結婚後はずっと専業主婦で、自分の母と同じように周囲の人をサポートしながら生きて行くのだろうと、自分の人生に対して漠然としたイメージしか持っていなかった
私が働く事を意識したきっかけのひとつは、息子の自立でした。
幼稚園へ入園した息子は主体的に自分の世界を拡げ、友達と過ごす時間を何より楽しんでいました。
母親と過ごすより友達と過ごす事に楽しみを見いだすといういたって健全な成長を見せる息子を前に、勝手な希望を抱きながら第二子に恵まれなかった私は、この時初めて自分の人生を考え始めました。
そして、これからの人世の方が今までの人生より長いのだという当たり前の事にも初めて意識を向けました。
このような体験から現在キャリァ研修の中では、子育てはいつまでも続かないし、自分自身の考え方も変わるかもしれないから、今を全てと考えず少しだけ長期的な視点を持ちましょうと勧めています。
気づきを持てた事は良かったけれど、そこからが……。
その時期の事は次回に。
