先日最寄りのハローワークへ行ってきました。混雑状況も見ておくために、求職部門を覗いてみましたところ、噂通りかなりの人で混雑しておりました。混んでいるとは聞いていましたが、正直ここまでとは思いませんでした。
銀行のように順番待ちの番号札をもらって待つのですが、混雑時には2時間程度も待たされるとのことです。国内全体が不況時ですので、これだけの人々に全員に行きわたるお仕事が随時ある状況ではないため、条件の良い案件は80~100倍以上にもなるそうです。倍率80ということは応募者の79人は涙をのむ結果になることを指しており、一層の景気不安を感じずにはいられませんでした。ただ、国内で最もお仕事案件が集中しているのは紛れもなく公的機関であるハローワークであることは間違いありませんので、こまめに足を運び数少ないチャンスでも積極的に挑戦してお仕事を勝ち取っていただきたいと思っております。そこで今回は効率的なハローワーク活用のワンポイントとして、
①現在は確かに慢性的な混雑状況ですが曜日によって若干のムラがあります。地域によっても異なるのかもしれませんが、月水金は比較的特に混雑している気がするとオフィスタ人事担当者が言っていましたが、混雑の激しい曜日を避けて通っている人もいることでしょう。しかし、混雑しているということはその曜日に集中してお仕事案件が集まることも意味します。ご存じのようにハローワークのお仕事情報は新しいものが前面に出てきて、古いものからどんどん後ろに下がっていきますので、急募であったり、より多くの人に応募して欲しいとお考えの企業さまは、あえてハローワークの混雑する曜日に合わせてお仕事案件を公開してきます。もちろん新着情報は出来るだけ早くにキャッチした方が有利ですので、混雑する曜日を避けるのはデメリットになることもあります。
②窓口で担当官にお仕事相談に乗っていただくことができますが、漠然と「何かお仕事ありますか?」と聞くのではなく、事前にご希望のお仕事案件をいくつかピックアップしたうえで、「これまで経理職が長かったのでこれからも経理の仕事がしたいので、このお仕事について教えてください。また、他にも似たようなお仕事はありますか?」というように、業界なり業種なりご自身が就きたいお仕事の希望をまず提示することが重要です。これだけ混雑していますので、担当官も1人当りにかけられる相談時間も限られることと思います。限られた時間を有効に活用するために、まずは希望や諸条件を明確に提示したうえでご相談いただくことが賢明です。自身の求めている条件が漠然とし、はっきりしていないと、2時間待たされた挙句に倍率80といったお仕事を紹介されてしまっては、ご就業は遠のくばかりか、ハローワークからも足が遠のいてしまいかねません。
③良い案件や急募の案件は、いわば早い者勝ちと言われるようにスピード勝負になります。やはり情報をいち早くキャッチするアンテナを立てておき素早い行動を起こすことが大切です。こまめなチェックは怠らず、また、ハローワーク以外にも求人媒体誌や派遣会社、ママさんはマザーズハローワーク等を利用するということも1つの有効な手段だと思います。
厳しい状況ではありますが良いお仕事とのご縁はタイミングでもありますので、諦めずに且つアクティブに頑張っていただきたいと思います。オフィスタでもみなさまのご就業の一助になれるよう頑張らねばとハローワークを訪れて改めて思いました。