就職・転職の際に必要になる履歴書ですが、みなさんはどのようにご記入していますでしょうか。
また企業・団体のみなさまは履歴書から何を読み取っていますでしょうか。
オフィスタでは毎日何枚もの履歴書を読んでいることもあり、一般の方よりも色々と気が付く部分もあります。最近ではエクセル・フォーマットでの履歴書が主流ですが作成する際にチョットしたコツで綺麗な履歴書に早変わりします。また、企業の採用ご担当者におかれましても評点ポイントとしての再チェックのご参考にしていただければと思います。
エクセル・フォーマットはデータで送付できる利便性のため主流になりつつありますが、自筆の手書きのものが指定様式の企業さまもいらっしゃいますので事前に確認した方がよいでしょう。
エクセル・フォーマットはJIS規格の用紙を利用するのが良いと思います。(お持ちでない方はオフィスタ・ホームページでJIS規格エクセル・フォーマットを無料ダウンロードできますので、ご自由にお使いください)
http://www.offista.com/coffee/database/database.htm
エクセル・データ履歴書の場合は履歴書と職務経歴書をシートを分けて1つのファイルに納めた方がよいでしょう。いくつものファイルを添付するよりもエクセルファイル1つの方が受け取った人事担当者もスッキリと管理しやすいと思います。
ファイル名は「履歴書と職務経歴書(田中聖子)」と必ずご自身のお名前を付けるようにしましょう。企業の人事担当者は何十人もの履歴書を受け取りますので、「このファイルは何なのか、だれの履歴書なのか」がはっきりと分かるのは有利です。
特に一般事務のお仕事の場合は今やエクセル・ワードは必須スキルの1つです。作成方法で下記のチョットしたところを気をつけるだけで大きな差をつけられるのもエクセル履歴書の特徴です。
書体・フォントを整えているかどうか。(書類作成の際のレイアウト力を読み取ります)
写真をエクセルの表の中に貼り付けているかどうか。(画像の貼り付けが出来ると日常それなりにPCに慣れ親しんでいることが読み取れます)
セル内でしっかり改行できているかどうか。(スペースを使う方が多いですが、これもエクセルの基本操作として日常慣れ親しんでいる人であれば自然体で行う手法です)
丸印を図形でしっかり書いているかどうか。(図形はプライベートでは意外と使う機会が無く、この図形機能は一定のPC事務スキルが読み取れます)
印刷範囲設定はしっかり出来ているか。(人事担当者がプリントアウトしたときにしっかり1枚に収まるようにとの心遣いは印象が良くなることでしょう)
強調したい部分があっても、網がけや色付けは避けましょう。
書体はMS明朝かMSゴシックが一般的です。丸文字体などはもちろんNGです。
学歴や職歴は毎回同じかもしれませんが、応募した志望動機などはその都度異なるはずです。決して1つのデータを何社にも使い回しするのはやめましょう。
メールで送付する際は、必ず宛先とご自分の住所・氏名、簡単でも良いのでご挨拶の文面をメールテキスト本文に記入しましょう。
電子データ履歴書の場合、メールで添付して送ったはずなのに届いていないと言われたというトラブルが非常に多いのです。メールアドレスは打ち間違いが多かったり、添付するのを忘れたりもしますので、送信後は必ず送信済み確認を怠らないようにしましょう。または、人事ご担当者にメールで送信した旨の一報を入れておく等の対応も良いでしょう。
履歴書や職経歴書はもちろん内容が最重要ですが、その内容を更に色鮮やかに演出するためにレイアウトなどの細やかな部分でも丁寧に作成してみましょう。
エクセル・フォーマットで履歴書を作成する際のレイアウティングのワンポイント・アドバイスでしたが、次回は自筆手書きの履歴書のレイアウティングについて触れてみたいと思います。
オフィスタ人事管理部では登録スタッフのみなさまへ履歴書の無料診断アドバイスを行っておりますので、もし履歴書作成で何かございましたらお気軽にお問い合わせください。