ホスピタリティの専門家 濱野まさひろのブログ -15ページ目

ホスピタリティの専門家 濱野まさひろのブログ

北海道流のホスピタリティ=「なまらあずましい」を探して


昨日のTV「けいざいナビ北海道」では

「観光教育」がテーマでした。

私も知らなかったのですが、1990年からニセコ高校では観光科があるそうです。
観光産業で働く上での基礎を、座学と現場での研修、両面で学べるのです。

素晴らしい取り組みだと思いました。

小樽でも商業高校と工業高校の統合を機に、同じく観光教育の取り組みをしようとしています。

観光業界で最大の問題は人材不足です。
そして、人材不足は観光客へのホスピタリティ不足を招くだけでは無く、新しく入ってきたスタッフの教育不足となり、それが離職率の高さに繋がるのです。

ホスピタリティ溢れた素晴らしい人「財」を増やすべく、各地方の高校で観光教育の取り組みが強化されることを切に願います。

只、一点不安があります。
既存スタッフの教育です。
素晴らしい教育された新人が入っても、間違ったことを行う先輩上司ばかりでは、あっという間にモチベーションが下がります。朱に交われば赤くなるのです。

各地でホスピタリティセミナーを行っても、一番参加数が少ないのは観光業なのです。

今こそ、観光業界全体が「観光教育」に真剣に取組むべきなのです。



大好きなニセコの黄金温泉です。
鉄分タップリ、身体の芯から温める気泡タップリの源泉掛け流しです。
お湯も眺めも(ご主人が打つ手打ち蕎麦も)最高です。

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お盆も終わり、(=RISING SUN ROCK FESTIVALも終わり・・・)、いよいよ年度的には後半戦となりました。

私もこの秋からは、各地の自治体職員を集めてのワークショップや、観光都市の産品ブランディングプロジェクト、そしてある行政機関のHPの企画提案など、初めて取り組む案件で溢れております。
50歳を過ぎて色々なことに、初体験のチャレンジが出来ることは本当に嬉しく思います。
私を取巻く全ての皆様のお陰です。ありがとうございます。
(ということで、昨年同様9月以降から年末、そして年明け~3月までの年度末がかなり埋まってきています。研修・講演などをご検討されている方はお早目にお問合せください。)


そして、もう一つ。
北海道観光のホスピタリティ向上に本気で取り組む事業が、遂に北海道観光振興機構にて立ち上がりました。
私はそのホスピタリティ向上事業の検討委員として、これからお手伝いさせて頂きます。

先日、その第一回検討会が開催されました。
あまり詳細は明かせないのですが、以前ブログで紹介しました大昔に道で行ったホスピタリティ運動(有識者によるホスピタリティ向上のための提言作成とゆるキャラ作りで終わったもの)と大分違います。
より絞られた観光地に具体的な評価と指導を行い、そしてその地域が自律的にホスピタリティ向上のための改善運動を行える様にするのが目的です。

恐らく時間は掛かるでしょう。色々な壁も予想されます。

しかし、これから北海道が観光政策に対して真剣に取り組んでいくには、このタイミングでホスピタリティ向上に取り組むことは必須だと思うのです。
この事業を成功させることこそ、北海道が「ホスピタリティの大地」になるための試金石なのです。




先日お伺いした「RICCI cucina ITALIANA」。塩水ウニのパスタが絶品でした!

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今回のテーマは「ホスピタリティとはなにか」です
え?「心を込めたサービス」では無いの?
そんな声が聞こえてきそうです。
しかし、本当のホスピタリティの意味はちょっと違います。
ホスピタリティとは 何かを「語源」から説明していきます。

ホスピタリティの語源はラテン語「hostile」 です。
これは元々「敵」という意味です。

ホスピタリティの起源は「敵の歓待」という風習から始まったのです。
紀元前の昔、訪れた異邦人は主人に危害を加えないことを宣言し、主人は共同体を訪れた異邦人に対し、飲食、宿泊を提供したそうなのです。
敵と戦わないで歓待する。絶対平和の戦術がホスピタリティなのです。
そうすることで、戦って血を流さず、連帯感を醸成し、異文化交流を促進させ、お互いの共同体の文化向上を図ったのです。WIN-WINの関係を作ったのです。

現代においても、サービス業、例えばホテルなども、何者か分からないお客様に対して、調和し歓待することの意味に変わりはありません。

そして、それが「hospes」という言葉に変化していきました。
これはホスト ゲスト両方の意味を含み 「主人と客人同一の立場に立つ態度を保つ」という意味でした。「ホストとゲストが同じ立場」、それがポイントです。
原義は「客人の保護者」という意味です。それが「ホスピタル」や「ホスピス」、「ホテル」といった派生語になって行きました。

このホスピタリティの概念は、「サービス」との違いを比較することで明確になります。
サービスの語源はサーバント(奴隷)です。
当然、上下関係が発生してしまいます。
規則の中で行動しなくてはなりません。

次回は、この「サービス」と「ホスピタリティ」の違いを更に掘り下げます。
そうすることで、ホスピタリティとは何かが更にはっきりしてくると思います。
(2013年7月掲載のものを加筆修正)


昨日はニセコアンヌプリに登ってきました。
所が霧が酷くて、眺望は叶いませんでした。(雲海は楽しめました)
汗を流すのは、有名な五色温泉では無く、山の家です。
老朽化した施設ですが、極上の白濁硫黄泉がゆったりと楽しめます。

所で、途中いらした湯守の方に聞くと、2年前から源泉温度が5度位下がっているそうです。
火山の状態と温泉は密接なので、ちょっと心配です。

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東京五輪に向けて、東京都観光ボランティアのユニフォームが発表されました。
そこにはひらがなとローマ字表記で「おもてなし東京<OMOTENASHI TOKYO>」の文字が・・・。

これを見て鳥肌が立ちました。
デザインというより、「おもてなし」と書かれていることにです。

最近の自治体政策を見ても、枕詞のように「おもてなし」「ホスピタリティ」の文字が見受けられます。
TVや新聞は「おもてなし」の文字を見ない日は無いと云うくらい、最近特に頻繁に出現しています。

しかし、言葉の本当の意味を知っているのでしょうか?
内容はどれも、見当違いのケースが多い気がします。

昨年、クリ○テルさんが、五輪誘致のスピーチで「日本のおもてなしは世界一です」と言いました。
その時から私は嫌な予感(悪寒)がしていました。

おもてなしは受けた側が、おもてなしされたと感じて初めて成立するものです。

ましてや、落とした財布が持ち主に戻ってくることと、「おもてなし」は全く関係ありません。

それを世界一と言い切ってしまうのは・・・。

「Cool Japan」も同じですね。
俺はカッコイイと言っている人で、本当にカッコイイ人は居ません。



「おもてなし」「ホスピタリティ」を、質(たち)の悪い言葉遊びに使わないで欲しいと思います。

*ユニフォームだったら、私の友人でもありますコチラにお願いすれば良かったのに(笑)
いや、冗談じゃなく、日本にたった7名しかいないNUC(公益財団法人日本ユニフォームセンター)認定、ユニフォーム専門資格上級を持つユニフォームのコンサルタントなんです。

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中国株の下落が止まりません。
8日には半分以上の銘柄が売買停止の異常事態となっています。
中国のバブル崩壊が現実味を帯びてきています。

気になるのは、観光関係者がどれ位このニュースに注視しているのかということです。
中国がおかしくなれば、当然日本の観光には大打撃です。
そして、メディアで大騒ぎした「爆買い」も当然無くなります。
小売業にとっても、大きな打撃となるでしょう。

しかし、Facebook等を見ても、観光関係者でこのニュースに関心を持っている人は少なそうです。

以前、このブログで危険性をお伝えしたようにインバウンドは、何か有れば全く来なくなります。そして、いつ戻ってくるのかは、分かりません。

先日の観光まちづくりの打合せでも、地方自治体の職員にインバウンド誘致を真剣に取組むようにアドバイスしているコンサルタントがいましたが、あまりに無責任な発言だと思いました。

良く調べてもしないで、アドバイスするから、「地方創生はコンサルタントバブル」などと言われるのです。

まずは、中国の状況を注視していきましょう。
そして、観光まちづくりが初体験なのに、インバウンド誘致のみで動いているのであれば、リスク・ヘッジを行うことをオススメします。

国内観光客をどう呼ぶか、もっと言えば周辺地域の人をどう呼ぶか考えましょう。
地域の価値を最大化するのです。
「近き者喜び、遠き者来る」です。

インバウンド誘致は、それからでも遅くはありません。





先日、お伺いした創作和食のお店maruyama檀です。
ここの料理は感動的に美味しかったです。
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昨日は自分が関わっているまちづくりの会議、そして夜からは大学院生によるまちづくり提案の発表会でした。

最初の会議は、地方創生に関わる補助金の話が延々と続きました。

補助金の話が終わると、まちづくりに参加している住民の方たちから、まちづくりの場に役場職員も参加して欲しいとの声が有りました。
なんと役場職員は、今迄ほとんど参加してなかったのです。
また住民の方から、いつまで我々はまちづくりに関わればいいのか?という声も出たそうです。

それに対して役場の答えは職員が参加すると、「吊し上げにあう」「その場でジャッジを求められる」から参加したくないというものでした。

私はそれを聞いて、非常に危機的な状況だと思いました。

住民協働は、文字通り「協働」なのですから、住民と行政が平等に参加するのが当たり前なのです。
それをしないから、住民は役場の仕事を自分たちに押し付けられているという感覚になるのです。
だから「いつまでやらせるの?」という声が出てくるのです。

地方自治とは、本来住民が地域のことを考え、その総意で運営される住民自治が基本なのです。
そして、その意見が反映されるように働くのが自治体職員の仕事のはずなのです。

だから、住民協働は本来の住民ニーズにも細かく対応できるし、自治体も自分たちには無い知識やアイデアが得られるからWIN-WINが、あるべき姿な筈なのです。

我々が居なくなっても、永続的に住民の方たちが勝手にまちづくりを行うようにしなくてはいけないのです。

ということで、どんな形でも良いから、役場職員の方も必ず参加するようお願いしました。

会議後、大学院生の「道の駅を活用したまちづくり提案」の発表会に参加しました。

大学と自治体と開発建設部の連携プログラムです。

発表内容を一言で云うと「う~ん」と云う感じです。
何をやるのか、「手段」ありきなのです。
これをやりたいから、これをやるためにどうしたら良いかばかりなのです。

考えなくてはいけないのは、それって何のためにやるの?何故それなの?
そして、一番大事なのは、それをやるとどうなるの?だと思うのです。

そこが決定的に欠落しているのです。
だから聞いていてもワクワク感がありません。
絵として想像できません。

観光を学問にすることの難しさと共に、最初の会議と同様な思いにとらわれました。

住民のより良いまちづくりを行うための「補助金を貰う」という「手段」の一つが「目的」にすり替わってしまう恐ろしさです。

だからどこの自治体も他自治体の成功例のコピーアンドペーストばかり。

こんな素敵なまちにしたい!という思い(=目的)。
その為には、こんな楽しい事をしたら(=手段)、こんなに人が来たり、儲かったりワクワクするよね(=手段が生み出す価値←特に大事!)

この3つが常に無いと、地方創生と言っても只のバラマキで終わってしまう気がしてしょうがないのです。

そして、この3つを意識している地方創生話を聞いたことがあまり無いのです。


札幌唯一のドミニカ料理のお店。美味しくて、ボリュームたっぷりです。
そして、オーナーの奥様は、なんと私が直前まで打ち合わせをしていた会社で働いていると言う偶然!!

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またもや、告知です。

この度ご縁を頂いて、「さっぽろ環境インタープリター養成プログラム」の中で、ホスピタリティについて、お話をさせて頂きます。

私の担当は9月3日(木)18時半から2時間です。
基本は全10回講座受講ですが、お好きな回だけの受講も可能です。
他の講師も、上田前市長や気象予報士の菅井さんなど、そうそうたるメンバーです。
詳細・お申込みは、HPをご覧ください。
皆様のお越しをお待ちしています。
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以前にもご報告しましたが、先日、初めての入院&手術をいたしました。

病院から入院前に「限度額適用認定証」なるものを役場から貰ってきてくださいね、と言われました。(高額医療費に対して、自己負担が一定限度額になる証明書ですね)

認定証を貰う為、久々(4年振り位)に区役所へ行ったのですが、大変驚きました。
担当の方の対応が、物凄く良いのです。

若い男性の方だったのですが、「おはようございます。大変お待たせしました」「恐れ入りますがコチラにご記入頂けますか?」

ソフトな言い回しで、機械的では無い親身な対応に非常に好感を持ちました。
下手なサービス業小売業で働いている方よりも上手だと思います。

恐らくトレーニングされていると思います。
区役所の他の窓口も同じレベルなのか、また試したくなりました(笑)

いつも私は、「接遇マナーはホスピタリティに非ず」と言っていますが、それはホスピタリティの前にすべきことという意味です。

仕事柄、色々な行政機関にお邪魔することも多いのですが、正直未だ挨拶すらないところも多いです。
それもこちらが「こんにちは」と声を掛けても返ってこないことが多いのです。
そんな実状を知っているだけに、余計嬉しく感じました。

逆に行く度に一番酷いと思う窓口は?
ハイ、最近コンプライアンス違反で大問題になっているアソコです(^_^;)(厳密には行政機関では無い?ですが)
いつでも、担当がだれであろうが横柄な態度です。

いつかは、また大きな問題が起きると思っていました。

何故なら、お客様をお客様と思わない組織風土が出来上がっているからです。
出来上がった組織風土は簡単に変えることは非常に困難です。
そうなる前に、そして政策立案時に「ホスピタリティ」や「おもてなし」という文言を書く前に、行うべきことがあるのです。

そうそう、入院当日病院に行った際、いつも最初に診察券を機械に通し、発券された紙を持参して受付に行くのでので、この日もそうしたのです。
そうしたら受付担当の方が、「入院の際は機械を通さず、直接受付に来てください。次からは気をつけてください。」と言われました。
「次から」って・・・(^_^;)
ホスピタルにはホスピタリティがあまり感じられませんでした・・・。





先日、仕事で登別へ行った際教えて頂いたお店。
前浜で捕れた河豚が頂けるのです。
それもかなりお値頃です。
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少し前になりますが、道新に「地方創生用語」というタイトルのコラムが掲載されていました。


国の総合戦略を見ると「PDCA」、「CCRC」、「ネウボラ」、「DMO」等専門用語やカタカナ語だらけだというものです。
社会に定着したとは言い難い外来語が並ぶ戦略、それで伝わるのか(特にお年寄りに)という主張でした。
まさにその通りだと思います。

そして、それは観光まちづくりのシーンでも多く見受けられます。

「シーニックバイウェイ」や「フットパス」「コミュニティ」、「ワークショップ」、は多少認知度はあるかも知れません。
しかし、「観光マイスター(達人)」「エクスカーション(共同野外調査が変じて体験型見学会のことらしい)」「クラウドファンディング」「ファシリテーション」、「ワールドカフェ」「フィールドワーク」に至っては何のこっちゃ?です。

いや、正直「シーニックバイウェイ」や「フットパス」だって、どれ位の人が正しく理解しているのか疑問です。

告白します。正直私だって、意味を知っていてもあまりピンときていないのです。(お前が年寄りだからだよ、と言われればそれまでですが)
もっと伝わりやすい言葉だったら、今以上に盛り上がりを見せているような気がします。

まさか「これからの観光は外国人がメインターゲットだから」OKというワケではないでしょう。
(そう言えば、外国人観光客を表した「インバウンド」も、10年前は業界用語だったのに、最近は使われる頻度が増えました)

いや、これを書きながら振り返ると、普段からカタカナ言葉を羅列していることに、自分自身大反省です。

現在、多くの地域で行われている「住民協働型(観光)まちづくり」は、老若男女色々な方が参加しています。
その参加している全ての人に、理解できる言葉で話し合うことが、成功の「鍵」になると思うのです。
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