みなさまは職場で色々な方と出会い一緒にはたらいていることと思います。百人いれば百人百様だと思いますので気の合う方もいれば気の合わない方もいるでしょう。しかし、同じ目的に向かって歩いているというのが一緒にはたらく・一緒に仕事するということです。つまり一緒にはたらくというのは一緒に人生を歩んでいるということでもあるのです。
ハケンではたらく方の中にはスキルを身につけたいという目的の人もいるでしょう。生活のためにお金を稼ぐことが目的ではたらく人も当然いるでしょう。社会の一員として認めてもらうために社会復帰して仕事をしている人もいるでしょう。しかし、スキルを身につける・お金を稼ぐ・社会の一員として見て欲しい等は何も組織ではたらかなくても実現できるし得ることができることです。組織ではたらくことでしか得られないものとは何でしょうか？たぶんそれは誰かと一緒にはたらくということだと思います。折角一緒にお仕事をするご縁に恵まれたのだからその人たちから何かを得てもらいたいと考えています。
一緒に人生の時を共有して歩むのですから、職場では是非みなさんの人生に影響を与えるような人を見つけ出してもらいたいとオフィスタは願っています。良くも悪くもあなたに影響を与える存在の人が必ずいるはずですし、あなたに影響を受けた人も職場にはいるはずです。人は人に影響を受けて変わっていきます、これが俗に“人生”と呼ばれるものの正体ではないでしょうか。誰かと一緒にはたらくということは、誰かと一緒に生きていくということであり、誰かに影響を受けて人は変わっていく。おそらく人間は死ぬまでこの繰り返しなのでしょう。時給が高いとかオフィスが綺麗とかよりも、あなたに影響を与える人間が職場にいるということが人生では重要なのです。見習うにしろ、反面教師にするにしろ、あなたの人生に影響を与える人との出会いがあってそこから得るものこそが財産なのです。
これから新たな職場ではたらく方は、あなたに影響を与える人をまずは探してみるのがいいでしょう。その人の影響で今後のあなたの将来がどう転ぶかは分かりませんが、あなたの人生に必要だからその人と出会ったはずですからね。「この会社は嫌だ」、「この仕事はやりがいがない」など日々の不満もあるかもしれませんが、自分が何のために就職・転職するのか、何故はたらくのかに迷った時は目先のことだけを考えずに一度ゆっくり“誰かと一緒にはたらくということ”という視点で考えてみてはどうでしょうか。日本は長寿国と言われていますが、たかだか70～80年の人生です。誰かに影響を与えて与えられて限られた生命の時間を謳歌するのが幸せな人生ではないかと思います。
呼吸をするのは毎日気にも留めないことですが、心臓を患ったりすれば呼吸することの重要性をいまさらながら実感するはずです。仕事をする・はたらくというのも単純で当たり前な日常的なことのように思えるかもしれませんが、呼吸と同じくらい生きるために重要なことなんですよね、だからこそ働くことの本質をたまには考えてみるのも良いかもしれませんね。