第319話「競争社会」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 男性求職者に「上司は年下ですが抵抗ありませんか?」と聞くと多くの方が内心抵抗はあると答えるのに対して、女性求職者は比較的抵抗がないようです。ワークシェアやパート派遣の女性は家事・育児と仕事の両立が目的なのでそもそも競争を望んでいないため理由はうなづける。しかし独身女性やフルタイム週5日はたらく女性は多少なりとも抵抗があった方が良いと思います。自身より人生経験の浅いものが上長として指示し自分を監督するということに“くやしい”という意識があれば成長の糧になるはずです。会社組織を活性化するためには「追い付き追い越せ」の競争原理は刺激になります。AKBのように少しでも上位にステップアップするために日々努力して、周囲の者には負けたくないという強い気持ちは正にプロだと思います。10代~20代の女の子がプロであること・仕事であるという自覚を持って芸能界という世界ではたらいていることに見習うべき点は多々あるはずです。TVカメラの前では皆仲良く和気あいあいでも、内面では闘志がぶつかりあう姿勢にプロ根性を感じます。職場で上長として上り詰めている方は皆すべからずそういう経験を積んできているからそのポジションにいるわけで、OLといえどもそういう方に追い付け追い越せの闘志を燃やすのは会社にとっても自身にとっても成長の発奮材料になるはずで、プロとして金銭を稼ぐ以上は芸能人もOLも同じです。AKBのように勝ち負けに対して涙を流すくらい嬉しい・悔しいと思えるほど日々の努力は想像を絶するのだと感じますが、逆に言えば仕事において嬉しい悔しいと涙するほど仕事に打ち込んでいる者が世の中にどれだけいるのでしょうかという疑問に跳ね返ります。

また、人間関係を大事にしたいので競争は嫌いという方もいるでしょうが、追う方も追われる方も互いに認め合えば信頼関係は生まれますし、そういう互いが理解して生まれた人間関係の方が惰性で生まれる人間関係よりも強いものだと思います。女性求職者が職場に求めるものの第一位は“職場の人間関係”ですが、認めてもらって生まれるもの、認めることで生まれるもの、それがはたらきやすい人間関係でもあるので、会社である以上、プロである以上、競争して自分の居場所を見つけるのも仕事の一環なのかもしれませんね。


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