みなさんは携帯電話の着信があったときにキャッチできるほうですか、できないほうですか。オフィスタでは仕事柄お電話をかける機会が多いのですが、女性の方が多いので、やはり男性に比べてコールに対してキャッチしていただける割合がかなり低いです。男性は携帯電話をポケットに入れたりや首からぶら下げて身に付けている人が多いのに対して、女性の場合は携帯電話をバッグや鞄の中に入れていることが多いというのも影響していると思います。
コールに出るも出ないも個人の自由ですので構わないと思いますが、お仕事を探している方・就職活動中の方が電話に出ないというのはいかがなものかと思います。色々な企業さまとお話をする機会が多いのですが人事担当者が一番頭を抱えているのは、「女性は電話しても出ないので連絡が取れない」ということらしいです。
・「求人を見て応募したいという時は電話してくるが、こちらから電話すると出ない」
・「面接に来てくれた方に内定を伝えたいのだが、いくら電話しても出ない」
というご意見が多いようです。オフィスタでも日常茶飯事の事なので慣れてしまいましたが、普通の会社では採用活動なんて頻繁にあるわけではないので驚いてしまうのでしょうね。
また、企業によってはこんな声もありました。
①「面接を受けたなら合否の電話が来ることが気になるはずなのに電話にも出ないし折り返しもない。合否の発表よりも大事なことがあるなら入社後も仕事は二の次なのだろう。」
②「電話がつながらない場合、30分待って折り返し来ない場合は不採用にしている(補欠の候補者を繰り上げる等)。」
③「電話に出るか出ないか(すぐに折り返しがあるかどうか)を本当に働きたいかどうかの熱意の評価基準に取り入れている。」
④「出れない事情(勤務中である等)があるときは、事前に『この日時は電話に出れない』旨の連絡をする人もいて、こういう方は入社後も丁寧な勤怠が想像できる。」
⑤「電話には出るが『どちら様ですか?』と不審そう。社名を名乗ると急に態度を変えるが素が見えてしまって残念。自分が応募した会社の電話番号くらい登録しておいて欲しい(または電話が来ることくらい予測しておいて欲しい)。」
・・・というような手厳しい意見も。
オフィスタでもここまで厳しくはないまでも①②③はなんとなく同意します。お仕事を紹介しようと何度電話してもつながらない以上、急募案件であれば当然別の方に勧めざるを得ません。数日後に折り返しのお電話が来てなんとかお願いしたいと申されても時すでに遅し、というケースは多々あります。お仕事に応募すれば当然折り返しの電話が来るのはわかっているはずなのに、それを疎かにしているというのであれば“就業意欲”を疑われても仕方がないかもしれません。
そういう意味では④のような評価基準もありかもしれません、お仕事に応募した時点から既に採用審査は始まっているという事を自覚しておいた方が良いでしょう。オフィスタでは事前に発信番号をお伝えしているので⑤のケースはないと思いますが、これも“自身が就職活動中である”自覚があれば予測・回避できる事例ではないでしょうか。
オフィスタでも試しに、就活中の男性10人に電話したところキャッチした人数は9人でした。一方、就活中の女性10人に電話したところキャッチした人数は2人でした。男性女性共に3日以内前にオフィスタのお仕事に応募してきた方ばかりです。30分以内に折り返しがあったのは男性1人、女性2人。1時間以内に折り返しがあったのは女性2人、翌日に折り返しがあったのは女性1人、2日後に折り返しがあったのは女性1人、折り返しがない女性2人(正確には1週間後に折り返しあり)、という結果でした。この男女20人「はたらく意欲は十分あります、熱意は誰にも負けません」という部分では全員共通でしたが、みなさまはどうお感じになられますでしょうか。
経験上、お仕事を早期に見つけられるのはやはり携帯電話が鳴った時にキャッチできる方のような気がします。本当に働きたいと思っているなら携帯電話のコールには特に意識して注意を払っているのは当然の事だと思われます(スマホなど常時いじっているはずなので『着信に気が付かなかった』はもはや企業側に通用しないでしょう)。携帯電話がない時代は採用試験後は合否発表を電話の前でジッと待っている、家から出られないという光景がありましたが、時代も変わり電話を持ち運べる世の中になりました。しかし、就業意識・熱意は固定だろうが携帯になろうがいつの時代も変わらないはずなので、携帯電話だからキャッチできないというのは就職活動においては言い訳にならないと考えていますので、キャッチできるかどうかも採用試験の一環だと思って家族や友人からのコールとは別物と考えた方が良いと思います。本気でお仕事をお探しであるならばの話ですが・・・。