みなさんは「オフィスタ」と聞いてまず何を連想するでしょうか？「オフィス（事務所）の何かだろうな」と漠然と思うのではないでしょうか。「OFFISTA」になるともう何のことかサッパリではないでしょうか。
オフィスタというのは私ども日本プランニング株式会社が運営する派遣サービスのブランド名なのですが、最近では「日本プランニング」では通じず「オフィスタ」という名前の方が相手に通じるようになってきてしまいました。
元々は「日本プランニングのオフィス・スタッフ部門」と言っていたのですが、社員が忙しいときや会議の席、社内文書でみんなが略して「オフィ・スタ」と読み書きしていたのがいつの間にかそのままブランド名になってしまいました。普通は会社名にしてもブランド名にしても、仕事内容をイメージしたり夢や目標をひっかけて名前に付けるのが一般的なのかもしれませんが、「オフィスタ」は日常社員が使っていた略語がそのままネーミングになってしまった産物なのです。初めて「オフィスタ」と聞いた人はなかなか何の会社か即座に理解することは難しいかもしれません。はじめて聞いた人は「オフィスラ？オフィスナ？」という感じですが、「オフィス・スタッフのオフィスタです。」というと派遣会社であるということが理解でき「オフィスタ」の語尾もくっきりわかってもらえるようです。この「オフィスタ」という語呂はその意味がわかってしまうと意外と覚えてもらえる名前のようで、次回からは「オフィスタ」といえば大概通じるのには驚いています。
次にイメージ・カラーですが、色々な派遣会社のホームページを見るとおわかりになるかと思いますが、基本的に青・緑・橙といったカラーリングが目立つと思います。これは男性・女性を問わず歓迎しますという派遣会社の意思表示なんですね。そこでオフィスタでは大胆に「女性を応援するという意思表示」を直感的に伝えたいとの想いからピンク・カラーを選択しました。オフィスタはもちろん男性の方も大歓迎なのですが、ホームページを見て「男性では登録できないのか・・・」と帰ってしまった方もいらっしゃったのではないかと残念で申し訳なく思いますが、女性・育児・家庭・お子様といったキーワードを知ってもらいたいとの気持ちから派遣会社としてはかなり大胆なカラーリングの選択をしたと思っています。
オフィスタの蝶蝶のロゴは知り合いのデザイナーさんが作成してくれたものです。人が手をつないでいるマークや女性がはたらいているマークなど、いくつか候補があったのですが女性社員とそのお友達の女性にアンケートしたところ圧倒的な人気があったのがこの蝶蝶のマークでした。（後に判明したのですが、この調査当時、某DCブランドが蝶をイメージに大々的に宣伝活動を行っており女性の方に蝶が流行というかブームであったことがわかりましたが。）
そんなこんなでいつしか「オフィスタ・ピンク・蝶」という１つのブランドが誕生したわけですが、このブランドは決して意図して作成したという実感はなく、いつのまにか・・・という気がしています。
考えてみればブランドなどというものは周囲が作り出すものであって、我々が生み出す類のものではないということです。ただ最近では正式な会社名の日本プランニングよりも「オフィスタ」という名前の方がみなさんに通じるようになってきて少しうれしいような戸惑うような、そんな気分のこの頃です。