第3話「タイムシート」 | OFFiSTA オフィスタ・ブログ

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はたらく女性/育児とお仕事がメイン・コンセプトのハケン会社オフィスタです。
ここでは派遣のお仕事についてハケン会社の立場から日々思ったこと・感じたことを綴ってみるWeeklyコラムです。

オフィスタでは毎月月末はタイムシートの提出日になっています。タイムシートとはいわゆる出勤簿のことで、毎日業務終了の際に何時から就業して何時に退社したという確認をいただくためのシートです。1カ月のタイムシートをいただくことでお給料の計算ができるようになるわけです。


 このタイムシートは1枚の用紙に毎月1日~31日までの欄があって、該当する日に勤務状況を書き込むわけですが、かつてはオフィスタではできるだけ詳細な情報をいただきたくて「出勤時間」、「退社時間」、「残業時間」はもとより、「お昼休みの時間」や「遅刻の際の理由」などなどがA4用紙1枚にいくつも項目分けがされているものでした。

スタッフのみなさまの状況をより知るべきと当時は思っていたのですが、ある日あるスタッフさんからこんなことを言われました。

「就業時間が終わってタイムシートを書いている時間がもったいない」

前にも綴っていますようにオフィスタのスタッフさんは終業後も育児に家事にと無駄にできる時間はなく、ましてや残業などでお仕事が長引いたときはできるだけ早く帰宅の途につきたいのです。早速社内でタイムシートの改訂に取りかかったのを覚えています。

今ではオフィスタのタイムシートは必要最低限の記入だけで済むように簡素化され、パッと見て直感的にわかりやすく工夫されていますが、このスタッフさんの意見がなければもしかしたら私たちは気付かずに旧タイムシートを使い続けていたかもしれません。


この一件でわかったことは、タイムシート1枚にしてもスタッフのみなさんにやさしいものでなくてはならない、タイムシート以外にもあらゆる面でスタッフのみなさんのご負担を減らせる部分は改善してでも減らしていくことが必要であるという意識が高まったことです。特に些細な部分はなかなか私たちも気が付きにくいものですし、実際に毎日の体験の中でスタッフのみなさん自身だけが気がつくような部分もあるものです。オフィスタでは現場のスタッフさんの生の声を反映して働きやすい環境をご提供することが大事だと考え、そのためにはスタッフのみなさんが遠慮なく生の声を出せるような環境作りが必要なのです。

「子供の父兄参観日に仕事で行けなくて悲しい」という声を反映して「学校行事休暇制度」を導入したり、「子供を託児所に預けると費用がかかる」という声を反映して「ママさんスタッフには育児手当支給制度」を導入したりと、どんどんスタッフさんの声を反映しています。


みなさんの声に全て十分にお応えできているかと言えばまだまだかもしれませんが、少なくとも派遣会社はスタッフさんを就業させたらそれでおしまいなんて関係ではつまらないと思います。オフィスタではスタッフさんが就業してからが第二のスタート地点でもあると考えています。このようなオフィスタのスタンスを決定づけるキッカケになった「タイムシート」を毎月月末に手に取るたびに私たちのお仕事の奥深さを実感させられる思いです。


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