八合目前で = ダチ公は欠けて
富士登山日記 その6
立ち塞がる溶岩の崖がさらに急になる。
ここで使いたいのが「手袋」。
無くてもいいけど、あった方がいいよ。
手を怪我したら大変だしね。
ってことで手袋装着。
軍手よりは厚手で通気性のあるやつがいいよ。
ホームセンターやワークマンで売ってるヤツで十分。
すると、ここで友人が「あれ?ない?あれ?ない?ホテルではあったのに!」って言い出してね。
安くてもわざわざこの為に買った新品の手袋。
10分くらいあちこち探したんだけど結局見つからず…
恐らくジャンパー脱いでしまった時が怪しいって…
ってそれ六合目あたりの話ー!
戻るにのはリスクたけー!
ハイリスクハイリターン!!
友人諦めて、めっちゃテンション下がったまんま手袋無しので岩場登山再開。
やっと溶岩の崖を抜けると再びジグザグ砂利道。
すると今度は…
「うわっ!やっちまった!」って叫んだのよ!
手袋してないから手でも切ったのかと思ったんだけど…
どーやら、足の筋やっちまったらしいのさ。
段差の縁を補強する為の木の部分を跨ぐときに、思ってた以上の段差だったんで、思い切り足伸ばし過ぎて筋やったらしい…。
結構な悶絶顔。
本人的になんとか登れるみたいだが、体力的問題ではないのにそれ以上にペースダウンしてしまったのねー。
普段こういうおっちょこちょい&やらかしキャラって俺の役目なんだけどねーwww
話によると富士山みたいな長い登山には、この手の段差は無理せず小幅の方がいいんだってさー。
ま、なっちまったもんは仕方ないわね。
普段の運動不足の上に正直寝不足が続いてたみたいだからさ。
行けるトコまで行けばいいからね。
でも!ここで思い出してください!
我々のルールを!
そうです!
自分のペースで!なんです!
ワタクシはワタクシのペースで、親友は親友のペースで。行くルールなんです!
とりあえず自分のペースで先に進み、友人が追いついたら少し休んでまた歩いてました。
が…
友人が追いつくまでに俺は休憩とれてるけど、友人にはその休憩時間が短い訳じゃない?
3分で追いついてたのが5分になり10分になりで…
勾配もきついからどんどん離れてく…
先に八合目着いた時に下を見ると…
結構下にいるー!!
こりゃ待つなーと思い、電波が入るので八合目のデッキからLINEで状況を聞くと…
「俺のことは気にするな!あとはお前のペースで登れ!俺は何がなんでも頂上行くから!上で待ってろ!」
ってドラマのセリフみたいな返答がwww
コレには俺も…
素直に受け取りましたーーーwww
友人を見捨てる訳じゃないけど自分のペースで一人登ることにしましたー!
コレぞ旧友ならではの割り切りー。
すると、薄情にもペースが上がるぅ。
コレだったのかー!自分のペースってのはー!って思うくらいスイスイ行けちゃいますw
ガンガン登ります!
そしたら…
俺も膝やっちまいました…
長時間の登山で数年前の古傷の右膝が悲鳴上げ始めました…
てかランナー膝ってやつかな?
にしても、こりゃ親友見捨てた罰だな…。
調子乗った罰だな…。
でも!九合目までは後わずか!
その先は十号目!てかもう頂上!
自分のペースで騙し騙し登ります!
その7に続く!
ライフイズビューリホー!
七合目 = なかなかね
富士登山日記 その5
御来光を背にじっくりゆっくり。
六合目から七合目まではしっかり舗装されたジグザグ砂利道を登ります。
マジジグザグ。
思ってる以上にジグザグ。
それが結構な急勾配。
ひとつジグるとひと休み、ひとつザグるとひと休みなペース。
♪ジグザグ〜♪って水谷豊の歌が出るくらいの余裕あるペース。
にしても、明るくなってからずっと見えてくる七合目の山小屋連。
目で見る感じだと後ちょっと登ればすぐ!って感じるんだけど全然着かないwww
見てる風景もほぼ同じで、狐にばかされてグルグルしてる感あるのよ。
1時間ほどジグザグして山小屋まであと一歩って所で富士山特有の立ち塞がる初めての溶岩の岩肌からなる崖。
鎖の手すりや、登りやすい方向など矢印が出てる。
けど、コレが結構キツい。
この辺から登山客のペースが落ちるんだろーね。
前の人達との距離が少しずつ詰まってくるのね。
他人のペースに巻き込まれてくるのね。
さらにツアーの人達ペースだと行列になってるから変な所で立ち止まるんでモヤモヤしちゃうのよねー。
てか、俺らの前にこんなに人いたんだ!ってなるのね。
コロナ前や週末はもっと人がいるっつーんだから恐るべし富士山だよね。
俺らの前に修験僧のような格好した人達が連なって登ってたんだけどさ。
そしてたまにブゥオォ〜〜ブゥォォ〜とホラ貝を吹いてるの。
なんだ?富士登山する為にわざわざこういう衣装着て登るイベントツアーとかかな?とか思ってたんだけど。
(たまたま昨日知ったんだけど)どーやらこの日(8月26日)は「吉田の火祭り」ってのがあってその為にわざわざ登ってホラ貝を吹いてたみたい。
吉田の火祭りって日本三奇祭らしーよ。
なるほどどーりでこの日だけホテル料金高かった訳だね。
違ってたらゴメンなさいねー。
溶岩の崖を登って七合目の山小屋デッキでひと休み。
ここまでで約2時間。
なかなかの疲労感。
もうひと休みてか、ふた休みだね。
いや、みつ休みしてここでパワー補給に梅おにぎりとカロリーメイト。
気圧の関係で袋パンパンwww
隣で女の子が持ってきたポテチが膨らんでるの見て喜んでました。
結構ポテチ持ってきてる人いたんだけど理由はコレだったのね。
皆いろんな楽しみ持ってきてるんだねー♪
ひとつくらい違う楽しみ持ってくるのも気が紛れていいのかもねー。
長めの休憩ですっかりリフレッシュ。
充電完了!
次なる8合目を目指して出発しまーす!!
が…
その6に続く!
ライフイズビューリホー!
ご来光 = のろくとも
富士登山日記 その4
六合目を過ぎたあたりから、坂が急になってきて路面も歩きづらくなってきます。
そして見渡せば少しずつ空も白やんでて、視界が少しづつあらわに。
あんなにあった草木も大分減って、てかほぼ無くなくなり、上を見上げれば目指す山頂と、テレビなんかでよく見てた山小屋の明かりも見えてきて、あぁ高い所…いや、富士山に登ってるんだなぁ〜って実感が湧いてきます♪
しかし標高は2500mはゆうに越えてるわけで、50歳手前の不摂生おじさん二人…
すぐに息が切れるwww
ひと月前に登った標高341m栃木の太平山とは比にならん。
25年…いや30年前に来たかったーwww
この息切れで思い出したんだけど、実はワタクシは初富士登山なんだが、親友は3度目。
とはいえ25年も前の話なのでほぼ変わらんといってもいいんだけど、経験者は経験者。
登る前から決めていたことがありました。
それは…
自分のペースで登ること。
と言うのも…
やっぱり早く登りたい気持ちの方が勝っちゃうらしいのよね。
でもって自分よりも年齢が上の人や女性に抜かされると気持ちが焦っちゃうのよね。
後から登ってくる人たちのヘッドライトが近づいてくると気が急いてくるのよね。
ペースが知らんまに狂っちゃうらしいのよね。
大会じゃないんだから抜かれても気にしないのが鉄則。
なんてったてアイドル…ではなくて富士山!
先は長いのよ!
まだまだあるのよ!
JRの富士登山ガイドマップで見たら登頂までは6時間10分って書いてあるから!
まだあと5時間近くは登るんだから!
さらに、一人ならともかく複数だと仲良く行こう!なんて取り決めはどんどん薄れてくからね!
自分のペースが狂うとイライラモヤモヤしだすのが人間ってもんだからね。
3人で登った経験ある後輩から少し険悪なムードで登山したって話、聞いてたし。
俺らはじっくりゆっくり登んべ!
俺らは8時間計算で登んべ!
俺らは自分は自分のペースで登んべ!
と、栃木弁で決めてましたw
そんなルールの下じっくりゆっくり休み休み登ってたら…
どんどん空が明るくなってきて…
七合目の山小屋デッキ付近でと思っていた…
ご来光はずっと下で拝むことに〜www
とはいえ、すでに雲のずっと上!
てかあれだけ不安だったお天気も嘘のように晴れてます!
茜色にそまる空に太陽が雲海から顔出してます!
我々もすでにジャケットも脱いでます!
めちゃくちゃキレー!
最&高!
御来光万歳!
晴れ男万歳!
富士山万歳!
天気も味方してるー♪
前途は明るーい!
さぁ、このままゆっくりじっくり上を目指します!
と思いきや…
その5に続く!!!
ライフイズビューリホー!





