廃鉱を利用していて、展示を見るだけでなく、地下の炭鉱跡へ降りて行くアンダーグラウンドツアーもあります。
チケットの上部分はウェールズ語、下は英国でかかれています。
同じ国なのに、言葉が全く違う事に驚きました。
一度に地下へのエレベーターに乗れるのは16人。そのためハイシーズンには長蛇の列のようです。
私たちはフランスからの小学生や遠足に来ている中学生と一緒になりました。
地下に降りると、発火防止のため電話、カメラ、腕時計等の荷物は全て預けて、ヘルメットをかぶりライトをつけてもらいます。
私にライトを装着してくれているのがガイドさんです。
ガイドさんは皆、元炭鉱で働いていた方で今はボランティアとしてガイドを担当してくださってます。
エレベーターに乗り込み地下へと向かいます。
カメラは持ち込めないので、写真を撮ることはできず、地下の写真はありませんが、
狭く低い天井の中、重い石炭をどのように運んだのか、ガス爆発を避けるためにどのようにしていたのか等を場所を変えながら丁寧に説明してくれます。
頭につけているライトを消すと本当に何も見えなくて、
この暗闇の中で、大人も子供たちや馬も働いていたかと思うと驚くと共に、
彼らの働きがイギリスや世界の発展を支えたと思うと考えさせられました。
また、ガイドをしてくれた方の話ぶりから今の仕事も、以前の炭鉱での仕事にも誇りを持っている事が伝わり、その事もとても印象に残りました。