会社は従業員に1年に1回定期健康診断を受診させる義務があります。従業員も受診しなければならない義務があります。定期健康診断は労働安全衛生法に規定されている双方義務です。
これは会社が社員の健康状態を把握し適正な業務に就かせること、もし健康上適正でない配属先である場合は配置転換等の参考にするために必要です。
法律で最低限この項目は受けて下さいという法定健診がどこの病院でも設定されています。しかし法定健診は法律上最低限の受診項目だけですので、他にもオプションで項目を増やしたいという方もいらっしゃるでしょう。
みなさまが気になるのは健診費用はどうなるのか?ということではないでしょうか。年1回の法定健診は会社でその費用を負担するのが一般的です(法律上はどちらが負担するとは明記されていませんが、一般的に会社が負担するのがほとんどです)。但し、法定で最低限受けることが義務づけられている項目以外の検査はあくまで個人の希望ですのでオプションについては社員が実費負担するのが一般的です。
先日、あるスタッフの方から「法定健診では検査項目が物足りない」というご意見があり、「実費になってしまいますがオプションで項目を追加することが出来ますよ」と説明しましたところ、「オフィスタはママさん派遣なのだからスタッフさんの平均年齢も他社よりも高いのではないか?であれば福利厚生でオプションも会社で負担して欲しい。」という内容のご意見をコーディネーターが持ち帰ってきました。
もっともなご意見だなと関心していたのですが、これまで全く考えもしませんでした。私たちは法律で定められている法定健診を受診していただき、その費用を会社が負担するのは当然で、オプションは社員の自己負担になるのもこれまた当然と何の疑問も持たずにいました。みなさまの健康管理の観点でいくつかの制度を導入はしていますが、検査項目までは頭になかったのが正直なところです。
こういうご意見こそスタッフさんの生の声であり、まだまだみなさんの身になって考えられていない証拠だなと恥ずかしく思いました。
年齢・性別・家庭環境などが異なれば視点や観点も変わってくる。「それが一般的だから」とか「それがどこの派遣会社もやっていることだから」という意識で済ませていたらつまらない派遣会社しか作れないと思いますので、できるだけ生の声は反映させたいと考えています。本件は予算的な問題もあることから制度として取り入れられるかどうかは現時点では未定ではありますが、社内での検討事項として取り上げることにします。
なお、健康診断に関しては通常、派遣会社では就業1年以上勤務した場合、または1年以上の長期契約を始めから締結した場合を除いて定期健診費用は会社で負担することはありません。これは条文の「雇用者は常勤雇用する労働者に対し年1回の定期健康診断を受けさせなければならない。」という“常勤雇用”を1年以上と解釈しているからです。オフィスタでは就業1年未満の方にも、1年以上の勤務予定が見込めると判断した場合には初年度から健診が受けられるように補助をしています。入社時健診も1年以上の雇用契約を結ばない場合には自己負担であるのが一般的ですが、オフィスタでは1年以上の勤務予定が見込めると判断した場合には契約期間が1年未満であっても会社で補助を支給しております。
(本人負担額の一部または全部をオフィスタで費用負担するものです。平成21年8月1日制度導入。詳しくはオフィスタ総務部または総合管理室までお問い合わせ下さい。)