先週は今年2回目となる酒蔵見学へ行って来ました。
ご一緒したメンバーは銀座こころん女将のYASUKOさん、料理長イガちゃん、相方(遂に今回は参加!)、そして私の4名。
東京駅から新幹線で先ずは宇都宮駅へ。
宇都宮からはJR烏山線に乗り、終点の烏山駅まで行きます。
東京にも烏山はありますが、栃木県の烏山駅には初めての下車。
蔵元さんは駅から歩いて15分程。
見えてきました!「島崎酒造」です。
近くに来たらお米を蒸す甘い香りが・・・今月には酒蔵祭りもあるのですね~。
大きな杉玉。こちらは中で蔵のお酒も販売していますよ。
二回のお部屋で社長とご挨拶をし、早速造りの見学へ。
出来上がったばかりの蒸米をほぐしている真っ最中。
蒸米はここから麹室へ運ばれていきます。
こちらは精米歩合60%の蒸米。
こちらは精米歩合50%。
10%で大分違いがありますね。蒸米と聞くともっと柔らかいイメージですが、
粒はしっかり形を保ったままでべったりとしてはいません。
ここが麹室。外は寒くてもここの気温は35度。
麹菌の独特の香りが漂ってきます。
こちらは一階部分。酒母はいつもは二階のタンクで仕込みをするのですが、
今年は例年に無いくらい冷え込んでしまい、酒母がなかなか発酵出来ないという事態に!
少しでも温度の高い一階に移動して仕込みを行っていました。
日本酒造りに於いて暑いは大敵なので冷却する為の設備は整っていますが、
タンクの温度を上げる設備は無いですよねえ・・・と仰る社長。
大寒波も酒造りにとっては障害に。
お酒を造るのって本当に大変です。
こちらは品評会用の斗瓶取りのお酒。
こちらは普通酒を仕込む大きいタンク。
昔はお酒の種類もそう多くなく、兎に角大量に同じものを仕込む日々。
それが今は酒米の違いや酵母違い、搾りの違い、火入れ等々・・・
種類が増えることにより、大きいタンクよりは小振りのタンクが必要になってきていると。
作り手さんも多くの作業知識が必要になりますが、若手の社員さん達は初めからこの状況で酒造りに携わるので、抵抗も無くそのまま受け入れているそうです。
蔵の作業を見学した後はこちらの看板でもある洞窟見学へ。
社長運転の車で案内していただきました。
実は、この洞窟は天然の物では無いのです。
この写真の説明通り、第二次世界大戦で戦車を製造する為に建造された地下工場です。
最新の掘削機も無い時代。人力で、当時中学生だった社長のお父様は掘った後の土を運び出す作業をされていたと。
ふと、あの洞窟どうなってるの?からのきっかけからここを使うことになったそう。
洞窟から先はまた長いので次回に。
おまけ