6月も終わりそうですが、6月と言うと雨・傘・湿気というイメージですが今年は意外に雨に降られることが少なかったように思います。7月・8月の暑いときにザーザーと降られるのでしょうか。暑い日に突然の大雨夕立ちで駅で立ち往生したりという記憶は誰にでもあると思います。でもその後カラッと晴天に見舞われる瞬間がまた心地よいものです。
雨上がりの独特の香りもどこかノスタルジックで良いものですよね。あの匂いは正確にはジオスミンといって、カビ臭の原因物質です。土壌中のバクテリアや、水中の放線菌又は藍藻類のある種のものによって生産される物質で、非常に微量でもカビ臭を発散させます。これが雨上がりの匂いの原因とされています。(ちなみに雨が降る前に発生する匂いはペトリコールといって、植物が土壌に発する油を含んだ地中の粘土で相対湿度が80%に達したとき、鉄分と反応して雨の匂いを発散させます。これが雨が降る前の匂いです。雨が降り始めると油は流されて、匂いは無くなってしまいますが。)
カビの匂い?というと少々幻滅気味ですが、日本人にとって雨は子供のころから6~8月にかけては何度となく経験してきた記憶に残っている大事な匂いです。冬に降る雨とはまた一味違った夏の雨をうっとおしくもあり、爽やかでもあり、そんな風に楽しんでみるのも良いかもしれません。特に今年は節電による“暑い夏“になりそうです、どんな場面で夏の雨に遭遇してどんな記憶を植え付けてくれるのでしょうか。