TTR・K沼 8/3
増水および原因不明のオイル流入で、波乱含みのTTR。それらをものともせず、前回のメンバーが誰一人欠けることなく集結した。救いは曇りの予報か。
駐車場で、釣魂さんよりおにぎりが配られる。こ、これはもしやルシファー様の・・・?
「ええ、今朝。粗熱は取ってあります」
おいしゅうございました。特に梅干しのが。群馬は和歌山に負けないほどの梅干し産地だそうですね。
また、漬物を表面にちりばめたのも珍しく、かつおいしかったです。
早朝より恐れ入りますです。
m(_ _ )m
やがて四艇が湖上に浮かぶ。
ここで印屋さんから大福の差し入れが!
はるさん「これまで食べた中で最高です!」
全く同感。
前回いただいたお団子は、そのひたすらな柔らかさに驚かされたが、大福の皮にはむしろ腰を感じた。
しっかりと歯を押し返してくるのだけれど、程よいところでいさぎよく切れる噛みごたえの愉しさよ。
さて。
私の中には四か所エリアがあって、今回はそのうちのひとつ、桟橋をやり切ろうと決めていた。
もしここを離れて、第二、第三、あるいは第四エリアに移動することは、すなわち敗北を意味する。そこまで肝に銘じていた。
オイルは、流出河口に張り巡らされたフェンスに少し名残がある程度で、周辺の水色は7月よりむしろいい。予報に反して天候は晴れ。そうなればなったで、バスは間違いなく桟橋下のシェードにサスペンドしている。
ここに居るバスを、釣る。

主として、ソルティコアチューブのノーシンカーと、各ウエイトのラバージグをローテーションした。
四時間後、北にバウを向けた。振り返ると、やはりこれが今日の釣りの終わった瞬間だった。
弁天、北の水門、それぞれ無反応。どちらも表層にベイトがたくさん群れいてた。
遠くに釣魂さんが見える。やや沖目に淡々とロングキャストを繰り返している。釣魂さんぐらい、ダブルハンドのオーバーヘッドキャストが似合うバサーを知らない。
残りの2時間を多々良川に費やすべく、河口からさかのぼっていく。
いくつかのカーブを曲がったところではるさんと出くわす。
「どうですか?」
「釣れました!」
なんと、はるさんは今まさにバスをキャッチしたところだった。
体高があり、サイズ以上の威容を誇る魚体!
おめでとうございます!
この場に居合わせることができた幸運に感謝。
これまで苦闘をともにしてきたので、私もすっかり浮かれて夢中でシャッターを切りまくった。激タフの中、お見事としか言いようがない一尾だ。
3時前、撤収。
みんな消耗していたが、一方すがすがしくもあった。
2013夏の、TTRチャレンジ限定コラボは、はるさんのビッグバスがひとまずのピリオドとなった。
二日とも厳しい日であったことは間違いないが、どこか男友達だけで遊んだ夏休みを思い起こさせる、不思議な愉悦に満ちていた。
このあとK沼へ練習に行くと言う私に、なんとみなさんお付き合いいただいた。
何か一つ学んで帰りたかったのだけれど、少々根性が足りなかった模様。
最終戦はまだまだ先とはいえ、全く手ごたえを感じることができなかった。ただ、ここでもブレない釣魂さんのスタイルに、気づきと言うか、ヒントのようなものをいただいた。
帰宅して、印屋さんに持たせていただいたお土産のわらび餅を家族でいただく。
「せっかくだから黒蜜があればよかったね」などと言いながら一個含むと、これは黒糖入り? これまで私は透明なやつしか食べた事がなく、こういうわらび餅は初めてだ。
もうひと箱開けようとすると、「もったいないから明日!」と叱責を受けた。
口の中でひと噛み、ふた噛みしていると、あっという間にとろけて喉をすべり落ちていく。そのはかない口どけの良さは快感ですらあった。「団子以上に自信がある」という弁にもうなずける。(何者?)
TTRには、正直「負けた~」という感じ。ここまでの敗北感は津久井湖以来だろうか。
いずれ再々挑戦を果たし、何としても一匹、必ず、絶対に掴みたい。私の中でTTRの黄金バスはすでに、かつて開高さんがアマゾンで対峙したドラドのような存在と化している。
バイオマスターXT、引退
読むべき本がたまっているのにもかかわらず、ついひっぱり出してしまうのが「フィッシュ・オン」。
中学以来、何度読み返したか分からない。
巨匠を文章で賛美するのはどうにもおこがましいが、おびただしい博識に裏打ちされた文体は華麗のひとこと。それでいて常にユーモアを忘れず、人を見る目が温かい。
「字は病いや毒から分泌される。そして、人を病ませ、毒する」
今回刺さった一文だ。
さて。
ブローニング・サイラフレックスのリビルドは、ようやくブランクを丸ハダカにするところにまで行き着いた。
ハダカもハダカ、結果的に塗装も剥いでしまったのである。
スレッド痕をこそげ落としているうちに、ふと気づいたら、「これ・・・塗装も一緒に剥がれてるやん!」
もともとブリスターだらけで浮き気味だった塗膜が相当弱っていたようだ。こうなったら全部剥がすしかない・・・
とはいえ、これもなかなか大変な作業だった。ハサミの刃を使うのだが、最初は力加減が分からず、おっかなびっくりやるものだから、遅々として進まない。慣れてくるにしたがい、刃の当て角がキモと分かる。そうなると、ブランクをかすめるかかすめないかのところをハサミが走り、面白いように塗装が剥がれていく。
バットとベリーにカッコいいロゴが入っていて、これはもったいないので、そのまま残すことにした。
ここまで来たらグリップだけはやってしまいたくなった。
リールをセットして位置決めをすると、バランサー込みでリアグリップは25㎝。あるディープクランキンロッドのスペックが頭にあったのだが、計ったように一緒になった。
こんなふうにロッドをいじったりしていると、今まであまり気にならなかったことが気になり始めたりする。
ノースフォーク・コンポジットのブランクなどもそのひとつで、キスラーが使っていることはだいぶ前から知っていたのだが、国内プロダクツの正体が分からなかった。
先日スティングレイさんからご教授いただいたのをきっかけに、いろいろ見ていたら、強烈に作りたくなってきた。何といっても、自作すれば、塚本さんのJカスタム2.0・TCRが半額で仕上がりそうなのだ。
しかし、さらによくよく見ていると、Jカスタムのブランクは、ノースフォークのクランク用ブランクのラインナップとは異なるものらしい。つまり、TCRは、完成品を買うしかないということになる。ショック・・・
まあ、クランキンロッドばっかり何本作れば気が済むのかという話だが。
ちなみに前述の「あるロッド」とは、Jカスタム2.0のディープ版、PCRである。
今週末、TTRへの再チャレンジとなる。
せっかくなので、K沼での夕練を兼ねたいと考えている。そのためにも、是非とも黄金バス(もちろん緑でも構わない)を、首尾よく掴みたいところだ。
ちなみにK沼に関しては、ネット上の露出による弊害が顕著との話を釣魂さんより伺い、このような表現とした。実は当ブログでも、不思議と上位の検索ワードなのだ。
KBSの最終戦はまだ先で、いわゆるプラという意味合いは薄い。それでも、あの人ごみに慣れておくだけでも意味があるのではないだろうか。
初戦はキッカーに救われたが、本来はキーパーを揃えるというのが基本戦略だった。それは次回も変わらない。行けないなりに、あれこれ考えを巡らせる中で、メインタックルは徐々に刷新されていった。そしてついに、長年連れ添ってきた95バイオXT2000を引退させることにした。
02バイオ、バイオMg、あるいはトーナメントSやルビアスなんかも使ってきたのだが、最後に残ったのはなぜかこの一台だった。
トラブルレスで、いまだ回転はなめらかそのもの。ただ残念なことに、昔使っていたインスパイア・スーパースピットファイヤのグリップに合わせてリールフットを削っているのだが、それが今のロッドにフィットしないのである。
スピニングリールの世界は、ベイト以上に階級社会だ。
ベアリング数はもちろんのこと、ギアの材質、ボディ素材等、厳然とした差がグレード間にはある。しばらく離れていたが、軽量化というキーワードが加わり、ますますすごいことになっているようだ。
それでもやっぱりここに行き着く。
11バイオ。95からは遥かなる進化を遂げているのだろうけど、一番気に入っているのは金属ボディならではの脚線美。
間に合わせの道具立てで臨んだ初戦。最終戦まであまり機会がないが、今回はしっかり信頼関係を築いて臨みたい。
TTR症候群
このところ、元ちとせをよく聴いている。目を閉じると、ぎゅう詰めの通勤電車内でも海が見える。これ本当。
それとは別に、朽ちた桟橋や延々と続く葦なんかが見えることがあって、これはTTR症候群と思われる。前回の惨敗から、多々良の事ばかり考えているのである。これがひそやかな楽しみであることは言うまでもない。
なるべく前回と同じような条件、つまりは満水期の夏のうちに是非とも釣りたい。そのためにも撃つ釣りの備えをしっかりとしておく必要があると感じている。巻きの釣りを封印してでも、と言うと聞こえがいいが、要は総力戦で臨むということに他ならない。MTOは手段を選んでなどいられないのだ。しかし、あれこれ手を広げる事によって、さらに魚を遠ざけているという説もある。
近年はワームの釣りをあまりしなくなったが、RR630MHだけは手放さないと決めている。これは非の打ちどころのないピッチングロッドなのだけれど、より喰わせ寄りのライトラバージグとか、1/8ozテキサスになると630Mに軍配が上がる。しかしこちらは残念なことに、もう手元に無い。
ロードランナーを使うようになって12年。それまでのロッド遍歴には完全に終止符が打たれたが、それでも一部については相変わらず流動的、つまりは売ったり買ったりを繰り返している。釣り以上に釣り道具が好きな私だが、一方で醒めたところもあり、必要とあらばあっさり資金源と割り切ってしまう。だからこんな後悔も少なからず、ある。
今年手に入れた超レア物・560STBスーパーテクニカル、試しにメタマグをセットしてみたらとてつもなく軽快なコンビとなった。ちょっとベリーが弱すぎる気もするが、とりあえずこれに12ポンドフロロを入れて、ハンツの3.5gとかを使ってみようか。
630MHには、最後の一台となり、売り物用として保管していたガンメタを載せる。これがやけに重く感じられ、慣れの恐ろしさを知った。やむなく抜いてあったバランサーを三枚すべて装着、こちらは16ポンドとする。通常サイズのラバージグのほかに、ヒミツ兵器を用意した。隠す意味はまったく無いので即時公開するが、林さんのイカとも言うべき、ソルティー・コアチューブである。
敬服する釣り師にファットイカの達人がいらっしゃって、かねてその釣りを真似てみたいと思っていた。実際イカも購入したのだが、自分で見つけた感のあるベイトの方が、強い思い入れを持って使えるような気がしている。
ケイテックの製品は昔から好きで、一見シンプルなこのチューブも、こまやかな工夫が施された、実に林さんらしい逸品だ。
TTRとは無関係だが、今日、ブローニング・サイラフレックスのリビルド用パーツを発注した。諸事情で見送ることも考えたが、ぎりぎりショップのセール期間に間に合わせた形。
ブローニングの解体は、最後のパイプシート剥離に手こずっていたが、モンジ―さんのアドバイスで無事取り除くことができた。
じっくりじっくりアイロンで熱し、やけどしないようにタオルで掴んでシートをひねる。びくともしないが、再び熱し、力いっぱいシートをひねる。もう、この方法しかないのだと信じ、ひたすらこれを繰り返していると、「ずるり」とシートが回った。その瞬間の喜びったら!
これだけ苦労もしたので、作業を先に進めたかった。
で、どうせ買うならセール期間中に、とういうわけで。本当はラミグラス用のパーツもまとめて注文したらお得だったのだが、先立つものが・・・
もともと付いていたガイドのスレッド跡が残るので、このロッドに関してルックスに期待するところは無い。必要最小限のパーツで組み上げた姿は、コスメどころかアバタだらけのすっぴんといった感じになるのだろう。
まだ確定はしていないが、晩夏のウィードレイクに行くことになったら絶対に持っていきたい竿。(山中湖の記憶がよみがえって、にんまり・・・)
いくつかの工程に苦手意識が強く、ビルディングが好きなのか嫌いなのか自身よく分からないが、頑張ってそれまでに仕上げたいと考えている。
漠然とながらそんな計画もあるので、なおさら次のTTRではお題を達成したいところだ。



