第266話「死にたがりの生きたがり」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 毎日猛暑が続いていますがみなさんバテていませんか。お盆休みで休暇を取得された方もいるかと思いますが、オフィスタでは一斉休業はありませんが、職員交代制で夏休みを取っています。

わたしも先日夏休みをもらったので外出してきました(といっても都内にブラブラ程度ですが)。とあるエレベータでのこと、乗り込んできた若い女性2人組。どうやら友人同士のようですが「なんか最近やる気が出ないので会社辞めようかと思っているんだけど、どう思う?」とのこと。仕事柄ついつい耳が行ってしまいましたが、どうやら暇だと聞いていたので転職したらしいが結構忙しくて入社数週間らしいがもう辞めたいとこぼしている模様。もう1人の友人も「わたしに聞かれても・・・」という感じ。確かにそんな重要事項においそれと迂闊に回答できるわけもない。こういう話題は日常的に誰でも見聞きすることだと思いますが、他人にこういう相談をする方と言うのは本当に辞めたいのだろうか、それとも止めて欲しいのだろうか。わたしも仕事柄よくこの手の相談を受けますし、わたしはそれが仕事ですから他人事では済まされない、しっかりとした回答を提示する義務もある。この友人も「何とも言えないけど(責任は持てないけどという含みがあるらしい)、忙しいなら転職すれば?」と答えていましたが、「でも今の職場は給料がいい!」そうだ。「給料がいいなら続ければ?」と回答すれば「でも忙しいのでプライベートがない!」とのこと。わずかな時間ではありましたがこの友人も気の毒に内心“じゃあ自分で決めてよ・・・”という感じでした。

“死にたがりの生きたがり“という言葉があるそうです。要するに自分でも決めかねている、迷っている状態だと思いますが、ことお仕事に関して言えば”迷っているなら会社を辞めない方がいい“がわたしの考えです。会社を辞めなければ少なくとも路頭に迷うことはないでしょう、しかし迷いがある状態で辞めたら後に残るのは後悔のケースが多いです。お仕事に携わる色々な人を見てきた経験から導き出した自分なりの回答ですが、悩みや不満や不安は誰にでもありますが、焦って答えを出さずに自分でしっかり見据えてみる時間を取ることが大事ですね。


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