AWの出品も見れるようになりましたね…。

今回は出品数はやや少ないものの、手が届きそうな結構良い物が出品されていますので古代コイン収集の方は色々考えている方も多いのではないでしょうか。

 

後は、また勘の良い方は言いたい事もあるかもしれませんが、私も悩んだ末に恥を忍んで出しているとしての出品の件に付いては色々と理由がありまして。

前回のオークションで結構まとまった予算が入りましたので、どうしても諦めきれない物の再挑戦での入れ替出品とでも思って頂ければと。

他の理由としての詳しい事はオークションが終わった後に書きたいと思いますので、とりあえず出品しているコインで興味ある方はご一考を。

 

さて、そろそろ何か古代の記事を書こうと思いまして、たまには古代を収集する方の為になる事でも書こうかと思います。

今回のAWでも沢山出品されているアテネのテトラドラクマ、フクロウ銀貨の話をひとつ。

 

以前に記事を書いた移行タイプのフクロウ銀貨の話で描き忘れていた件で、こちらのスラブにはコレクション表記がありまして、"Parliament Collection"(議事堂コレクション?とでもいった感じですかね。)

 

ちょっと調べてみたら、どうも2015年頃に発見された退蔵コイン群に付けられた名称のようでした。名前からすると議事堂(ブーレウテリオン)や神殿から発掘されたようにも読めますが、ちょっと調べきれずにここら辺は良く分かりません。

しかし、古代ギリシアでは建造時の奉納としてコインを基礎に埋めたり、神殿は金庫としての役割もありましたので発掘調査でコインが見つかるのはそれ程珍しい事ではないですし、当たらずとも遠からずかもしれません。

 

コレクション表記と共にパルテノン神殿のカラーラベルのこちらのスラブですが、eBayでもまだ結構在庫を見かけますし、このコインが退蔵されたであろう時代の、後期移行タイプ~スタンダードなクラシックのフクロウ銀貨でコレクション表記スラブに興味がある方は探してみるのも良いのではないでしょうか。

 

そして、退蔵コインを調べている時に見つけた気になる話として、たまに読んでいる海外のコイン情報サイトである「COINWEEK」のアテネのフクロウ銀貨に関する記事。

どうも2018年頃から、おそらくトルコの退蔵コイン貯蔵庫から見つかったとされる30,000枚(!)ものフクロウ銀貨が市場に流入した事により価格が下がってきたという内容。

 

 

現在のトルコがあるアナトリア半島は、古代にはエーゲ海沿岸部の都市がデロス同盟傘下でありましたのでフクロウ銀貨も流通していた事でしょうが、数万枚単位とは凄まじい数ですね。

純粋に作られた数としては、後のアレクサンドロス大王やそれに続くヘレニズム時代の貨幣鋳造までは最多の鋳造量だったであろう事が伺えます。(ただし発掘された古代コインですのでコレクションに耐えるグレードの物はその内の数割ではないかなとは思います。)

 

確かに私もこの頃に初めてフクロウ銀貨を買おうと思っていたのですが、VFグレードでも10万を超える物も多くてあれこれ悩んで何とかAUグレードを入手した記憶があります。

結局その後はご存じのようにAWや国内ショップでも洪水のようにフクロウが出てきて価格も落ち着いて入手しやすくなりましたよね。

お陰で私もMSグレードを入手出来ましたし、上昇傾向の古代とコインとしてはありがたい状況に感謝です。

 

という事で、国内にかなりの数が入っているであろうフクロウ銀貨。

今回のAWでも移行期~クラシックスタイル、さらにニュースタイルまでと、古代としては沢山の出品がありますので、興味がある方は入手しやすくなったこの機会に是非というお話でした。

 

ではこんな所で。