日本ではイエスマンというと上司が言う事に「はい、はい」と無批判で追従する者として、あまり良いイメージがないかもしれません。日本のサラリーマンといえばこのタイプの人間がかつては多かったように思いますが、最近は意識の多様化や女性の社会進出によって徐々に会社からイエスマンが消えつつあるそうです。わたしは上司(または目上の人)に無批判で追従するのは特に悪いことではなく、逆に何故批判しなければいけないのかと考えます。批判がない=自分の意見がない、と捉えられるのかもしれませんが、同調しているのであれば無理に意見を捻り出す必要もないということです。
そこは色々な考えの人がいると思いますのでさて置いて、ハケンというお仕事に携わっているとやはり色々な性格の人がいます。上司が何と言おうと自分の意見を貫く者もいれば、前述のイエスマンの方もいらっしゃいます。全体的に見るとイエスマンの方が充実した職場生活を送っているようです。もともと衝突が嫌いという人にイエスマンが多いのですが、2通りに分類されます。上司の言う事に疑いを持たないイエスマンと、自分は違うと思っていても仕方なくイエスマンを演じている者です。前者は性格的に温和で素直・人を信用しやすいという特徴があり自然体の姿がイエスマンなので一番充実した毎日が送れます。後者はどうしても自我を抑えているのでストレスが溜まりやすく繊細・気弱・デリケートな方が多いと同時に潜在的に野心家・猫かぶり・我儘・陰湿な方が多いと思われます。陰で上司の悪口を愚痴るのもこのタイプが多いようです。
職場でストレスがありますかという意識調査で、社会ではたらくサラリーマン・OLのアンケートでは必ずと言っていい程8~9割は「ある」でその原因の8~9割は「人間関係」と発表されるのは今も昔も変わらずです。普通の人なら当然のことだと思いますが、いつも調査結果を見るたびに「ストレスがない1割ってどんな人なんだろう?」と疑問に思っていましたが、根っからの素のイエスマンのような方なんだろうなと想像できます。
上司を信用するのと上司に服従するのとでは意識の根本が違います。ストレスの度合いも比較にならず、衝突することもなく、疑問に思うことなく職務を指示通りに遂行できるというのはある種の才能です。上司も気持ちよく指示・発言できるし、衝突しないのだから可愛がってもらえるし当然出世も早い、満足できる会社生活を過ごせるのだから幸せなことです。それはわかっているけれど、ついつい口が出てしまう、反抗してしまう、自分の意見を押し通したくなってしまう、こういう人の気持ちも分かりますがうっかり口走って後悔先に立たずということもありますので注意して円満な会社生活を過ごせるように努力しましょう。
イエスマン=要領が良い者=出世=満足度のつながりですね、会社組織とはそういうもので社会とはそういう世界なのだと割り切ってしまえば意外とストレスなんて抱えないでもイエスマンになることは出来るんですけれどね。
オフィスタ公式ツイッターはこちら
オフィスタ公式ホームページはこちら