第243話「苦しくても3年働けますか?」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

OFFiSTA オフィスタ・ブログ

はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

 ハケンのお仕事でよく“長期”という言葉を聞いたことがありませんか?しかし、この長期というのは派遣会社によって捉え方が違ってきます。一般的には3カ月以上のお仕事を長期と呼んでいるようですが、オフィスタでは“長期”の定義は「半年以上~定年まで」という意味合いで使っています。長期のお仕事を希望する方が多く、「ハケンは3年までしかいられないのが不満」ということもよく聞きます。しかし、「定年までの長期のお仕事をお受けいただけますか?」と聞くと明確な回答は返ってこないでしょう。派遣は3年までしかいられないと言っても、3年継続できる方も決して多くはありません。


長期を希望する方は、まず自身のこれまでの職歴に正社員経験があるのであれば3年未満で辞めた例がないかどうかを振り返ってみることが大事です。もし該当するケースが1社でもあるとしたら3年という長さを実感できるのではないでしょうか。退社理由は人それぞれだと思いますが、辛いことや苦しいこと、人間関係の難しさや職場環境、給与面等、愚痴りたくなるような嫌な思いも多々あったことでしょう。誰にでも思い当たる節があり、日本全国どこの会社に就職しても誰しもがぶつかる壁なのです。そこで3年耐えられるか耐えられないかの差なのです。統計的には正社員で3年継続できなかった職歴がある方は、以降も同様に短命退社されているようです。いわゆる“辞め癖がついてしまった”という現象で、これを矯正するのは困難であり、且つ辞めた理由に自身で正当な理由を付加して自己防衛本能でカバーしてしまうため自覚症状がないので繰り返してしまうというわけです。


 私が新入社員の頃に当時の上司から教えられた言葉です。「まずは何があっても3年間は続けなさい。死にたいくらいに辛くても苦しくても3年間は続けなさい。どんなに不平不満があっても3年間は続けなさい。たとえ給料が払われなかったとしても3年間は続けなさい。そうすれば必ず道は開かれるだろう」。結局、この言葉を信じて3年続け、そこで再びもう3年・・・と何度も繰り返しているうちに気付けば地位も給与も知らず知らずのうちに満足いくようになっていました。振り返ってみればその間「もう辞めたい」と思ったことは何千回何万回あったことか。苦しみから逃げたら報われる日は来ない、耐えて苦しんで涙して不平不満を乗り越えて人間は成長しますので、その生きるうえで大切な継続力を捨てないように頑張っていきましょう。日々の苦しみを味わえることこそ生きている証拠ですからね。最近、ふと手にした1冊の本『置かれた場所で咲きなさい』という良本がそんな記憶を呼び起こしてくれました。

オフィスタ公式ツイッターはこちら


オフィスタ公式ホームページはこちら