
みなさま、こんにちは。
カウンセリングサービスの松尾たかです。
毎週火曜日は「うまくいくコミュニケーション」というテーマで、
4人のカウンセラーがお届けしています。
★火曜日のメンバーは、こちら
優木るな
成宮千織
大麻織江
そして、私、松尾たかです。
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今年のGWは以前よりも外出しやすい状況になって、
スケジュールが満載という方もいらっしゃるかもしれませんね。
それぞれがご自分なりのGWを楽しむことができますように。
GWにお仕事の方は、良いお仕事となりますように。
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あなたはご自分のことが好きですか?
もし、「大好き!」と即答できるのなら、この先は読む必要がないかもしれませんね。
もし、あなたが、
自分のことを好きと言いたけど、無理!
こんな自分のことを好きなんてあり得ない。
私は私がキライ。
なんて思うとしたら、それはちょっと悲しいし、苦しいかも・・ですよね。
だって、本当は誰もが自分のことを好きでいたいと思いますから。
少なくとも、自分を嫌わず、どんな自分も受け容れられたらと思うのではないでしょうか。
今回は、こんな自分(今の自分)をイヤだと感じている方へのお話です。
***
自分のことが好きではない(またはキライ)なのはなぜでしょうか?
多くの場合、
「こんなダメな私は良くない。」とか
「こんな役に立たない私はみんなから嫌われる。」とか、
「もっとみんなと同じようにならなくちゃ。同じようにしなくては・・」
と思っていると考えられます。
「私はダメ/役立たず/人より劣る」という自己概念がベースにあるため、
常に周りの目を気にするようになります。
そうすると、いつの間にかこんなことを当たり前のようにやってしまいます。
〇自分に厳しい・自分に強いダメ出し
「ほら、そこがあなたのダメなところ。」
「もう、また同じミスしてる。」
「もっと空気読みなさいよ!」
「どうしてそんなことも出来ないの。ほんと、最低」
「しっかりしなさいよ」
なんて、自分自身に対して言い続けていないでしょうか。
24時間、常に自分で自分をずっと監視し続けているような感じです。
だとすると、いつも緊張状態にあり、肩の力も抜けません。
監視役であるあなたは、自分自身のほんの些細なミスも許してくれませんからね。
自分から自分自身にいつ何を言われるのかと思うと
気を張っているために心も体もカチカチで
自分の中にあるエネルギーも恐怖や不安を避ける(自己防衛)に使ってしまい、
もうヘトヘトに疲れてしまうわけです。
やりたいことがあっても、そっちに使うエネルギーは残っていないとしたら、
悲しいですよね。
厳しい言葉を自分にかけるのは、叱咤激励
自分を振り返っている/反省していると思っているかもしれませんが、
本当にそうでしょうか?
自分では単に反省しているつもりでも、
自分に厳しく自分バッシング(自分責め)をしていることがあります。
反省と自己バッシングは似て非なるものです。
振り返りや反省は、その経験を活かして前に踏み出していくためのものですが、
自分を責めている時は同じところをぐるぐるして
「なぜ私はあんなことをしてしまったんだろう。」
「どうしてあの時私は気づかなかったんだろう。」
というようにずっと考え続けて自分を叩いています。責めています。
自分にかけているその言葉が、
あなたの大切な人に向けても言えますか?
もし、人には言えない/言わないような言葉であるなら、
自分自身にも言わないであげてくださいね。
まずは自分の緊張状態を解いてあげましょう。
〇必要以上に頑張ってしまう
人と同じようになる(見せる)ために、
「私はすごく頑張らなければならない!」と思っていませんか。
私は人より能力が足りないと思うから、頑張ってその穴埋めをしようとするわけです。
そのままでは認められないと思うので、頑張って頑張って認めてもらおうともします。
だけど、たとえ認められても、褒めてもらえたとしても、
不足感から頑張っていたなら
「ダメな自分がばれなくてよかった」と安堵するだけで
今度は自分の本当の姿(←あなたの誤解ですよ)がばれないようにと、
さらに頑張り続けてしまいます。
どれだけ頑張っても自分を認めることができないと辛いですし、
燃え尽きてしまうことにもなりかねません。
自分が頑張ったことは、ちゃんと認めて褒めてあげると、
それが自信にもつながっていきます。
自分にとって当たり前にできることや些細なことであったとしても
自分を褒める・認める癖をつけてみましょう。
「私よくがんばった!」「私エライ!」「私っていい人」
どんな言葉でもOKです。
〇 自分自身の本当の気持ちがわからなくなる
こんな自分がイヤ・キライと思うと自分を隠そうとしますし、
人とは上手くやっていかなければいけない、
人に嫌われてはいけないといつも他人軸で考えているかもしれません。
みんなと上手くやろうとするあまり、自分の気持ちをどんな時も押し込めてしまったり、
自分の感覚が他の人と違っていると感じると
「私の感覚が変なんだ。」と思って自分の想いをスルーしたり、一瞬で気持ちに蓋をしてしまうかもしれません。
確かに、社会生活では協調性や調和も大事なことではあるのですが、
自分の感覚・思い=ダメ(私が間違っている)という意識が強いと
人の思惑や視線をいつも気にして自分の行動や考え方を決めることになり、
気づいた時には自分の本当の気持ちが行方不明なんてことになってしまいます。
自分の気持ちや感情が波立たないことは、
どんな時も冷静でいられるとか、深刻になりすぎなくていいとか、傷つきにくいとか、
時と場合によってはメリットもあるかもしれません。
だけど、ずっと自分の気持ちや感情を心の奥に閉じ込めることが続くと、
喜怒哀楽も感じにくくなってしまって、生きているのか死んでいるのかわからないような
空虚な思いでいっぱいになることもあるのです。
何をしても楽しくない、気力もやる気も減退してしまうなんて避けたいですよね。
どんな気持ちを感じても、その気持ちを自分自身がしっかり認識していると、
たとえその場では自分の思いと違う対応や行動をしても、
やらされている感も減りますし、後から自分の気持ちをケアすることもできます。
自分の中に沸き上がってくる想いや感情にいいも悪いもないことを知っておいて下さいね。
どんな想いも大切に受けとめてみましょう。
***
私たちは自分を嫌っていることを自覚していることもあれば、
嫌っていることを自覚していないこともあります。
あなたにとってダメな自分、イヤな自分がいたとしても
それは「今」の自分というだけなのです。
そのままの自分が一生続くわけではないのです。
「今」の自分を受けとめて認めることで、緊張もほどけて余裕がでてきます。
すると自発的に、未来のなりたい自分に向かって進んでいくことができるようになります。
だれもがステキな私になれる可能性を持っていることを忘れないでくださいね。
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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次回の火曜日「うまくいくコミュニケーション」は
優木るなが担当いたします。
どうぞお楽しみに。
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