中国、米国抜いて世界最大のCO2排出国 オランダ報告 | 特亜祭り

中国、米国抜いて世界最大のCO2排出国 オランダ報告

2007.06.21
Web posted at: 11:38 JST
- AP

北京(AP) 中国の二酸化炭素排出量が米国を抜いて世界最大になったとする報告を、オランダの研究機関がまとめた。石炭の大量消費とセメント生産の増大が背景にあるとしている。


オランダの独立系組織「環境アセスメント機関」が19日に公表した報告によると、中国は昨年、二酸化炭素62億トンを排出。米国の58億トンを8%上回った。05年は、米国の排出量が中国より2%多かった。


中国では、エネルギー需要の約3分の2を石炭でまかなっているほか、世界のセメントの44%を生産している。こうしたことが、二酸化炭素排出量の増加につながっているとしている。米国も、発電量の約半分を石炭に頼っている。


環境アセスメント機関は「中国の工業生産の急速な伸びと、発展の早さを示す結果となった」と話している。


今回の報告は、英BP社がまとめた各国の石油消費データ(07年版)や、米地学調査機関が出したセメント生産に関するデータ(06年版)などをもとにしている。