オフィスタで毎月発行している「オフィスタNEWS」の特集記事で家事代行サービスの現場へ取材に行って来ました。家事とお仕事の両立で頑張る主婦の方へ、福利厚生サービスの一環としてオフィスタが提携している家事代行サービスの作業風景を取材しました。
モニターをお願いしたのはオフィスタの登録者の中から選ばれたママさんワーカーです。お金を払ってまで家事代行を頼むことは考えていないとお考えの方もいらっしゃいますので、実際に家事代行サービスを利用したことがない主婦の方に利用してみて生のご感想を伺うという企画です。記事はオフィスタNEWS第35号(H23.4.15発行)にて掲載されますので、詳しくはそちらをご覧いただくとして、ここでは取材した側の“私自身の感想”を書いてみました。
①今回は2時間という時間制限でどこまで出来るかを取材させていただきましたが、目安としては3LDKの住居であれば2~3時間程度でひととおりの掃除(クリーニング)という感じでした。
②気になる料金ですが、2時間で7000円程度(単発は約13000円)ということで、月に1回掃除をお願いすると考えれば、微妙な料金帯と感じました。私は独身なので掃除は疎かになりがちなので、月1回7000円なら決して高くはないかな・・・という感じでしたが、主婦の方の感覚はまた違うかもしれませんし、妊娠中であったり、親の介護もしているといった環境によって感じ方が変わってくる料金帯と思いました。
③今回は掃除をメインとしましたが、専門技術者によるエアコンのフィルター清掃やパイプ清掃といったハウスクリーニングは年末の大掃除の時に1回位はお願いしてみても決して高くはないと思いました。素人では手が出ない部分の清掃がハウスクリーニングであるのに対して、普段主婦が出来る範囲内のことをあえてサービスとして行ってくれるのが家事代行サービスです。家事と名のつくものなら掃除・洗濯・料理・犬の散歩と何でも指示さえすれば対応してくれるのが特徴です。
④取材していて家事代行とはいわゆる「1日だけの家政婦さん」、「単発のメイドさん」であることがわかりました。欧米ではメイドは珍しくないのかもしれませんが、日本では家政婦さんを雇っているご家庭といえば豪邸の富裕層というイメージしかありません。日本人がメイドを使うという風習になれていないのか、少々抵抗があるように見受けられました。本来であればメイドさんが掃除をしている中で、テレビを見ていてもいいし、自分の趣味のことをしていてもいいのですが、なかなかそういう雰囲気はまだまだ日本人の感覚にはかけ離れているように思いました。掃除をしてくれている際も落ち着かない感じで、どちらかというと「一緒に掃除をするために手伝いに来てもらった」という感覚で忙しいときの助っ人として利用するのが日本人向きではないかと思いました。
⑤メイドとはいえ自宅に入ってもらうのは抵抗があるというのも日本人的な部分でしょうか。「明日は家事代行の人が掃除に来てくれるから、あまり散らかっていると恥ずかしいので掃除をしておこう。」という笑い話のようなことも現実のようです。
家事代行サービスの担当者によると、やはり需要が多いのは妊娠中であったり、介護であったり、どうしても家事を行うことが難しい方の定期的な利用が多いとのことで生活環境による利用の有無が大きいようです。
確かに7000円といえばパートではたらく主婦の方にしてみれば日給相当額ですので、なかなか使ってみようという機会が訪れるかどうかわかりませんが、オフィスタとしては「家事とお仕事で頑張っている自分への月1回くらいのご褒美として利用してみては?」と言う意味での福利厚生サービスとして当初より捉えていました。
たまにはちょっと贅沢して家事はメイドさんに任せて、家族で映画を観に行って外食するといった心のリフレッシュのための出費と捉えて利用するのが家事代行サービスの賢い使い方かもしれませんね。