ミッテンヴァルトはとても小さな町で
見所もある程度、狭いエリアに集中しています
でも、調べてもあまり情報って出てこないんです(汗)
ガイドブックでも、チラっていう程度の紹介で
ネットで調べても、こんな程度の見所の紹介しかないんです
とは言っても、自然だけはスゴク豊富なところで
自転車を借りてサイクリングをする方が本当に多いです
さて、あたくしも自転車を借りたのですが、これにはちゃんと目的が!
それというのが、ネットでいろいろな情報を探しているうちに
ミッテンヴァルトから4kmくらいのところに
花の谷、ブッケルヴィーゼンというところがあり
周囲 360度がアルプスという絶景ポイントで
季節によっては、お花畑と化しているらしい・・・
某世界の絶景?的な本では、そこへ行くと女性は
アルプスの少女ハイジのように踊りだす♪
そんなようなことが書かれるくらい、素敵な場所らしい(笑)
一応、情報が本当だとすると、何とかギリギリお花畑も見れそう♪
まぁ、ネット上の情報なので信憑性は不明ですが
そんな場所があるならば、当然行くしかないだろう!
そんな気持ちで、準備を進めました(笑)
まず、口コミ情報をまとめると
・ミッテンヴァルトから4kmくらい
・徒歩だと1時間くらい
・タクシー利用は、けっこうな料金がかかる
・帰り(ブッケルヴィーゼン→ミッテンヴァルト)のタクシーはまずつかまえられない
・駅前にレンタサイクルがある
そんな情報と、こんな↓地図の情報から、自転車で行くことに決めました
でも、困難になればなるほど、何故だか燃えてくる(笑)
だいたいの地図から、まぁ、1本道と想像されるし、何とかなるだろうと
ミッテンヴァルトからブッケルヴィーゼンまでの詳細地図を
某サイトで準備し、それを片手にブッケルヴィーゼンを目指しました!
駅前を出発し、順調に自転車を走らせて行きました
とっ、ところが・・・
町を抜けると、長~い上り坂が出現!
途中、自転車を押しながら坂を上ります
予想気温が低かったので、厚着をしていたのですが
快晴により気温も高く、しかも山登り?しているので
暑いのなんのって!(´Д`;)
横を見ると、結構上ってきたのが分かります(汗)
長い坂道を上り終え、少し平坦になると
道路脇にはのどかな風景が広かっており、放牧している・・・
カラカラカラ~と、首についているベルの音が爽やかに聞こえてきます
ちょっと、疲れが癒されます
てことで、ここで水分補給・・・
ていうか、持参した 500mlの水1本じゃ、全然足りませーん(汗)
少し進むと今度は、緩く長い下り坂・・・
その先には、こんな素敵な風景が広がり
この景色を見ているだけで、幸せがこみ上げてきます♪
草原の中にある山小屋・・・
これだけでもテンション上がるのが、海外のスゴイところ(笑)
さて、そんな素敵な景色を見ながら進んだ訳ですが
この後も、アップダウンがず~っと続きます・・・
4kmと、口コミ情報には書かれていたのですが
本当に4km?
そう思うくらい、長い道のりです
しかも、アップダウンが激しい山道だけに、いろいろと不安になってきました
ていうか、ていいうか、ていうか!
途中すれ違う方々は皆、マウンテンバイク・・・
それに対してあたくしは、シティサイクル・・・
もうその時点で、自分でもちょっと変だと感じます(^▽^;)
しかも、服装が明らかに皆様と違うし。
すれ違うオジサマ方が、”おいおい、お姉ちゃん大丈夫か!?”
そんな感じの目をしながら、そして笑いながら挨拶してくれる
実はあたくし・・・
4kmを、超甘くみていました。(´д`lll)
詳しい情報もなく、地図だけ見るとず~っと1本道だったので
シティサイクルで十分だろう!
4kmなんてあっという間!
な~んて思っていたら、現実は、山越え∑(゚Д゚)
標識を見ると、ハイキング用の近道があるのですが、そこはデコボコ道
歩行者とマウンテンバイクは通れるから近道になるだろうけど
シティサイクルでは、絶対無理っぽい
自分の自転車なら根性で行くけれど、借り物だとそうは行かないので
アスファルトの山道(道路)を進むのみ・・・
でも、進むにつれてサイクリングをしている方々もいなくなり
車通りもなくなってくる・・・
しかも、1時間以上もう時間が経っている・・・
4kmのはずなのに、しかも徒歩でも1時間との口コミなのに
全然着かない・・・
徒歩で1時間とはハイキングコースの近道を利用して、1時間なのかもしれない
そんな不安でいっぱいな状況にいると、そのうち余計なことまで考えてしまう
” 日本人女性、誘拐” とか ”日本人女性、事件に巻き込まれる” とか
新聞やニュースに載る羽目になったらどうしよう!?
そんなことばかりが、浮かんできます
気持ちを紛らわそうと、週刊誌だったら
” 美人女性、誘拐か!?” とか、面白く書いてくれるのかな~とか
もう、脳内で1人ボケとツッコミを繰り広げておりました( ´艸`)
冗談はさておき、日本ならまだしも、海外では何が起こるかわからない・・・
自分の身は、自分で守らねば!
そんなことを頭の中で考えはじめ、落ち着かなくなってきました(>_<)
そんな時、標識発見♪
道は間違えていなかったようで一安心
でも・・・
何故だか、”ブッケルヴィーゼンまで1時間” の表示が・・・
4kmなのに、何故に1時間!?
逆に遠くなっている!?
もしや遠回りしているのだろうか・・・
そこで、あたくしは決断をいたしました
”戻ろう” と・・・。
折角ここまで来ただけに悔しさでいっぱいでしたが
時間も限られているし、そして何より自分の安全の為にも!
事件に巻き込まれるのだけは、絶対にごめんです
そんな訳で、シティサイクルで無謀にも山越えをしたアホなOLは
目的地のブッケルヴィーゼンに着くことは叶わず
挫折することとなったのでした・・・
でも、あたくし、生きているうちに必ずリベンジいたします('-^*)/
ちなみに、後で知ったことが2つ・・・
まず1つは、実は目的地の結構近くまで行っておりました(汗)
もう少し頑張れば、何とかなっていたかも・・・
何故、それを知ったかと申しますと、午後に登った高~い山の上から
地図を片手に、自分の目で場所を確認いたしました
まぁ、山の上から見ているので近く見えるのですが
実際、自転車で道路を走っていると、自分の位置すらも分からない状況で
目的地まで迫っていたかどうかなんて、その時は知るわけもなく
結果、挫折となりました
そしてもう1つ・・・
引き返すきっかけとなった、”目的地まであと1時間” という標識・・・
後日ネットの口コミで、 ブッケルヴィーゼンに近づいているはずなのに
標識では何故だか時間が増えています!と言った、そんな内容を発見
皆、その標識にやっぱり騙されるらしい(笑)
見事あたくしも、その標識にまんまと騙された1人です(^▽^;)
まぁ、これも良い思い出♪
辛かったけれど、強烈で楽しい思い出として、強く心に残っています
ブッケルヴィーゼンを目指して、本当に本当に良かった!
それも、シティサイクルで・・・(笑)
目的地には着けなかったけれど、笑いのネタとしては最高だし( ´艸`)
いつになるか分かりませんが、是非このリベンジをしたいと思います
待ってなさい!ブッケルヴィーゼンよ ゛(`ヘ´#)
- 続く -