気になるあの声!今日のナレーター~きょうナレ~ -22ページ目

魂をこめたしゃべりとは?

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【気になるあの声!今日のナレーター】
 略して、『きょうナレ』Vol.11

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今日ご紹介する『きょうナレ』は【若本規夫】さんです。

今朝、出掛けにテレビを見ていましたら、本日放送の
『最強いいわけ列伝!今すぐ使えるとっさの言葉50連発!』
(TBS系/18:55~20:54)
の番組宣伝で、あの若本さんのナレーションが聞こえてきました。

もし、本編のナレーションもご担当されているなら
相当~濃ぃ~い2時間になりそうですね。
(仕事で見ることができないので残念)


若本さんはホントに熱烈なファンから熱く支持されています。

『サザエさん』のアナゴさんや『ドラゴンボール』セルといった
超個性的なキャラでお馴染みの声ですね。

そんな若本さんのナレーションで長く愛されいる番組が
『商品降臨』(テレビ東京系/毎週水曜22:54~放送)です。

5分という短い番組ですが魂がこもってます!
一応、台本はあるそうですが、かなりアドリブが入ってるようです。

そこがこの番組の味ですね。


ご一緒にお仕事をさせていただいていた頃は、ご自身のマイクを
必ず現場に持っていらっしゃり、立って(スタンド)収録されていました。

普通は、スタジオで用意したマイクを使いますが
ご自分の一番いい声を表現できるマイクをご存知なのです。

基本、ナレーション収録はスタジオの席に座り作業します。

アニメや洋画の吹き替えなどの場合は、1本のマイクで何人かの
役者さんが入れ替わりで声をアテるので、立っての作業になります。

若本さんはアニメや吹き替えの作業が多いので
立って発声をすることに慣れていらっしゃるのですね。

「声優は座って声など出せるものか!」といつもおっしゃってました。
皆さんも発声練習は立って行って下さいね!


そんなこだわりの若本さんとの一番の思い出は、
仕事の後、新橋ガード下の一杯飲み屋で飲んだことです。

渋い!渋すぎる~~~~ぅ。

「キミは最近の若い声優についてどう思う?」という熱いトークを
させて頂きました。(ファンの方にはたまらない話でしょうね)

しかもサクッと小一時間!
去り際の背中に男を感じました。(感激)


最近では『すべらない話』のナレーションでも大人気!
若本ワールドは日々パワーアップしてますね。

今夜は、そんな個性的なナレーションを是非ご堪能下さい!


【若本規夫】さん(シグマセブン)

<主な出演作品>
・商品降臨(Na)
・スーパーJチャンネル(コーナーNa)
・近未来×予測テレビ ジキル&ハイド(ハイド 役)
・サタデーシネマ(犬 Na)
・人志松本のすべらない話(Na)
・投稿特ホウ王国(Na)
・サザエさん(アナゴ、花沢の父 他)
・ドラゴンボール(人造人間セル 役)
・魁!!クロマティー高校(メカ沢新一 役)
・番宣部長(出演)

他、ナレーション、声優として活躍中

希少価値の高い女性のトーン?

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今日ご紹介する『きょうナレ』は【小山茉美】さんです。

ナレーター業界で低い声の女性は重宝されます。
来宮良子さん、杉本るみさん、横尾まりさん、そして小山さん。

【この低音に育てる】ということは簡単にはできません。

『報道ステーション』のナレーションを担当される、小山さんの
ような声には、誰もがなれるというお声ではありません。


声変わりは男性のモノだけでなく、女性も30代の前半から
年々声は低くなっていきます。(男性は40代中盤以降)

2年も前の声になると相当低くなっていることがわかります。

男性は声が低くなることは、渋みや安定感が増しますが
女性は声が低くなることはあまり歓迎されるものではありません。


ところがある報道番組によって、一気に注目度があがります。

久米宏さんをメインキャスターにニュース番組の常識を変えた
あの『ニュースステーション』です。

久米さんは、当時コンビを組んだ女性キャスターの小宮悦子さんに
「なるべく低いトーン(声)でニュース原稿を読むように!」と
何度も注文をつけたそうです。


落ち着いた【低いトーンの声】は人の信頼度を高めます。

オーケストラのドーンという太鼓の音が心を落ち着けるように
声も低いトーンは直接肌に響き、落ち着きを生むのです。

女性アナウンサーの中でも報道志望の方は多いのですが、
なかなかそこに配置されるのは難しいようですね。

キャピキャピ声は報道のテーストに合わないからです。
お天気のコーナーならありかもしれませんね。


さて、小山さんと言えば『Drスランプ』のアラレちゃんや
『キテレツ大百科』のコロ助といったかわいいキャラの声も
担当されていて、驚きの一面もあります。

『ドラゴンボール』でクシャミをすると凶暴な性格に変わる
ランチさんといえば、今の小山さんを想像しやすいですかね。

私、個人としては
「例え総帥とて父殺しの罪は免れん!意義あるものは法廷に申し立てぃ」
の名台詞でお馴染み『起動戦士ガンダム』のキシリア役ですね。

かっこいいです。


女性のナレーターはなかなか生き残りの厳し状況で
30代の壁を突破できても、40代の壁を突破できるのはほんの数人。

報道ナレーターという分野で活躍を場の広げた小山さん。
これからはもっとそのお声を耳にする機会が増えるかもしれませんね。


【小山茉美】さん(青ニプロダクション)

<主な出演作品>
・報道ステーション(Na)
・JNN報道特集(Na)
・近未来×予測テレビ ジキル&ハイド(Na)
・ENERGY CHARGE(Na)
・Dr.スランプ(則巻アラレ 役)
・キテレツ大百科(初代コロ助 役)
・ドラゴンボール(ランチ 役)
・魔法のプリンセスミンキーモモ(ミンキーモモ 役)
・起動戦士ガンダム(キシリア 役)

他、現在は報道ナレーションをメインに活動中

楽しい気分になる語り?

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【気になるあの声!今日のナレーター】
 略して、『きょうナレ』Vol.9

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今日ご紹介する『きょうナレ』は【林田尚親】さんです。

日テレ系のバラエティー番組では、本当によく聞くお声です。
『深イイ話』『仰天ニュース』『日本史サスペンス』などなど。

軽いタッチのナレーションは親しみやすく飽きがきません。

特に月曜日放送の『深イイ話』は、1分間という短い物語の中で
うまくオチをつけるナレーション表現はさすがと思います。

『日本史サスペンス』『仰天ニュース』ともタッチは同じですが
明るく読んでいるナレーターさんの楽しさが伝わります。


語りにも必ず表情が出ます。

試しに【ニコニコしながら読んだ】文章と【怒った顔を読んだ】文章を
聞き比べてみてください。明らかに違いますよ!

怒りながら楽しい話をするのも難しいですね。(笑)


新人のナレーターさん、プレゼン初体験の新入社員などは、緊張して
どうしても原稿を読むことでいっぱいいっぱいになってしまいます。

表情が硬いとお話も堅い内容に聞こえてしまいます。

売れるモノも売れなくなってします。
コレはマイナスですよね

【楽しい文章を読むときは是非、楽しい顔をして下さい!】


そういったお手本には、林田さんのナレーションがもってこいです。
ホラ!聞いていて私たちも楽しい気分になるでしょ!

まるでニコニコしながら読んでいるお顔がイメージできそうです。

時には目を閉じて、聴覚を研ぎ澄ませば、話の表情が見えてきますよ。!

是非、試してみて下さい!


【林田尚親】さん(大沢事務所)

<主な出演作品>
・人生が変わる1分間の深イイ話(Na)
・ザ!世界仰天ニュース(Na)
・日本史サスペンス劇場(Na)
・ぐるぐるナインティーナイン(コーナーNa)
・サラリーマンNEO(Na)
・シオノギ製薬(CM-Na)
・花王(CM-Na)

他、番組、CMのナレーターとして活躍中

低音ボイスの魅力?

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【気になるあの声!今日のナレーター】
 略して、『きょうナレ』Vol.8

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今日ご紹介するの『きょうナレ』は【窪田等】さんです。

魅力的な低音ボイスで人々を感動させるドキメンタリーから
ニンテンドーDSやWiiなどの子供向けのCMまで
今、日本で一番声が認知されているナレーターさんかもしれません。

私にとっても一番現場の数を拝見したナレーターでもあります。
制作スタッフにとっても一緒に仕事をしてみたいと思う
憧れのナレーターでもあるそうです。


窪田さんがナレーターとして素晴らしいところは、
視聴者の目線で原稿が読めることです。

自分なりに内容が理解できるまで、収録ブースには入りません。
ですからスタッフと原稿との格闘することから現場が始まります。

でも、それがいい作品につながる第一歩なのです。

難しい単語ばかりが並ぶ文章を、「わからない」と思い読むことと
自分なりに理解して読むことでは、人に伝わり方が全く違います。

【自分がわからないと思う事は、聞く人にもわからないのです。】

ものすごく基本的なことなのですが、できていない人もたくさんいます。
ナレーターに限らず、人前でプレゼンする人は、必ず心に置いて欲しい思いです。


もう現在ではそんなお仕事はないかもしれませんが、
私がまだマネージャーになりたての頃に『8mmフィルム』のお仕事
というものがありました。

『8mm』というのは失敗したら最初から取り直しになってしまいます。
それだけ職人としての技術が求めれ、厳しい現場でもあります。

現在では映像の編集はパソコンでチョイチョイと簡単に修正できるので
失敗をすることに抵抗を感じるナレーターさんは少ないのです。

当時、政府の農業政策のような作品だったと思いますが、
約1時間一度も失敗をしないで、窪田さんは読みあげてしまいました。

そんな事が出来る神業ナレーターと呼ばれる人は本当に少なくなりましたね。

その時、ブースの中に入れて頂いたのですが、
私も咳ひとつできない緊張の1時間でした。


日曜日、いよいよ明日に向けて仕事モードへ気持ちを切り替える瞬間
そんな時間に放送されてるのが『情熱大陸』です。

今まで全く知らない世界で活躍する人を紹介するドキュメンタリーですが
この番組によって認知され、その後有名になるか方もたくさんいます。

これも窪田さんのナレーションだからこそ、興味が持てるのだと思いますよね。
あの魅力的な低音!今夜も楽しみにです。

一度では紹介しきれないナレーターですので、またの機会に書かせて頂きます。


【窪田等】さん(シグマ・セブン)

<主な出演作品>
・情熱大陸(Na)
・誰も知らない泣ける歌(Na)
・おもいッきりイイ!!テレビ(コーナーNa)
・世界ふしぎ発見!(Na)
・THE FISHING(Na)
・地球!ジオグラTV(Na)
・ツール・ド・フランス(Na)
・ふれあいみつけ旅(コーナーNa)
・任天堂- DS & Wii -(CM-Na)
・アサヒビール(CM-Na)

他、番組、CMのナレーターとして活躍中

どんな文章でもわかりやすく聞かせる語り口?

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【気になるあの声!今日のナレーター】
 略して、『きょうナレ』Vol.7

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今日ご紹介するの『きょうナレ』は【武田広】さん。

名前を聞いてピンとこない方でも、番組名を出せば

その声をご存じの方も多いハズ。

『アド街ック』『チューボーですよ!』『バンキシャ』『行列』
『タモリ倶楽部』などなど週末は武田さんの声が大活躍です。


また、多くのしゃべり手が目標とするナレーターでもあります。

その声は、どんな番組であってもベストにマッチしていて
なおかつ中心にはしっかり武田節があってブレません。

大抵のナレーターさんは、番組の指向に合わせて語り口を変える
方が多いのですが、武田さんは何を読んでも【武田広】なのです。

これはなかなか誰にでもできることではありませんし
飽きられることなく、長く愛されるナレーターで居続けることも
また大変難しいことなのです。


最近では、「流行りのしゃべり」というものがあると
みんなそれを真似したがる人が多いです。

例えれば、流行りのギャクに他のお笑い芸人さんが乗っかってしまうような。
こういう場合はどうしても一過性の人気になってしまいます。

番組やCMで毎日毎日聞くナレーターの声なのに
ある時期を境に急に聞かなくなる声というのがあります。

こういう方は本当に実力のあるしゃべり手だとは思えません。


また武田さんは物腰も柔らかく、スタッフにも人気があります。

人の『しゃべり』というのは必ず性格があらわれます。
小難しい方は、どこかしゃべりにも癖があったりします。

武田さんの人気の秘密は、そんなところにもあるのかもしれませんね。


「まずは相手にわかりやすく伝えるにはどうしたら良いか?」

そこを常に一番最初に考えるナレーターは、多くの視聴者からも
支持のされるプロのしゃべり手です。

週末は、武田広さんのナレーションで心も体も癒して下さいね!


【武田広】さん(武田広ブロード企画)

<主な出演作品>
・出没!アド街ック天国(Na)
・チューボーですよ!(Na)
・真相報道 バンキシャ!(Na)
・タモリ倶楽部(Na)
・行列のできる法律相談所(Na)
・世界まる見え!テレビ特捜部(Na)
・いつみても波瀾万丈(Na)
・タモリのジャポニカロゴス(コーナーNa)
・太田胃酸(CM-Na)
・エバラ食品(CM-Na)

他、番組、CMのナレーターとして活躍中