AWは来週ですね。出足が遅いのはいつもの事とはいいつつ、あまり騰がっていないとハラハラするのは出品側の辛い所。

前回は変に書いてしまいましたが別にコイン自体は悪い物では無いので頑張ってほしいです。

 

さて、今回は本当は前回のAWの時に記事を書けば良かったのですが、私も出品していたアレクサンドロス大王のドラクマ銀貨の話。

古代コインの収集する方には大型で見栄えがするテトラドラクマ銀貨を勧めたい所なのですが、アテネのテトラドラクマ以外はなかなか高額で入手も大変ですので、比較的手に入りやすいお値段のドラクマ銀貨もどうですかねと言う事で本題。

 

マケドニア王国 紀元前336-323年

アレクサンドロス大王

ドラクマ銀貨

MS Strike4/5 Surface4/5

 

表面のヘラクレスと裏面のゼウスの図柄はテトラドラクマと一緒ですね。

MSグレードなので打ち出しの状態もまずまずだと思います。

 

良く紹介するテトラドラクマ銀貨は(テトラ:4)という事でドラクマ銀貨4枚分の価値なのですが、ドラクマ銀貨は小さ目の1円玉サイズ。後のローマが近い重量単位でデナリウス銀貨を大量に鋳造して流通させたように、古代ギリシア世界ではドラクマが広く使われた支払いの基本単位ですね。

平時であれば1ドラクマあれば平民4人家族が何とか1日生活できる価値だったそうです。

 

ちなみに、決済の基本はドラクマでしたが、オボルスといったさらに少額の小さい銀貨、銅貨もあるのでドラクマで買い物した時はお釣りはそちらで貰う事になります。どんどん少額になっていくと最後はヘミオボル銀貨とかの5~6mmサイズになってしまいますので無くさないように注意ですね。

 

アレクサンドロス大王は征服した地の沢山の都市でコインを発行していますが、こちらはイオニア地方の都市ミレトスで作られた物となります。

ミントマークとしてはゼウスの下にあるペレクスやサガリスと呼ばれる両刃斧と、左横にある兜の房飾り。(いや、房飾りなんですよ。なんかミミズか蛇がのたうつみたいな感じですが。)

 

NGCのラベルはマケドニア王国になっていますが、イオニア表記のラベルもあるみたいなので違いが何かあるのか?あまり調べていないので分かりません。

 

上で書いたように前回のAWで以前に入手したアレクサンドロスのドラクマ銀貨を1枚入れ替えで出品していたのですが(コロフォンミントのやつね。)落札結果を見て頂くと、XF~AUグレードであれば10万以下でも入手できる古代コインでありますね。

 

ドラクマいろいろ。

 

紹介したのがMSなのでこちらは10万以下とはいかなかったのと、ラリッサのドラクマもちょっと高いのですが、他のアポロニアのゴルゴンとマケドニアのヘリオスは今でも10万以下で入手可能だと思います。

どうも私は大王のドラクマ銀貨を入手すると癖の強い図柄が手元に集まるようなのですが、色々と作りの変化はあるので皆様は自分が気に入った雰囲気の物を入手してくださいね。

 

最後に、入れ替えしてMSグレードにこだわった理由として、サイズ的にスタテル金貨と同サイズですので金銀並べてみると見栄えがするんじゃないかなという理由がありまして。

価値的にはドラクマ銀貨だと20枚は集めないといけませんが、その分MSグレードなら並べても遜色ないだろうという事で良いグレードの物が欲しかったのでした。

 

こうして並べてみると同サイズで金銀揃っておめでたい雰囲気に感じるのは私だけかしら。

 

ではこんな所で。

 

AWの出品も見れるようになりましたね…。

今回は出品数はやや少ないものの、手が届きそうな結構良い物が出品されていますので古代コイン収集の方は色々考えている方も多いのではないでしょうか。

 

後は、また勘の良い方は言いたい事もあるかもしれませんが、私も悩んだ末に恥を忍んで出しているとしての出品の件に付いては色々と理由がありまして。

前回のオークションで結構まとまった予算が入りましたので、どうしても諦めきれない物の再挑戦での入れ替出品とでも思って頂ければと。

他の理由としての詳しい事はオークションが終わった後に書きたいと思いますので、とりあえず出品しているコインで興味ある方はご一考を。

 

さて、そろそろ何か古代の記事を書こうと思いまして、たまには古代を収集する方の為になる事でも書こうかと思います。

今回のAWでも沢山出品されているアテネのテトラドラクマ、フクロウ銀貨の話をひとつ。

 

以前に記事を書いた移行タイプのフクロウ銀貨の話で描き忘れていた件で、こちらのスラブにはコレクション表記がありまして、"Parliament Collection"(議事堂コレクション?とでもいった感じですかね。)

 

ちょっと調べてみたら、どうも2015年頃に発見された退蔵コイン群に付けられた名称のようでした。名前からすると議事堂(ブーレウテリオン)や神殿から発掘されたようにも読めますが、ちょっと調べきれずにここら辺は良く分かりません。

しかし、古代ギリシアでは建造時の奉納としてコインを基礎に埋めたり、神殿は金庫としての役割もありましたので発掘調査でコインが見つかるのはそれ程珍しい事ではないですし、当たらずとも遠からずかもしれません。

 

コレクション表記と共にパルテノン神殿のカラーラベルのこちらのスラブですが、eBayでもまだ結構在庫を見かけますし、このコインが退蔵されたであろう時代の、後期移行タイプ~スタンダードなクラシックのフクロウ銀貨でコレクション表記スラブに興味がある方は探してみるのも良いのではないでしょうか。

 

そして、退蔵コインを調べている時に見つけた気になる話として、たまに読んでいる海外のコイン情報サイトである「COINWEEK」のアテネのフクロウ銀貨に関する記事。

どうも2018年頃から、おそらくトルコの退蔵コイン貯蔵庫から見つかったとされる30,000枚(!)ものフクロウ銀貨が市場に流入した事により価格が下がってきたという内容。

 

 

現在のトルコがあるアナトリア半島は、古代にはエーゲ海沿岸部の都市がデロス同盟傘下でありましたのでフクロウ銀貨も流通していた事でしょうが、数万枚単位とは凄まじい数ですね。

純粋に作られた数としては、後のアレクサンドロス大王やそれに続くヘレニズム時代の貨幣鋳造までは最多の鋳造量だったであろう事が伺えます。(ただし発掘された古代コインですのでコレクションに耐えるグレードの物はその内の数割ではないかなとは思います。)

 

確かに私もこの頃に初めてフクロウ銀貨を買おうと思っていたのですが、VFグレードでも10万を超える物も多くてあれこれ悩んで何とかAUグレードを入手した記憶があります。

結局その後はご存じのようにAWや国内ショップでも洪水のようにフクロウが出てきて価格も落ち着いて入手しやすくなりましたよね。

お陰で私もMSグレードを入手出来ましたし、上昇傾向の古代とコインとしてはありがたい状況に感謝です。

 

という事で、国内にかなりの数が入っているであろうフクロウ銀貨。

今回のAWでも移行期~クラシックスタイル、さらにニュースタイルまでと、古代としては沢山の出品がありますので、興味がある方は入手しやすくなったこの機会に是非というお話でした。

 

ではこんな所で。

 

今回も昆虫の話ですが、いい加減に王道的な記事を書いてみようかと思います。

正直前回の内容はおそらく見た人の九割以上がナミビアのパキソマとは??と、首を傾げていたでしょう。

いや、自分のブログだから何書いても自由ではあるのですが、やはり昆虫標本収集の王道は大型カブクワでしょう!という事で今回は分かりやすい記事を目指します(本当かなあ。)

 

私は外国の昆虫の標本を集め始めたのはかれこれ二十数年以上前になりますかね。当時は外国の生きたカブクワの輸入が解禁された頃で、飼育ブームの始まりでもありましたね。

私もオオヒラタやテナガコガネとかの生き虫を購入してしばらく飼育を楽しみましたが、やはり子供の頃から続けていた昆虫採集の延長で標本収集の方へ力を入れる事になりました。

 

で、ちょっと頑張って集めてみたのがこちら。

カンターミヤマクワガタ(Lucanus cantori cantoriインド・ダージリン産。

85mmくらいありますが、今買おうとしたら幾らくらいになるのやら。

 

宇宙一…いや、宇宙一はアクベシアヌスミヤマなので銀河一くらいカッコ良いクワガタ。

 

ミヤマクワガタ好きの方なら、標本と飼育を問わず最高峰の一角を保持し続ける言わずと知れた有名種ですね。

私は飼育した事が無いのですが、これだけ飼育技術が発達した現在でも最難関と言われているそうです。最近はぼちぼち成虫までは行けるとは聞くものの、それでも大型個体が出せない所から何かしら飼育方法にまだ足りない物があるようです。

 

飼育難易度と合わせて生息地のインドが生物保護に力を入れて採集規制をしているので新規の標本も得られず、たまにインドの国境地帯のアルナーチャル・プラデーシュ からの個体は見かけますが、大型個体の標本はずいぶん高くなってしまいましたね。(ミャンマーの方には亜種コラシがいますがそちらは持っていません。)

蝶でいうとクリシュナ(タカネクジャクアゲハ)とかシボリアゲハとかの欲しいインドの昆虫の標本があるのですが、こちらもずいぶんと高くなってしまって入手できないでいます。

 

こうなるだろうとかつての私はせめてカンターだけでもと頑張っていたのでした。

 

上で紹介した標本は当時、別の在庫の個体を買おうとして問い合わせたら売れてしまっており、がっかりした所をお店の方のご厚意で別の標本を出して頂いて入手した物となります。

おおざっぱに顎の太さで色々と見た目が変わりますが、お店の方も特筆するくらいの顎の太さと曲がり方でこれぞカンター!といった体形に一目惚れして即断で購入。その後追加で入手した標本もあるものの、結局これを越える個体は手に入らず、私のカンター収集の締めくくりとなりました。

 

結構集めたので色々個体変異も楽しめるかもしれませんが、やっぱり細顎個体よりか太顎個体ですね。いや、細くてスラっとした体形が好きな方もいるかもしれませんし、あくまで個人の意見として(というか細顎の方は展脚のやる気が無い…。)

 

そして次は大型カブトムシ。

しかし、こちらは当時私は全く手を出しておりませんでしたので、最近になって苦労しながら集め始めた物になります。

 

大型カブトと言えばやっぱりヘラクレスですよね。

色々と亜種がいますが、私はスタンダードなリッキー(右:Dynastes hercules lichyi)とヘラクレス・ヘラクレス(左:Dynastes hercules hercules)しか持っていません。両方150mmくらいですが、野外品だと大型の部類ですね。

 

一応野外品ですけどどうなんでしょうかね。私は語れるほどの知識もありませんので何とも言えませんが、どんな収集にも付き纏う問題として標本の真贋ですね。

 

ヘラクレス・ヘラクレスも生息地のグアドループ諸島で持ち出し規制さておりますので、現在、国内で見られる生き虫は累代飼育を続けている個体になります(ここら辺は輸入許可の時系列や、どのくらい国内に持ち込みがされたのかはちょっと分かりません。)

カンターミヤマと違い飼育で大型個体も羽化させることができますので、ヘラクレスの野外品と言われる標本の何割かは飼育品も混じっているのではという話ですね。

 

知識が無いのでこれ以上話してもあやふやになってしまいますが、高額になる野外品の大型個体の標本はやはりラベルや由来のしっかりした物を入手した方がいいとは思います。

しかし、色々難しい事は言っても純粋にこのカッコ良さと重量感の魅力は野外、飼育、問わず子供から大人まで魅了し続ける昆虫でありますよね。

私もヘラクレスやゾウカブトといった大型カブトの標本を入手してその魅力に今更ながら気が付きましたが、大きすぎるというのも困りもので今ある標本箱だと厚さが足らずに入りませんでした。いずれ標本箱を新調してカブト箱を作らなければ。

 

という事で個人的にメジャーだと思う大型昆虫の話をしてみました。本当はこの後に大型カミキリとかマイナーな大型昆虫の話も書こうかと思ったのですが、記事が長くなりそうですのでまた時間ができた時にでも書きたいと思います。

 

来月はAWもありますし、そろそろコインの記事も書きたいですので

今回はこんな所で。