樹海のリュケイオン

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関西のフリーナレーター・樹リューリのブログです。


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今年も盛り上がりました、神戸新長田「三国志祭2018」。

 

去年はお客さんで楽しみましたが、今年は演者の一人として三国志朗読で参加しました。

とはいえ、グッズブースやステージを楽しむ時間的余裕はたくさんあったので満喫。

KOBE鉄人三国志ギャラリー、六間道商店街は大勢の人で終始にぎやかでした。

 

ピフレホール会議室Aでの三国志朗読。20分の2本立てというのはなかなか体力的にハードでしたが、たくさんの方が両方聴いてくださってて本当にありがたい限りです。

そのあと、横山光輝三国志研究会まとめにて、5本の名場面朗読。

客席の目の前でのダイレクトな朗読でしたが、その分手ごたえが直に感じられて楽しかったです。ライブの肝は「気」ですな。

 

三国志グッズや書籍、ビーズアクセサリー制作体験や武将画ライブペインティングなど、おなじみのコンテンツから新しい催しまで、いつも以上に盛り上がったような気がします。

好きなものの中に好きな人同士で没頭する楽しさというのは代えがたいものですな。

ぜひ来年もやっていただきたい、また参加したいです。

 

祭の最後にはパレードなんかもあって一際盛り上がる。

練り歩く桃園三兄弟の京劇風着ぐるみは、恐怖すら覚えるほどでかくて、さすがに凡百のゆるキャラとは一線を画しておりますなw

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3m近くはあるぜw


いよいよ明日は三国志祭!

神戸新長田は朝11時から武将たちが練り歩き、そばめしが振る舞われ、グッズの出店が並び、各所ステージで色んなパフォーマンスが行われるのです。

駅前ピフレホール会議室Aにて、13時からは「三国志講談」。
14時からは「三国志朗読」。こちらに出演いたします。
どちらも観覧無料ですのでぜひお越しくださいませ!

紅の豚も観ないで稽古したから大丈夫!
まあ紅の豚DVD持ってるけど!

お待ちしてます!

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服部緑地野外音楽堂にて。

ミュージシャンたちの祭典に参加してきました。

秋とは思えないほどの日差しと、秋ならではの風の中、唄と音が満ちる空間。

今回はサブMC兼スタッフとしての参加でしたが、MCはともかく、まあ仕事できねえ。

人員と時間制限の中装置の移動と組み立てが仕事ですが、知識が無いから何をどうして組み立てればいいのかわからん。焦って手出すと壊したり間違ったりして余計に手間を増やして…もう思い出すだけで情けない。

裏方、という呼び方がありますが、気づかれにくい裏側でプロフェッショナルを発揮する人々のすごさよ。

舞台解体まで手伝いましたが、体力的にも腕力的にも役立たず。恥ずかしい限りです。

企画の運営というのは規模が大きくなるほどこういう苦労が倍々に増えていくんでしょうね。大変。

今年も例年以上に密度の濃いライブを堪能できました。

唄が上手い、楽器が上手いというのはすごいことですねえ。

来年もまた開催が決まっているそうですが、なんとか筋肉痛を治してまた参加したいです。

 

画像は歌屋BOOTEEさん。

ライブはメチャクチャカッコいいのに、バラシの時間はみんなの爆笑を独り占めでしたw

最近水筒を買って持ち歩いています。

今までずっとペットボトルを現場現場で入手する生活だったのですが、ふとしたことで気まぐれに。

魔法瓶ってのはどういう理屈なんでしょう。なんで温度変わらんねやろ。

便利ですし、いつでもまだ水が手元にあるという安心感に支えられます。

出先だけでなく部屋の中でも常に手元に置いていて、本読んだりテレビ観たりしてるときに飲む。冷蔵庫へ立つ頻度が減りました。

生活の知恵ととるか、究極の怠惰ととるかw

今のところ冷たい水が入っておりますが、これからは温かい方がよくなるのかも。

そうなればお茶やお湯だけでなく変わったもの入れて持ち歩いてみようとコッソリ目論んでいます。コーンスープとかなw

 

いよいよ10日後に迫って参りました神戸新長田「三国志祭」。

JRの駅下りてすぐ、噴水の向こう側に建つピフレホール会議室Aにて、「三国志朗読~奪矢十万本~」をやります。

赤壁の戦いの前哨戦エピソードとして有名な「草船借箭」の故事を、朗読用にアレンジしました。20分程度の短編です。

 

三国志朗読は何度かさせてもらってて、そのたびに主人公をいろいろ変えてるのですが、今回は初めてメジャー級を持ってきましたw

諸葛孔明が主役です。

 

さらに今回は祭用のスペシャルコンテンツということで、なんと同じタイトルで演義版・平話版の二つを用意しました。

話の筋は一緒ですが、登場人物が違います。平話版には孔明出ません。かわりといってはなんですが、魯粛の性格がだいぶ違う。

マニアの方にもニヤリとしていただけるように、もちろんまったく三国志を知らない人にもわかるように工夫しました。朗読ならではの楽しみ方ができるのではないかと思います。

14時開演。観覧無料。

 

当日は新長田の駅前商店街が三国志一色になります。

イベント、トーク、ライブ、グッズや体験コーナー。盛りだくさんです。

僕も三国志朗読のあとは、KOBE鉄人三国志ギャラリーさんの「横山三国志研究会」に出て、名シーン朗読をさせていただく予定。

ぜひ11月3日は新長田で、一日三国志体験を楽しんでください。お待ちしてます!

 

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遅ればせながらアムリタ落語会、無事終了しました。

来ていただいた皆様、気にかけてくださった皆様、ありがとうございます。

 

「ねずみ」は登場人物も多いし尺も長いので体力的にはしんどい噺なんですが、やっぱりやってると楽しい。

失敗しても後戻りできないという緊張感の中で「これか?」「こうか?」と試してみるのはとても楽しい作業です。お客さんの前でしかできないことなので、落語会ゆうのは本当に貴重な場。ぜひまた出させていただきたいです。

 

アムリタ落語会では、毎回「鳴り物」、つまりは楽器の演奏も演者でやるのですが(三味線だけは専門の方がいます)、ワタクシまったくのドシロートにもかかわらず、今回は銅鑼と太鼓を(少しだけw)担当いたしました。

銅鑼の方はまあタイミングさえ間違わなければええとして、太鼓よ問題は。

トトンカトトンカトトトントン。そんな軽快なリズムをいきなり打てるわけがない。だいたい太鼓の達人かて最初の方で死ぬでわしゃ。

一生懸命やりましたがまあ難しいもんです。

それでも何とのう世界を華やかにする作業に没頭できて、それはそれで楽しい体験。

しかし共演者の方々は、自分の噺もあるのにようあんな器用に演奏しはるわ…なんでも精進ですな。

 

打ち上げも大勢残ってくださって、感想やら冗談やら、楽しい夜でございました。

今年のアムリタ落語会はもうこれで終わりだそうですが、またどこかで落語やりたいですね。

 

さて、次は朗読。

来月早々の三国志朗読です。

こちらもぜひお楽しみに!

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1冊に67編の推理小説が収録。コスパ優れてますw

ミステリの解決部分の爽快感が手軽に何度も楽しめる1冊。

収録作はほとんどが古典に属する作品なので、たまに時代や環境の差異を感じたり、当時の文化を推し量って読まないといけなかったりしますが、それも楽しみのひとつ。

 

今となっては使い古されたトリックだったりロジックだったりもありますが、ああこの頃は衝撃的だったのかも、もしかするとこれが初出?などという風に読むのがよいでしょう。

とにかく手軽に楽しめるので、電車を待つ間なんかに最適です。

 

好みなのは

・「牧師の汚名」J・G・カズンズ

・「月の光」W・ハイデンフェルト

・「正義の費用」モーパッサン

・「二十年後」O・ヘンリー

 

「ビーグルの鼻」のように探偵役がメジャーな歴史上人物だった、というオチも好き。

「壁の中へ」や「豹男の話」はずっと骨子がアタマに残ってて、今回の再読で、ああこれで読んだのかと再会を果たしたような嬉しさがありました。

 

一行の順序の入れ替えで印象が変わってしまうほど、短編を書く技量というのは微妙で難しい。

古今の文豪たちが振るった腕前が存分に味わえます。

秋の夜長にオススメ。

 

 

ところで、明日はアムリタ落語会。

のんびり本読んでる場合ではないのではw

 

今週末です。アムリタ落語会。

ホントにあっという間。こないだ今月になったばかりなのにもう月末の予定。何だか毎月言うてる気もするがw

 

アマチュアの落語家が集まってネタを披露する定例のイベント。

ありがたいことに今回もお声がけいただきまして、拙い芸でございますが機嫌よくやらせていただきます。

今回のネタは「ねずみ」。持ちネタの中では最長。なんと30分もあります。

覚える量ももちろん多くて大変ですが、それよりシンプルに30分しゃべりつづける体力がw

ペース配分を体に覚えさせる作業にいそしんでおります。

 

会自体も5席の落語をお届けします。ボリュームたっぷり。

会場自体がバーになってますので土曜日の夜、お酒のアテにぜひどうぞ。

 

19時開演。北浜ギャラリーアムリタにて。

¥500(要1オーダー)。打ち上げもドリンク代のみで参加できます。

初めての方も大歓迎ですのでぜひお気軽にお越しください!

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「とんこう」と読みます。

試験中うたた寝して科挙をしくじったうっかり主人公趙行徳が、異国の女からもらった紙片に記されていた未知の文字に導かれて、遥か西域・敦煌の地に至る物語。井上靖の「西域モノ」を代表する傑作。

前半のジェットコースター的展開は、あれ短編集でしたっけと勘違いしそうになるほどの密度。残りのページ数の厚さに、こんなんでもつんかいなというよくわからない不安感さえ生じますが、テンポと規模を変えて、怒涛のような展開を見せる物語。知識のほかに何を身につければこういうものが書けるのか。すごすぎます。

 

井上靖の登場人物たちは、だいたい「執着」という性質に欠けているような気がする。

西域を舞台にするからか、まあ「家を持つ」なんてことは不可能であるし、モノもどんどん捨てたり奪われたりするし、「帰る場所」を失ったりするのもざら。部屋に引きこもって一日中ボードゲームだけしてたいなんて考えている読者は、その絶望的なほどの「何もなさ」にほとほと途方に暮れるのだ。

それでいてまったく冷酷ではない。義憤に燃えるし、大事なものは揺らがない。

広さと困難に絶望感を味わいながらも、どことなく爽快感を覚えるのはこのキャラクター造形の妙ゆえか。

 

昭和三十四年発行という、今から五十年前の小説ですが、まあ物語の舞台は千年前なので五十年くらいは誤差の範囲w

大人が読んで心震える冒険小説です。名作。

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月イチの新長田。

鉄人ボードゲーム会にまた参加してきました。

今回もたくさんのゲームを時間忘れて遊んできた。楽しかった。

 

そもそもどういう会かというと、ボードゲーム、カードゲームというのは当然対戦相手が必要なわけで、でも大人になると時間と場所の都合でいつでも遊びたいときに都合よく人数がそろうわけでもなくて、で、そういうアナログゲームをもっと遊びたいという人たちに場所を提供して自由に遊んでもらうという会なのです。こういう催しはいろんなところでやってるそうで。

戦いに飢えた戦士たち、いやさゲーマーの皆さんは、常々コレがしたいこのゲームを遊びたいという欲求に攻め立てられているらしく、たとえば今回なら参加者10名ほど。その全員が3~10個ほどゲームを持参。50個前後のゲームが場にあるわけで、そのどれを遊んでもいい!ふう!

もちろんメンツ見てゲーム内容を選びますから手当たり次第というわけではないですが、それでもとても全部やり尽くすには時間が足りない。毎回あっという間に終電間際ですw昨日は17:30~22:30の5時間遊びました。

参加費は¥1000。飲み物とおやつ付。コスパは良好と思います個人的には。

 

まったくの初心者で手ぶらで行ってますが、それで大丈夫。

次から次へと見たことないゲームを紹介されます。全員でやる場合もあるし、2卓3卓と分かれる場合も。年も名前も知らない同士が笑顔で声をかけあってます。

 

アナログゲームは有限で手動。そこに面白さがありますね。

コマを場に並べていくうちにコマがなくなっていく。その消費速度を思考の材料にする状況とか、デジタルゲームにはない感覚。

そしてコマやフィギュアやカード(コンポーネントというそうです)たちの触感。実際のモノを触って、動かして、並べる感覚の楽しさ。

すっかりハマっています。まだ個人購入はしてないのですが、オススメのお店とか教えられて何だか時間の問題のような…w

 

大人になってわかる味わい。

大人でなくてもわかる楽しさ。

みんなでボードゲームをしよう!