体が特異で且つビジネスではなく支援なので八方美人で誰にでも好かれようとは思っていないが、かといって「ママさんに好かれれば、以外の人に嫌われてもいい」とは言えない。独身者でも将来ママさんになればワークライフスタイルは変わってくるし、理解ある職場で「将来的な育児と仕事の両立」を目指すそういう方も支援しなければ意味がない。専業主夫の男性も同様でママさんだけではなくパパさんも支援するのは当然だと考えている。企業理念とコンセプトを照らし合わせて「誰に満足してもらうのがベスト」なのか、「誰を支援するのが企業として必要なのか」を考えてみたくなります。「育児と仕事の両立」という基本コンセプトは依然ブレることなく、広く枝葉を増やしていくという理念が最善なのかなと考えていますが、スタッフの方々のご要望などがありましたら是非聞かせていただく機会が持ちたいと思っています。


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